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サザンオールスターズを通して読み解く東アジア

こんにちは。テツジンです。
昨日、SMAPについて紹介しました。
その流れで、音楽に関わる方々を数回に分けて紹介していきたいと思います。
今日、サザンオールスターズ(主に桑田佳祐)について紹介します。

暑い日々ですね。
思わず「真夏の果実」を思い出します。

調べてみますと、この曲は1990年にリリースされ、40年間も歌い継がれていますね。
そして、この曲は、中華圏で四大天王の1人で、「歌神」と呼ばれるジャッキー・チュン(張学友)にリカバーされて、「真夏的果实」という曲名で、中華圏でも大ヒットし、今でも歌い継がれています。
つまり、「真夏の果実」は、越境の歌です。
サザンオールスターズのその他の曲も、中国語にリカバーされたものが多い!


サザンオールスターズ(桑田佳祐)のファンとして、この数年間、関連書籍や資料を集めて読み漁ってきました。

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そこで、一つの事実が浮かび上がりました。
桑田佳祐の父親である桑田久司(くわた ひさし 1927 -2004)さんは、戦前、「満蒙開拓移民」として中国東北地域(旧「満洲」)の大連に移住し、戦後、引揚げてきました。


桑田佳祐は、父親のために「流れる雲を追いかけて」を作詞・作曲しました。「満蒙開拓移民」について、今後のブログでも言及することもあります。ご関心のある方は、文末の参考情報で確認願います。

大連駅

  上野駅がモデルになっている大連駅(1937年完成、筆者撮影)

2019年8月、出張のため中国に行った際に大連寄る機会を得ました。
その際、桑田佳祐の父親のような日本人移民が、かつて暮らしたエリアを散策しました。


その時、「流れる雲を追いかけて」が思い浮かべました。
桑田佳祐が作詞・作曲した数多くの曲のなかには、「平和の琉歌」や「平和の鐘が鳴る」など、平和を訴える曲もあります。


サザンオールスターズ/桑田佳祐を探求する旅を続けます。続編は適宜の時に、また報告します。

参考情報
・サザンオールスターズ Official Site
https://southernallstars.jp/mob/titl/tracShw.php?site=SASJP&ima=4739&aff=ROBO004&cd=A903502201
・サザンオールスターズ紹介の中国語サイト
https://baike.baidu.com/item/%E5%8D%97%E6%96%B9%E4%B9%8B%E6%98%9F/9193068
・満蒙開拓平和記念館
https://www.manmoukinenkan.com/
・桑田佳祐『ロックの子』講談社文庫、1987年。


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