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中国語における外来語について

ご訪問ありがとうございます。本日、中国語における外来語について考えてみたいと思います。中国では外国から入ってきた物事に対し、「洋」という文字をつけて呼んでいた時期がありました。

例えば、「洋火」(yáng huǒ、マッチ)、「洋车」(yáng chē、人力車)、「洋酒」(yáng jiǔ、西洋のお酒)などあります。

時期がくだって、外国の言葉をそのまま取り入れるようになりました。その方法は、「音訳したもの」と「音訳に類名を加えたもの」の二つに大別されます。

一つ目は「音訳したもの」で、そのまま漢字にあてたものです。

例えば、「咖啡」(kāfēi、コーヒー)、「可口可乐」(kěkǒu kělè、コカ・コーラ)、「巧克力」(qiǎokèlì、チョコレート)といったものが挙げられます。

二つ目は「音訳に類名を加えたもの」です。                               原語を音訳して、さらに意味を示す中国語をその後に付け加えたものです。

例えば、「啤酒」(píjiǔ、ビール)のように、「啤」は「beer」の発音を示す漢字で、その後に類名を表す「酒」という漢字を付け加え、物事の所属や種類を分かりやすくしています。その他に、「保龄球」(bǎolíng qiú、ボーリング)、「高尔夫球」(gāo’ěrfūqiú、ゴルフ)、「咖哩饭」(gā lǐ fàn、カレーライス)といった類である。それぞれ前の文字はもともとの言語の発音で、最後の一文字はその所属する分類を表しています。

本日は、特に「咖哩饭」に注目にして頂きたい。

新宿中村屋のカレーライス
新宿中村屋ビル


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