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地名についての断想:「谷」が付く地名をめぐって
ご訪問ありがとうございます。本日、「谷」が付く地名をめぐって考えてみたいと思います。余談の話ですが、先週、長男の大学受験のため、東京に行ってきました。
東京に行く度に、「谷」が付く地名が多いことだと気づきました。たとえば、四谷、渋谷、市ヶ谷、日比谷、千駄ヶ谷、世田谷、鶯谷などなど。
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なぜ、東京で「谷」が付く地名が多いのか、調べてみました。大阪高低差学会代表の新之介氏によれば、東京は「谷の町」、大阪は「州(しま)の町」です。
地形図を見ると、東京の地形は武蔵野台地と低地に大きく分かれ、台地の上は比較的平らで谷が数多くある。谷をよく見ると、さらに細かく樹枝状に地形が刻まれているのがわかるだろう。この独特の地形は、関東ローム層という火山灰が厚く堆積した地質が要因のひとつで、風雨による浸食の影響でこのような複雑な地形になったと考えられている。東京はまさに「谷の町」と言えるだろう。(中略)それに比べて大阪の地形はかなり平坦だ。大阪市内の地名を調べると、最も多い漢字は「島」である。中之島、堂島、福島、都島、桜島、四貫島、酉島、歌島、御幣島、加島など上げだすとキリがない。それと同じくらい多いのが「田」だ。梅田、芝田、野田、角田町、寺田町、田川、大和田など。さらに、「川」「堀」「橋」「浜」「津」など水辺に関わる地名が多いのも特徴であろう。
5月、さっぽろ自由学校「遊」の市民公開講座では、大阪について報告することになりました。「州(しま)の町」について、調べてみたいと思います。地名を通して「地域」を読み解くこともできると思います。
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