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夫目線からの出産レポート その3

6月14日

今日の写真は2012年の6月頃の写真。サマートレーニング中で、物凄い青空が印象的で写真撮っておいた。


やはり焼肉に陣痛を起こす効果は無かった。

こうなったら次はオロナミンだな。

そんなことはどうでも良い。当初は本陣痛が始まってからすぐに仕事を切り上げて、妻を病院に、という計画ではあったけれど、「もういつでも生まれて良い」と言われたら話が違う。いつそうなってもおかしくないということで、木曜日から私は仕事のお休みをいただいていた。

しかしながらこれまで木・金・土と来るべきもの、来て欲しいものが来ない。妻によると、張りは強くはなっているけれど数分毎に来るものではないし、本陣痛とは言えないようだ。もういつでもと言われて以来、それが来ないことに、日を追うごとにお互いのストレスレベルが上がっていくように感じる。

そこで二人ともお互いに何か話し合うわけでもなく、自然に日曜日からは普通の生活に戻ろう、という流れになった。


そしてこの日曜日。

朝起きて、朝食、コーヒー飲んで出勤。

日曜日は私は基本的に午前しかご予約を受けていない。

セッション終了後、私も少しトレーニング。木曜日から自重でしか身体を動かしていない…気持ち悪い。というわけでシンプルにBIG 3をちょいインターバル短めに。

毎週日曜日、仕事から帰って行くのは近所の自然食品を扱うショップ。これまたいつもの日曜日のルーティーン。お気に入りのパンを購入。この日はそれにつけるピーナツバターも購入。アメリカ生活時代を思い出すなぁ。なんてことを話しながら、今日のランチどうする?

妻「やっぱり前から話してたとんかつじゃない?」

テ「よし、とんかつだ」

というわけでこう見えてもガッツリ揚げ物大好きな二人で向かうは近所のとんかつ屋さん。

ただいつもの日曜日とは様子が違う。

車の混み方が半端じゃない。

いやぁ、あそこからここまで移動するのにこんなに時間かかるかね?いつもは数分で着くところが、30分以上かかった。そしてようやく辿り着いた駐車場も「満車」の表示。

こうなったら一旦家に帰って、歩いて行く??くらいの状態だったけど、なんとか場所見つけて、駐車。さぁ、とんかつ食べるべ。


妻「ん?アレ??」

テ「??」


妻「破水したかも(冷静)

テ「は!?え?!(超動揺)」



妻「とりあえず入ってトイレ行ってくるね(超冷静)」

テ「お、おぅ。そうだね。チェックしよう。(動揺を隠す)」

チェック後

妻「んー、分かんない。でもそうかもしれない。とりあえずとんかつ屋さんをチェックしよう。」

テ「いや、多分そうだって。ってとんかつ食べるん?(病院行った方がいいのでは)」

とんかつ屋を見ると、ここも長蛇の列。

これは流石に並ぶわけにはいかない。ただお腹はペコペコである。そこで無添加のお弁当を売っているところで、サクサクっと昼食を購入し、帰宅。

帰宅後、改めてチェックしてみても、どう考えても妊娠期によくあると聞く尿もれではない。ちなみにこの妊娠期間中、それは一度たりとも無し。妻の骨盤底筋は最強。

それを考慮しても、これは破水だろう。

しかしこの前の「赤ちゃん元気ないかもしれない。でも実は爆睡してただけ騒動」もあり、妻自身は自身の判断にいまいち自信を持てないようだったが、これは病院問い合わせ案件だろう。

案の定、問い合わせるとすぐに来てください、とのこと。もし破水なら即入院ということだが、前回のリハーサルもありスムースに入院準備完了。

さぁ、あとは2.5km離れた病院に行くのみ。


ちなみに私たちがお世話になっている病院は(こう言っちゃうと何処かバレちゃうけど、まぁ良いっしょ)、県下でもかなり大きなモールのすぐ近くに位置している。そのモールには以前買い忘れたものがあった時に、運動がてらちょろっと走って買いに行ったこともあるくらいの距離感。

ただ、このモール。普段はめちゃくちゃお客さんが多い。週末には本当にすごいことになるので、普段日曜日には近寄らないようにしている。

そしてこの日、日曜とは言えこんなに混んでることある???ってくらい病院に向かう道路がめちゃくちゃ混んでいた。おそらくコロコロの間、ずっと営業をしていなかったので、その反動だろうか。それにしてもこの混み方は記憶にない。3キロ弱の道程が、どのルートを見ても真っ赤である。

病院は目の前に見える。しかしなかなか辿り着くことができない。

普段空いている時なら5分と掛からず着くはずが、電話をしてから2時間、ようやく辿り着いた。途中、あまりに時間がかかりすぎるので、警察呼んでエスコートしてもらおうかと思ったくらい。本気で。


そしてやっと着いたはいいけれど、コロコロのせいで私は産科病棟の前までは一緒に行けるけれど、その後は出産後一週間の退院の時まで、妻にも生まれくる子どもにも直接会うことはできない。

病棟の前の椅子で待機。破水かどうかのチェックはすぐに終わった。

やはりそうだった。そして予想していた通りそのまま入院。


その時がいよいよ目の前に。


続くよ

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