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ニッポン魅力発見の旅:新宿中村屋のカレーを追う旅

ご訪問ありがとうございます。今回も2月末に東京でフィールドワークしたことについて書きます。

今回は、新宿中村屋について書きます。

余談の話ですが、2021年5月からさっぽろ自由学校「遊」で市民公開講座を月に1回のペースで行なっています。

2022年度後期の講座で、東京について紹介する予定ですので、

ブログでは、その準備も兼ねて書き進めていきます。

2月26日、念願した新宿中村屋を訪ねました。

新宿中村屋ビル

新宿中村屋の創業者は、相馬愛蔵・黒光夫妻です。新宿中村屋公式ホームページを参考して、新宿中村屋の歴史を辿ってみましょう。

中村屋は“新宿中村屋”として、新宿の地で百有余年の歴史を刻んでまいりました。創業は1901(明治34)年。東京・本郷の東京帝国大学(現 東京大学)正門前にあった「中村屋パン」を居抜きで買い取り、店名もそのままにして始まりました。

中村屋は1907(明治40)年に支店を新宿に出店。そしてその売り上げ好調を見て、1909(明治42)年に本店を新宿の現在地に移転します。それにより中村屋の経営は新しい局面を迎えました。製造場所が広くなり、売り上げの平準化を図り経営の効率を上げるため、和菓子の製造販売を計画します。パン屋の和菓子をお客さまに評価していただくため「材料の精選」に徹する必要があると考えた愛蔵は、まず初めに上等のもち米を使った賃餅を廉価で売り出します。その策が功を奏し、お客さまから中村屋の商品は「材料を精選した優良品である」ことが認められ、和菓子の販売は軌道に乗りました。


中村屋と言えば、インドカレーと連想する方が多いと思います。私もその一人です。今回中村屋を訪ねる一つの目的は、本番のインドカレーライスを食べることです。

マンナ中村屋のメニュー(裏)


中村屋のカレーライス


マンナ中村屋のメニュー(表)


1915年、インド独立運動の志士ラス・ビハリ・ボースが日本に亡命し、創業者の相馬愛蔵・黒光夫妻に匿われます。その際、ボースは相馬夫妻に心を込めて祖国のカリーをふるまいました。その美味しさが「純印度式カりー」の始まりです。相馬夫妻の長女俊子は、ボースの逃亡生活を支え、後に二人は結婚。俊子と深い絆で結ばれたボースが伝えたカリーは「恋と革命の味」として、今に伝わっています。

1927年6月12日、中村屋が日本で初めて純印度式カレーを発売したことに因み、中村屋では、6月12日が恋と革命のインドカリーの日となりました。

参考ホームページ

・新宿中村屋公式ホームページ


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