2021.07.16 関東甲信越完全制覇(最終夜)①「大山観光電鉄 大山ケーブルカー(大山鋼索線)」 たっちい@鉄道談話倶楽部 2021年7月19日 01:40 「大山」......関西というか西日本の人間なら「だいせん」と読んでしまいそうですが、こちらは「おおやま」。丹沢大山国定公園に属する、神奈川県有数の観光地のひとつであり、日本三百名山や関東百名山のひとつでもあります。大山ケーブルカーは、江戸時代から庶民の信仰を集めた「大山講」で賑わった「大山阿夫利(おおやまあふり)神社」への参詣の便を図るために建設されました。延長 0.8 km、高低差 278 m、最急勾配 477 ‰。戦時中は不要不急路線として廃止され、1965年に復活した歴史を持ちます。現在は、小田急グループの大山観光電鉄が運営しています。その流れで、現在の車両は小田急ロマンスカーVSE・MSEや、箱根登山鉄道のアレグラ号のデザインを手がけた岡部憲明により設計されたもの。ドーム状の屋根や大きな窓、外装のストライプ、細かいところでは「OYAMA CABLE」のレタリングも、ロマンスカーの意匠を踏襲しています。約50年使い込んだ車両の後がまということを含みに入れても、小田急がこのケーブルカーを重視していることがわかります。訪れたのは月曜の朝。しかし発車直前には、私以外に10名以上の乗客がいました。山登りというのは軽装っぽいので、おそらく大山阿夫利神社への参詣客(大山講 または 大山詣り)でしょう。折り返しは、私一人で貸し切り状態でした。そして、麓の大山ケーブル駅までは、伊勢原駅からの神奈中バスで30分ほどの「大山ケーブル」バス停から「徒歩15分」......と公式ホームページにはありますが、両側に土産物屋や旅館が並ぶ参詣道「こま参道」の階段は362段。健脚でならした方なら楽勝でしょうが、そうでない方にはかなりの苦行です。乗りつぶしで訪れる皆さまは、登りも下りも、時間の余裕を見ておかれることをお勧めいたします。 #動画 #ライブ配信 #前面展望 #関東甲信越完全制覇 #大山ケーブル この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート