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ブックカバーチャレンジ7日目に思ったことをすこし

ブックカバーチャレンジが友人から回ってきて7日目、最終日。                                instagramにだとちょっと文字数が多いのでnoteに書き留めることにしました。本のカバーをアップするだけでいいはずの企画ですが、 自分にとってはその本に対しての思い出や思い入れを書くことに意味があるので。                   

北アイルランドで陶芸家として活動する、デレク・ウィルソンから譲り受けた作品集。写真が1枚しか掲載できない?ようなので、本ではなく最近のデレクの作品を。                 彼との出会いは8年前くらい前でしょうか。 ロンドンで活動されている敬愛する陶芸家、舘林香織さんに紹介頂いたことがきっかけでした。                    それから、お二人とも、どんどん魅力的な作品になって素晴らしい。                    そしてイギリスには、まだ日本に紹介されていない素晴らしい作家がまだまだ多いと思います。 ここ10年、プライベートでの自身の興味の対象は、コンテンポラリーセラミックに移行しているので、更にそう感じるのかもしれません。                                 作品の価値観について思うことですが、日本だと古くは利休の価値観、また最近だと生活工芸などの文脈があり、 器は生活の中で使うことが前提とされていますが、 イギリスでは、使うこと以外に眺めて楽しむなどのコレクション文化があリます。それはミドルクラス以上の生活に余裕がある方でないと無理かもしれませんが、アートとしてしっかり認知されているからだと思います。 また、 語弊があるように聞こえるかもしれませんが、 イギリスの作家の作品の価格が高いのではなく、日本の作家の作品は、作品のクオリティの割には安すぎると思います。 だから、高くすべきだと言うことではなく、社会や文化構造の違いや、そのコンテクスト(文脈)も関係していると思います。 昨今クラフトの世界は、ロエベクラフトアワードや、エドムンド・ドゥ・ヴァールが大英博物館で展示を行うなど、ますます大きな広がりを見せています。 自分自身、 正直お金があるわけではないですが、気にいったらまず所有する、 そして、 使ってみることで、 そこから見える世界もあると思いますし、その行為が同時代に活動する作家に対しての敬意だと思います。 そんなことを思いながらブックカバーチャレンジの7日目終了です。


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