元UFC王者が、コロナウィルス攻撃に失敗したホームレスのゾンビ女に、強烈な前蹴りをお見舞い

この東スポテイストあふれるタイトルは、実はMMA Maniaに掲載された記事タイトルの直訳である。


まあ、思わず何かなとは思ってしまうよね。以下、ことの顛末。

サンタモニカ大通りで犬に散歩をさせていたルーク・ロックホールドは、バス停のベンチに腰掛ける怪しい女に気がついた。

「ひどい身なりの女性だった。ホームレスか何かだと思う。それに、おそらく覚醒剤でも使っているのか、表情がぶっ飛んでいて、顔には血か何かがべったりと付いていた。全く心ここにあらずといった様子だったんだ。その女性はオレの姿を認めるとキッと見上げたかと思うと、すぐに目をそらした。それでオレは、歩道の反対側の端を歩いて通り過ぎようとしたんだ」

「ところが女に近づいた時、女が突然立ち上がってゾンビか何かのようにこちらに向かって走ってきたんだよ。これには驚いた。それでもオレは知らん顔をして犬を連れてその場を立ち去ろうとした。ところがこの女は走り寄ってくると、5メートルくらいのところでカーッとタンを吐くかのようにのどを鳴らしたんだ。オレを脅かそうとしているのか、何か病気をうつそうとしているかのようだった。訳が分からなかったが、さっさと立ち去らないと、と思った」

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「そうしたら、これは本当に一瞬の出来事だったんだけど、女がオレにめがけて実際にタンを発射したんだよ。『何だお前!』と思って、オレがその刹那に思わず強烈な前蹴りを出した。すると女のタンが空中に舞いあがり、そのまま地面に落ちた。まるで吸血鬼が太陽にやられるように、そのタンは地面でブルブル震えていたよ」

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「とにかく一瞬の出来事だった。女も自分のしていることが分かっていなかったのだろうと思う。ドラッグで訳が分からなくなっていたんだろう。女はこちらを見上げると、立ち上がってまた走り寄ってきたんだ。口につばを貯めているのが分かった。そこでオレは女のボディのど真ん中に、蹴りを入れてやったんだ」

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「考える間もなかった。ツバはまたしても空中を舞って、倒れた女の身体の上に落ちていた。オレは、『ああ、こんなおかしなことがあったというのに、ツバもかけられていないし、幸い女に触られてもいない。本当によかった』と思って、その場を立ち去ったんだ」

ちなみにロックホールドは前回の試合で負けた後、引退を示唆しつつも、去就について明言はしていない。




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