Lobby Legends Spring Championship を振り返って
どうもテスラです。今回は5月28-29日にかけて開催されたLobby Legends Spring Championshipに出場したので本番を振り返ってみたいと思います。
この場を借りて応援してくださった方にはありがとうございますと伝えたいです。自分のプレイ改善に大いに役立った勉強会でお話ししてくれた方々には特に。
ここからは本番中に自分が考えていたこととかを書いていきたいと思いますが、映像とかはないので断片的な情報になってしまうことを許してください。
※あと面倒なのでですます調をここからやめます。
Lobby Legends 本番振り返り
とりあえず一戦ずつ思い出せる範囲で考えていたことと反省を書いていきたいと思う。
一日目(8人卓3戦でポイント上位4人を目指す戦い)
一戦目:ノズドルム、シャダウォック、カートラス、ガフ
(登場種族:獣、悪魔、ドラゴン、メカ、キルボア)
シャダとの択、ナーガ海賊banで序盤ヒロパをあまりうまく使えないと判断してノズピック。本番の数日前に梁瀬(@ydbqm)さんとお話する機会があり、ノズドルムの評価が変わったのも大きかった。特段強い動きができるわけではないが、現在の環境はグレード2で強いコマをピック出来ることが大きく順位に影響するため、その時間帯にリロールをすることができるのは悪くはないという結論に。結果的にグレード4まではそこそこのコマを取りライフを保ち、運よくアップビートのデュオが二体見えたのでトリプルを組みながらグレ5に。二週目のデュオのターンに光牙ドラッカリのセットがみえ、エネミーリーパーをもっていたことから構成決定。配信をよくみるとわかるが、エネミーリーパーとウーサーをもっていて酒場にモジュールがあるのにウーサーをエネミーリーパーにあてるミスをしている。ラダーでもほぼやったことのない金光牙光牙要塞金ドラッカリ構成で一位。
二戦目:スキャブス、フィンレー、キャリエル、ラカニッシュ
(登場種族:悪魔、マーロック、ナーガ、海賊、アンデッド)
一戦目一位で7ptを所持しており、基本的には3戦で12.5ptで通過できるため後二戦で5.5ptを取ればいい状況。グレ一コイン系が二種類いたためスキャブス優先ピック。想定通りグレ1ミニオンを重ねて3発見と5発見をしたが、いいミニオンを拾えず上を目指すことを断念。ban的にアンデッドを組んでいる人がいなければ毒の通りがよく、ベースギルがみえたのでそこから毒にシフトするつもりで動いた。卓のレノが明らかにやばい動きをしており海賊表記だったのもある。海賊がいるbanはターン9,10あたりで化け物サイズが飛んでくることが珍しくないので、毒の意識を高くしておくと負けても打点が少なくなる。これは練習会で学んだことだ。残り7人の状況で一番当たりたくなかったレノに当たった。ここでとんでもないミスをしてしまう。サイズが足りてない枠を毒で埋めるために呪文錬成が見えてない状態でハリセンボアをピック。残り4gで呪文錬成取れたらいいなと思ってリロールするが取れず。ハリセンボアを手札に抱えたまま戦闘へ。するとなんと金ベースギルからハリセンボアが。うん?あれ?リロイとオペラゲッパーが出るはずなのに。はい、やらかしました。このミスがなかったら当たり方次第では引き分けがあったように見えた。結局無理なあたり方だったのでまあええかとなった。←良くない。4567同時落ち。
三戦目:カートラス、ラカニッシュ、エドウィン、ガリーウィックス
(登場種族:ドラゴン、メカ、マーロック、ナーガ、キルボア)
この時点で9.5ptを所持。概ね5位に入れば通過できる算段。グレードをあげなくてもそこまで酒場が強くなくてもある程度盤面を作れることからひどい負け方はしづらいカートラスを選択。メカに行ければなおいい。5gにフルート奏者とタフタスクのペアが見え、フルート奏者のバフ先としてアタックの高いタフタスクをフリーズ。そこからキルボアとメカでそこそこの盤面を作りつつ、徐々に毒よせで打点軽減を狙う意識。とにかく序盤でライフを多く残せたおかげで4位。
総括
合計13.5ptで通過。
酒場がかみ合っていて、対戦相手のあたり順もよかった。一戦目で一位を取れたおかげでその後のプランがたてやすかった。細かいミスは何回もした自覚があるが、もともと細かいミスは割とする方なので気にせずプレイできたのはよかった。大きなところはハリセンボアのところ。
二日目(8人で20ptでチェック状態、20pt所持した状態で一位を取った人が優勝、その時点でのptで順位が決まる)
一戦目:ガリーウィックス、ブルカン、メカーノ、オズマット
(登場種族:エレメンタル、マーロック、メカ、アンデッド、ドラゴン)
エレマロドラいて一戦目でできるだけ大きくポイントを稼ぎたい気持ちでガリーピック。メカがいるのでブルカンとの択だったが、個人的にあまりいい思い出がないので避けた。序盤はコイン系のミニオンをそれなりに引けていたが、そこでためたコインを7g8gにうまく盤面に反映させることができるミニオンが引けなかった。9gのターンに盤面にそれなりにアンデッドがいる状況でアヌバラクが見えて、やりたくはないがとりあえずピック。そこから構成のパーツはそこそこみえてきたものの、対面が手数の出るメカだらけでシーンドライも複数回さされ少しずつ打点を削られていった。6発見を3回ほどたたいたがアンデッド関連のミニオンは見えず8位。アヌバラク構成はパワーも低く、パーツがそろうまでに手数に当たると負けまくる上にガリーのヒロパがいきないのでやりたくはなかったが、構成の軸になるカードがそれしかみえなかったのでやった。振り返るとやはりヒーローのピックが良くなかったように感じた。ガリーウィックスは基本的にグレ4を少し厚めに回ってコインをためながら盤面を作りつつ、グレ5にいくことが理想である。グレ5発見をできなかった場合、グレ4でミニオンを買い売りして盤面を作ることができるのは、海賊に支えられる部分が大きい。ドラゴンもスカイフィン等を持っていればストームブリンガーなどと組み合わせて盤面を作れるが少々難易度が高い。凶賊や火薬の運び屋で海賊という種族さえ持っていれば買い売りで盤面が作れるミニオンがいるかどうかは大きい。ガリーを選んだにしろ振り返るともう少しテンポに寄せることができた分岐があったように感じた。構成の方向性が決まったあとは基本的に無駄買いを避けなければならないが、そういう時でも多少その場しのぎになるようなミニオンを買う必要があったと思う。
二戦目:フェイリン、ラファーム、ダヴィッシュ、ジョージ
(登場種族:悪魔、ドラゴン、メカ、海賊、キルボア)
ラファームとの択。グレ4がそこまで悪くないとそのときは思いフェイリンをとったが実際微妙な気がするのでラファームのほうがよかったかもしれない。ヒロパは斥候、モジュール(他はドラゴンアタックバフとストーンボーン)、要塞(他はザップとオメガバスター)。モジュール用にメカを拾っておきたかったけど拾えず、門弟でグレ5をみてウルズ―ルがみえたので若干悪魔寄せ、バトマスで耐えようとしてたらバトマスが重なりタイコンを拾えた。しかし自傷シナジーは金セキュリティのみで特にあげる余裕もないので悪魔を買い売りしつつ耐え。強いとこを避けて運よく3位に滑り込めた。
三戦目:マスターウェン、ピラマッド、マリゴス、ブラン
(登場種族:悪魔、ドラゴン、メカ、ナーガ、アンデッド)
序盤からバズィアル、エリーズ等の強いヒロパを引くことができかなりいいスタート。7g4発見したがアンデッド3種類を提示され、やりたくはないが方向性になるアヌバラクをピック。そこからやたらとパーツが集まって、アヌバラクダブルの状態でゼフリスヒロパがでて6発見マンティッド、アヌバラクフォーセイクンスプリッターまではそろったがバロンが来てなかったためスタッツ系にはアタック不足になることから、早めにスプリッターと相性のいい疫病タイドウォーカーを準備。強いメカに当たらず3.4同時落ちまでいけた。
四戦目:ゲイルウィング、キュレーター、ガラクロンド、イリダン
(登場種族:獣、マーロック、ナーガ、キルボア、アンデッド)
ガラクロンドと少し悩んだ。毎ターン発見ができるガラクロンドは今の環境結構悪くないと感じていて、ゲイルはライフに不安があったからだ。それでもさすがにヒロパの強さを信じてゲイルを選んだ。初手ねっとりで3に強いミニオンが多いので3on3前提で航路3スタート。最初の発見は叩き直し職人と磨きにフィンの択。酒場にはウルフライダーがみえており、他は弱いミニオンが並んでいた。磨きにフィンをとったが、個人的に磨きにフィンをとったときの印象があまり良くなかったので結構迷った。55バフが強いのは当然だが、一体手札に温存しなければならないことと磨きにフィンがほとんど上から踏まれることを考えるとライフはけっこう失うのではないかと思ってしまう。実際このあと微妙に負ける展開が続いた。グレ5にあげる余裕がなかったのでグレ4に滞在して磨きにフィンの隙を無くせて毒にもシフトできるベースギルを探していたが見つからず、ずっと盤面が作れずに8位。結果論になるが、3を回っているときにメタルヘッズをとれて、4に上げた次のターンにジャズるボアがみえたので叩き直しを取っていればと思ってしまった。
五戦目:トグワグル、テス、ワグトグル、ラグナロス
(登場種族:獣、悪魔、ドラゴン、マーロック、キルボア)
ワグトグルと悩んだ。トグワグルは雑に強いミニオンをコイン効率よく購入できるというのが強みだが、今の環境ではそこまで有利には働かないからだ。ワグトグルは3on3をしてもライフが減りづらい強みがあるため悪くはない。ただポイント状況的にかなり厳しい状態だったので1位を狙いやすいと感じたトグワグルをピック。3on3から酒場も悪くない感じで進行。門弟で出たバナナを持った状態でグレ4でラプターがみえたのでそっちに寄せることに。ダブルバナナでラプターが二体、蘇りもついた状態になったところで母熊、オペラベースギル馬のセット狙いでグレ上げ。そこから特に何も拾えない時間が続いた。デュオは拾えたがおけるほどの盤面とライフの余裕がなくなっており、発動ターン直前に捨て。そこで勝てたのはよかったが、将来性を捨てたのでそこから特に伸びずにザップで対策され4位。ここで試合が決まった。
全体総括
全体を通してビッグスタッツで戦うぶんまわりにはなりづらいbanが多かった。海賊、エレメンタルがいなかったり、いても他にコイン効率のいいミニオンが少なかったりすることが多かったからだ。僕自身の構成の好みはビッグスタッツで、手数系の構成は好みではないため経験値が少なく苦手だ。今回はメカの出現頻度が高く、ほとんどの卓でメカが支配的になっていた。これはラダーをそれなりに回していたところからだと想像できないことだった。メカが追加されてから自分がメカ構成を組めたこともそこまで多くなかったため、入り方と育て方があまりわかっていなかったのも問題だったと思う。
配信のアーカイブをみたところ大きな負けがないプレイヤーは8gにグレード3を回ることに躊躇がないように感じた。これはbanと7gまでの展開が大きく関係してそうに思う。ぶん回りのbanは他より早く動いていかないとどこかで大きな打点をくらう可能性が高くなるが、メカが主体となるようなbanは強さに差があっても打点が低くなる。このようなときには8gにグレード3を回ってそのターンのライフを守っていることが重要になっているのかもしれない。また現在のミニオンプールはグレード4のミニオンがそこまで強いわけではない。アップビートのデュオやスクラップ・スクレーパーなどが早期に取れた場合のアドバンテージがとても大きいが、それ以外は構成を伸ばすためにもテンポとしてもあまり強くないものが多い。むしろグレード3でハジキロボやライラック等を拾うことが勝ち筋になったり、お金を使わずに盤面形成が可能なごちそうグールや萌芽の栽培家等を拾うことが重要になっていることがありそうに思えた。ライフと盤面に余裕があればあげて問題ないのだが、レベルの高い卓だとそういう状況は多くないのでそういう引き出しが足りてないように感じた。
細かいミスも致命傷にならないものがほとんどだったが、多すぎてまだまだだと感じさせられた。
感想と今後
ロビレジェは周りがバケモノ級に強い人だらけで、その人たちの配信等見ていると正直自分より圧倒的に格上に感じてしまっていた。実際そこまでその感覚は間違っていないと思う。今のバトグラプレイヤーの実力は本当のトップ層だけがとびぬけていて、その下とは大きな壁があるように感じる。新しいトッププレイヤーはそこまで出てきていないし、出場メンバーをみても長い間トップに居続けている人たちばかりだ。今の制度は出場できる実力がある人をかなり絞っているためこの傾向を加速させると思う(それがいい悪いはさておき)。自分もそれなりに経験を積んだ結果、バトルグラウンドはミニオン等の入れ替わりで環境は変われど、やはり根底にあるスキルがしっかりしている人が勝つゲームでトップ層とのスキル差はかなり大きいと感じるようになっている。
今回の結果に大満足というわけではもちろんないが、2日目に進出できたことは自分にとっては初めてでうれしかった。
今後はロビレジェに出場できるほどラダーをやるか正直分からない。本戦に出場する前は今回で最後のつもりだった。というのもラダーで3か月結果を残すことが自分の実力だとどれほど大変かわかったからだ。レートをあげるバトグラは楽しい面ももちろんあるが、気にしすぎると楽しくなくなっていくのも感じていた。
しかし実際に出場することができ、無名な自分を応援してくれる方もいて、(実際の距離は相当遠いと感じているが)見た目だけの距離で言えばそこまで優勝まで遠くないところまでこれたことでまたチャレンジしたい気持ちもわいてきている。夏のシーズンはすでに厳しいので、秋にやるかどうかはまた改めて決めたいと思う。
おわり
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