選手の笑顔の写真を撮ろう~笑顔を狙うときの5つの注目ポイント
前回は、選手の笑顔の写真を撮るにあたって、練習の時間帯やおすすめのポジショニングについて書きました。
今回は、実際の撮影について具体的に見ていきましょう。
笑顔の写真を撮ろうと思ったとき、狙い方がざっくり2パターンあるかなと思います。それは以下の2つ。
1.目当ての選手を絞って、狙いつづける
2.グラウンドを見渡して、笑顔が出そうな選手をその都度見つけていく
ひとつずつ見ていきましょう。
1.目当ての選手を絞って、狙いつづける
いわゆる「推し」の選手がいたり、その日撮りたい選手がハッキリしている場合はこちらですね。撮影ポジションを決めたらひたすらその選手を追いつづける。自分のいる場所から選手が離れたら、よりよいポジションへの移動も辞さない。笑顔に限らず、その選手のシャッターチャンスを逃さないために、できる限りずっとカメラを向けておく。これは「私にしか撮れない、推しのとっておきの一枚」を撮るにはとても適した方法だと思います。
2.グラウンドを見渡して、笑顔が出そうな選手をその都度見つけていく
特定の選手ではなく、グラウンドで起こっていることを広めの視野で観察して、「なにか面白いことが起こりそう」と感じたところにカメラを向ける方法です。
オレの場合は、基本的に2番でやっています。特に推しの選手がいるわけではないので、練習全体を楽しみながら、その中でシャッターチャンスを常に探している感じです。
ただこの方法は、うまく行けばたくさんの選手の笑顔を撮れますが、ちょっと油断するとあっちもこっちも撮り逃がす、みたいなことになるギャンブル性の高い方法とも言えます。
すべてを撮り漏らさない、なんてことは不可能でしょうが、せっかく撮るならいいシーンをたくさん撮りたいですよね。そのためにはどんなことに気をつければいいでしょう?
笑顔を狙うときの注目ポイント
笑顔を狙うのであれば、以下のポイントに注目してみてください。
1.仲のいい選手同士がいるところに注目する
2.もともと笑顔が多めの選手に注目する
3.取材などで誰かと話している選手に注目する
4.スタンドの知り合いと話している選手に注目する
5.相手チームの選手との挨拶に注目する
ひとつずつ確認していきましょう。
1.仲のいい選手同士がいるところに注目する
仲のいい選手が一緒にいるときは、自然とじゃれ合ったりしていい笑顔が見れることが多いですね。カープの選手でいうと、誠也、野間、龍馬の3人あたりが代表的でしょうか。ブルペン陣だと、ザキ、たける、きょんぺーが練習終わりにベンチに戻るときに楽しそうにしているのをよく見ます。基本的にカープの選手は仲がいいので、何人か一緒にいるときには笑顔が生まれることは多いと思います。
2.もともと笑顔が多めの選手に注目する
一人でいても笑顔が出やすい選手もいますね。カープのニコニコ選手の代表というと、オレ的にはがんちゃんですかね。他にもたくさんいて挙げていくとキリがない感じですが、タナキク、アツ、野間誠也。新加入だとちょのさんも小園も笑顔が多いです。あと移籍したばかりの三好もこの前見てたらむっちゃよく笑ってました。要はみんなよく笑うチームです笑
3.取材などで誰かと話している選手に注目する
ふだんあまり笑わない選手だと、これはけっこうチャンスです。記者さんは、冗談を交えたり褒めたりしながら選手を和ませることが多いので、そういうときに笑顔が生まれます。真面目な話をしていることも多いので取材中ずっとカメラを向けるのはなかなか大変ですが、笑顔を撮りたい選手ならばがんばってみる価値はあるかなと思います。
4.スタンドの知り合いと話している選手に注目する
これ、神宮球場やハマスタではけっこうあります。ズムスタではあまり見ない気がするので、どちらかというと遠征先で久しぶりに会うような人が声をかける傾向があるのかもしれませんね。
5.相手チームの選手との挨拶に注目する
これは、神宮やハマスタだと、試合前にホームチームが守備練習をしていて、ビジター選手がキャッチボールをしに出てきたタイミングで発生することが多いです。ただズムスタは、そういうタイミングがない気がする。球場によって、基本的なスケジュールが少し違うんでしょうね。ちなみにハマスタではキク・誠也と筒香、こーすけと宮崎がわりと定番ですね。神宮だと、うーたんとバレンティンとかね。
ざっくりとですが、このへんを注目しておくと、笑顔の写真は撮りやすいかなと思います。前回の記事と合わせて、「この球場ではこのあと選手はどう動くのかな?」という予測を立てておくと、お目当ての選手の最高の笑顔を逃すことなく自分のカメラに収めることができるかもしれません。
*
野球の写真に関する質問を募集しています。この記事に対するコメントか、以下の「お題箱」で投稿してください。お題箱は匿名で投稿することができます。
また、ここの中の人のツイッターアカウントはこちらです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?