見出し画像

港(port)を/から読む(5)函館港を通して

ご訪問ありがとうございます。

本日、「港(port)を/から読む」シリーズ5として、函館港について紹介します。

6月24-25、家族旅行で函館に行ってきました。

泊まったホテルがすぐ函館港の近くあったので、散歩がてら何度も見学しました。

吉田秀樹+みなと研究会『港の日本史』祥伝社新書、2018年。

観光庁と北海道開発局の公式ホームページに沿い、函館港の概要と沿革について紹介します。

観光庁と北海道開発局の公式ホームページに沿い、函館港の概要と沿革について紹介します。

函館港は、北海道の南西部渡島半島の南端に位置し、太平洋と日本海を結ぶ津軽海峡に面した、天然の良港である。同港は室町時代前期頃から本州の商船が利用しており、その後、安政6年(1859年)修好条約の締結により、横浜・長崎とともに我が国最初の外国貿易港として開港して以来、海の玄関口として本州との連絡など、流通拠点として発展した港湾である。


 函館港の位置する函館市は道南地域の中核都市として重要な役割を担っており、函館市の特色を活かした函館国際水産・海洋都市構想を掲げ、平成26年の弁天地区の岸壁(-6.5メートル)の一部完成に伴い、函館市国際水産・海洋総合研究センターが開業した。また、流通の円滑化を図るため整備を進めていた臨港道路が平成28年度に全線開通となった。



港町ふ頭では、平成14年に供用された港町ふ頭-14メートル岸壁に引き続き、平成16年には-12メートル岸壁も供用され、韓国釜山港とのコンテナ定期航路が開設された(平成17年5月)。さらに函館港は、災害時における緊急物資輸送拠点としての機能強化を図るため、平成28年に北ふ頭地区の耐震強化岸壁の完成と共に、函館市で港湾BCPを作成した。また、中心市街地の活性化に寄与する大型クルーズ船受入環境整備のため、平成30年に若松地区-10.0メートル岸壁を暫定供用させるなど、地震等への対応や、豊かな観光資源を生かした国際観光都市と一体となったみなとづくりの展開を推進している。

北海道開発局の公式ホームページ


函館港の沿革

安政元年 神奈川条約に関わる薪水供給港に指定
安政6年 日米修好条約に関わる外国貿易港に指定
明治40年 第二種重要港湾の指定
明治41年 青函連絡船開設(「比羅夫丸」就航)
昭和25年 植物防疫法に基づく輸入港に指定(大正13年開設)
昭和26年 重要港湾の指定(1月19日) 港湾運送事業法の適用を受ける 出入国管理令に基づく出入国港の指定 検疫法に基づく検疫港の指定
昭和28年 函館市が管理者になる 港湾区域設定
昭和29年 関税法に基づく開港の指定(安政6年運上所開設)
昭和39年 函館~大間に道南海運(現在の東日本フェリー)フェリー航路開設
昭和42年 函館~青森に道南海運(現在の東日本フェリー)フェリー航路開設
昭和47年 函館~青森に道南自動車フェリー航路開設 函館~青森に共栄運輸フェリー航路開設 函館~青森に北日本海運フェリー航路開設
昭和49年 万代地区(万代ふ頭)-10.0メートル岸壁供用開始 
昭和56年 湾岸道路着工(現地は昭和58年着工)
昭和63年 青函トンネル開通 青函連絡船廃止
平成2年 函館シーポートプラザ ピアマーケットオープン(民都市)
平成3年 メモリアルシップ摩周丸港湾文化交流施設(民活法) 
平成9年 湾岸道路第一工区(ともえ大橋)開通 函館~青森間フェリー航路(東日本フェリー)に超高速フェリー「ゆにこん」就航
平成12年 函館~青森間フェリー航路(東日本フェリー)の超高速フェリー「ゆにこん」運航中止
平成14年 港町地区(港町ふ頭)-14.0メートル岸壁供用開始
平成15年 函館国際貿易センター開設
平成16年 港町地区(港町ふ頭)-12.0メートル岸壁供用開始
平成17年 外貨コンテナ定期航路(韓国・中国)開設 港町地区(港町ふ頭)コンテナヤード供用開始 函館~釜山コンテナ定期航路開設
平成20年 函館~青森(高速船)(在来船)、函館~大間:東日本フェリー(株)航路休止
平成21年 開港150周年を迎え、様々なイベントを開催
平成24年 北海道みなとオアシス登録(名称:みなとオアシス「函館」)
平成26年 北ふ頭地区耐震強化岸壁暫定供用開始 弁天地区船だまり-6.5メートル岸壁供用開始 函館市国際水産・海洋総合研究センター供用開始
平成28年 湾岸道路第二工区開通(湾岸道路全線開通) 北ふ頭地区耐震強化岸壁完成
平成30年 若松地区-10.0メートル岸壁暫定供用開始

北海道開発局の公式ホームページ


函館港は、幕末から明治時代にかけて、対外貿易の門戸として開かれた五港の一つです。五港とは、横浜・神戸・長崎・新潟・函館の称です。現段階、新潟港と函館港を訪ねました。残りの3つも機会を見て訪ねたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?