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スキーを通して読み解く東アジア

こんばんは。テツジンです。
暑い日々が続いていますので、たまには涼しく感じていただける話題を届けたいと思います。
今回、スキーを話題にしてみます。


スキーの語源は、ノルウェー語のシー(Ski)で、古代北欧語で割られた木を意味するシース(Skith)に由来します。

文献資料を調べてみますと
スキーの発祥としては、紀元前2500年頃から積雪期に交通手段、あるいは狩人が獲物を追って雪の山野を移動する手段と推定されていて、古代のスキーと思われるものが北欧をはじめとしてシベリア、中国、朝鮮半島、樺太など広範囲で発見されています。


日本におけるスキーの伝来は、1911年(明治44年)1月12日、オーストリアのテオドア・エドラア・フォン・レルヒ (Theodor Edler von Lerch 1869年-1945年)という方が、
新潟県中頸城郡高田町(現・上越市)において、日本人に初めてスキーの指導を行ったことが、日本における本格的なスキー普及の第一歩とされ、かつ日本におけるスキー発祥と言われています。


この歴史にちなんで、2003年、1月12日を「スキーの日」と制定されました。今までの現場調査と国際交流の経験から、スキーを通して地域と地域を結びつける可能性があるのではないかと考えています。

北海道には、ニセコエリアのスキー場や星野リゾートトマムスキー場をはじめとする日本が誇るスキー資源が非常に豊富です。
また、わたしの故郷の黒竜江省には、中国で群を抜いて知名度が高い亜布力スキー場があります。
亜布力とは、昨日紹介したように、私がゲートボールと出会った場所です。

        「観光資源」も「平和資源」です!

一日もはやくコロナ禍が終息することを切に願っています。
普段の日常に戻り、旅の再開、さまざまな交流の再開も願っています。

今までのさまざまな国際交流に思いを馳せながら、スキーを通しての地域間交流の可能性についての探求も続けていきます。

参考文献
・須田力編著『雪国の生活と身体活動』北海道大学出版会、2006年。
・中浦皓至「日本スキーの発祥前史についての文献的研究」『北海道大学大学院教育学研究科紀要』第84号、2001年、85-106頁。
・日本政府観光局(JNTO)公式ホームページ
https://www.japan.travel/jp/
https://www.japan.travel/snow/cn/

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