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テゼレッターに使用した全カード解説~Before Wilds of Eldraine



Introduction

最近、テゼレッターに興味を持って下さる方が増えている気がする(強迫的思考)なので、久しぶりに全カード解説行ってみよう!と思います。

何枚あるんだろうね。書く前から怖いね。全文読むのは狂気の沙汰なので、気になる所だけピックアップして読むと良いと思います。

注釈:これは主にマジックオンラインを主戦場とする一デッキユーザーの経験に基づく評価なので、必ずしも正しいものだとは限りません。

最近のサンプルデッキリスト(6/24、MO Legacy League 4-1)


8/4 追記。レガシーリーグで5-0したのでそのリストも貼っておきます。結果からみてもテゼレッターは良いデッキですね(言えるときに声を大にして言え)。

嬉しかった。

8/23追記。またまたレガシーリーグで5-0したのでそのリストも貼っておきます。えへへ・・・。

タッチ白もいいぞ。

Part1 土地

島 Island

1枚は入れたほうが良い。月へのナチュラルカウンター、母聖樹や幽霊街の受けとして優秀。前述のカードが増えるようであれば島(もしくは沼)の追加投入が必要だと思うが、現状のメタゲームならそこまでの必要は無さそう。

Underground Sea

現状、不毛に当たり、金属術の達成に寄与しないというマイナス面が目立つため未投入。とはいえ、テゼレッターというデッキはフェッチ&コレをマナベースに採用する余地があるので、最低でも1枚は入手しておいて欲しい。

地底の大河 Underground River

フェッチを使わないUBカラーでまとめ切るならかなり取り回しの良い土地。3色以上使うなら産業の塔の方が優秀。無色マナが出る点を活かすならば難題の予見者をサイドに投入することも検討できる。

産業の塔 Spire of Industry

3色以上のテゼレッターを使うなら3枚以上の採用を検討したい1枚。ヌルロ下でも自由自在に色マナが出せるメリットはこの土地以外では難しい。軽いアーティファクトorアーティファクト土地がないとキープ基準として厳しい点があるが、デッキ構築の時点からケアしておけば意外とどうにでもなる。

かなーり優秀、たまに虚無

教議会の座席 Seat of Synod

最高の土地。このデッキのコア。オパモとの相性が良いし、アーティファクトカウントを土地で数えられる恩恵は大きい。不毛されるリスクを減らしたいため、他に置ける土地があるならそっちから出そう。

霧霊堂の橋 Mistvault Bridge

パウパー界ではメチャクチャメジャーなカードだけど、レガシー界ではあまりエンカウントしないカード。タップインなのは明確な弱点だけど、それ以外のテキストがあまりに最強すぎるため採用率は高いです。ただし、固め引くとノーガードのターンが多くなってしまうので、2枚採用が限界かなとも思います。最近は不毛を切られることも減ってきました(余談)。

不毛の大地 Wasteland

初見の相手であればケアを200%して来ないため、たまにイージーウィンできて良し。ただ本来の目的である、これが壊したい土地(ポスト&デプス)が減少傾向にあるので現在は2枚採用。3枚でもいいけど、カラースクリューのリスクは極力減らしたいです。

ウルザの物語 Urza's Saga

最強のカード。最近は他にもヤバいカードが色々出たためガードが下がっている感じがします。今が使い時。テゼレッターは言わずもがなアーティファクトがメチャクチャ入っているデッキなので、大抵の場合相手が使うサーガよりもこっちの使うサーガの方が強いのがナイスですね。ペインターやセファブレなど、コンボにもリーチするデッキの次に強く使えていると思っています。

Part 2 生物

機能不全ダニ Haywire Mite

小回りが利き、対同型(含むアーティファクト)デッキに強いカード。相手の対策カードにも刺さるが、ヌルロとストーニーがどうしようもできないので万能とは言い難い1枚。エムリーで使いまわすと相手がアーティファクトデッキだった場合に一方的な展開にできるのいいね。生物だけは飛ばせないのでそこは注意。

エラッタかかってダニにはならなかったね。

セファリッドの幻術師 Cephalid Illusionist

広島の大会で結果を残していたため、セファリッドブレックファストとの併用を試みて採用した一枚。意外とハマりが良く、セファブレコンボ、サーガビート、テゼレットと多様なプレッシャーを相手にかけていけるのは強かった。惜しむらくはオークの弓使いの流行と墓地対策が厚めに取られている現環境のサイド後が辛過ぎて最近は活躍されられていない点。メタゲームが移り変われば、また使いたいと思えるほどにはマッチしていました。

ご覧のNoteはテゼレッターについて言及されています。

オークの弓使い Orcish Bowmaster

思ったより強かったカード。マジで黒が入ってるデッキには100%採用されているのでは?と思うくらい採用率が高い。実際、フラッシュタイミングで除去になりうる2点クロックが出てくるのは強く、重ね引けば強い(対オーク的には特に)し4枚投入がデフォルトくらい強かったです。なので、デッキ的には4枚投入から構築するか、オークが効かない構築にするかの2択になった印象。個人的には後者の方が色々工夫できるし、相手のオーク対策、オーク警戒をスカせるので好きです。

思ったより強かったな、君。

悪意の大梟 Baleful Strix

テゼレッターの生物面のコア、ずっと使ってる要の生物。サリアに続いてオークの弓使いという最悪の敵が出てきてしまったため、サイドアウトされる機会が増えてしまった。ただ、非弓使いデッキにはかなり使えるため、まだまだメイン3~4投入は固いカードです。

金線の打破者、アーミクス Armix, Filigree Thrasher

殴るたびにクソデカマイナス修正を対象に与える制圧者。意外(?)と対デルバーに相性が良く、チャリスX=1+このカードが揃うと返すことがかなり困難になり、そのまま勝てることが多い。ウーロは楽勝で殺せるし、自分はアトラクサまでは除去できたことがある。いずれはエルドラージ3神を打倒してみたい。一つだけ欠点を上げるとすれば、最近流行りのオークの弓使いには綺麗にキャッチされてしまうので、そこのケアは怠らないようにしたい。

新新枠、エッチング、旧枠バージョンがあり、どの枠でも映える奇跡のデザイン。

スコーペク・ロード Skorpekh Lord

ウォーハンマーで追加された、黒を使う大きな理由。自分自身がシングルシンボルの3マナで3/2威迫と最低限のスタッツを持ちつつ、周りのアーティファクト生物に+1/0修正威迫付与をする壊れっぷり。しかも何故か同じマナコストの蘇生持ち。まさにテゼレッターがコンバット面で待ち望んでいたカードでした。惜しむらくはMO未実装なところ。最近はオークの弓使いが出て威迫の通りが悪くなったけど、まだまだ強いと思います。

カッコいいし強い。自分を勝たせてくれるカードだし、そりゃ大好きです。

船殻破り Hullbreacher

オークの弓使いの隆盛してもなお、このカードはこのカードで強いです。ドゥームズデイの対策やコンボデッキが開き直ってブレストを打ってきた場合等、サイドカードから投入する場合はこっちのほうがドローを強力に抑制するので比較してオークより強い場合があります。

敵対工作員 Opposition Agent

名サイドカード。対コンボに刺さりが良く、3点クロックなのも評価高い。ポストや土地単、ドゥームズデイ等、このカードがないと勝率が著しく下がるデッキが多いので、2枚以下にしたことはここ数年無いはず。メタなことを言うとフェッチなんかに刺さるとそのまま勝てることもあるので、動画編集上も神カードです。

疫病を仕組むもの Plague Engineer

元祖エルフの村を焼くもの。対デスタク、セファブレでも役目があるので、結構サイドインする機会が多い。対イニシアチブ戦で他に入れるものがないという理由で渋々サイドいんされたりもする。最近は対オークという役目も与えられたので、サイドカードとしての評価は上がった。

力を欲するもの、スタースクリーム/シーカーの隊長、スタースクリーム
Starscrem, Power Hungry/ Starscream Seeker Leader

色物だと思ってたし、弱いカードだと思ってたけど、あまりにもこのカードで勝てるゲームが頻発するため抜けずにレギュラー化したカード。能力はピーキーだし、統治者を与えた段階で除去されると目も当てられないので、キャストする際は脳をフル回転させて相手のハンドに対抗策があるかどうかを考えてキャストしよう。ただ、あまりにも除去されなければ勝てるカード過ぎるため、誘惑に負けてたまに1、2ターン目に何も考えずギャンブルキャストしたりもします。ただ、相手のデッキがクリーチャーの多いデッキであれば迷わずにサイドから抜きましょう。簡単!最近エオルが出てきたため、統治者システムを使うデッキが増え、ちょっとだけ評価が上がったのは確か。


シェオルドレッド
絶対パンチ通す裏面

戦場軍医、ラチェット Ratchet, Field Medic/救命救急車、ラチェット/Ratchet, Rescue Racer

トランスフォーマーコラボからの刺客その2。試しに使ってみたら5‐0したカード。対フェアへの受けが良く、ゲームの過程で散っていった梟を復帰させられるのは良い。パワーを上げられるカードと相性が良く、影槍、スコーペク・ロード、エーテリウムの達人と組み合わせるとリアニできる範囲が増えて良かった。チャリスを置いていてもMV=1のカードを復帰させられるし、ファクト土地を戻してマナ加速するだけでもナイスな気がする。タフネスが4あって、結構地面のコンバットを受けられるのも良き。チャリス0下でオパモを復帰させる等、赤単プリズン系にもいい働きをしてくれたりする。


白いエムリー


小休止 or とりあえず出しておくモード

エメリアのアルコン Archon of Emeria

レガシー環境が速度を重視した環境であるがゆえに、強いカード。続唱、ストームをシャットアウトできるのは流行への対策として高く評価できる。個人的にこのカードは(レガシースタックスで採用実績があるとはいえ)、墓荒らし等ヴィンテージのカードという印象がある。これが強いということはレガシー環境がヴィンテージ環境へ近づいている、という気がしてならない。


ゴンドールの希望、ボロミア Boromir, Gondor's Hope

ボンバーマンの救世主と話題になったカード。それを聞きつけテゼレッターでも試してみたけど、出たときにアドバンテージは取るし、一回殴れると宇宙なので結構強かった。後続はほぼ必ずヒットするので、ヒットするとクオリティの高いカードをデッキ内に増やして運用するのはかなり強そう。

じゃない方のボロミア、いや、アーティファクトデッキ的にはこちらの方が主役かもしれない。

Part 3 インスタント and ソーサリー

意志の力 Force of will

テゼレッターというデッキは必ずしもWillを採用しなくても良いデッキなのですが、環境に高速なデッキが蔓延っているため、入れたほうが安定しますね。サイド後もカウンターしたいカード(各種置物対策)が増える傾向にあるため、極力サイドアウトしないほうがいいです。

否定の力 Froce of Negation

相手のサイドインカードがフラスターで対処できないor読めない場合に投入するカード。当たり前ですが、アドバンテージを失うカードなので、ウィルと併用する場合のことを考えるとあまり採用したくないカードではあります。だが、入れなくてはいけないときは入れましょう。ロームとかであれば嬉々として打つんですけどね。

金属の叱責 Metallic Rebuke

メインに1~2枚採用しているカード。テゼレッターでは珍しいソフトカウンターカード。青1マナとアンタップ状態のアーティファクト2つがあれば打てるため、かなりケアしづらい=強いカード。おススメ。イラストにテゼレットが描いてあるのもポイント高いですね。

狼狽の嵐 Flusterstorm

溶融を避けたり、早いターンの活性の力をいなしたり、ストームをかわしたり、ドゥームズデイにも強い名サイドカウンター。最低でも2枚は枠を割きたい。最近のメタで少し効きづらくなってる(ヌルロ増えた?)感はあるものの意外と溶融をまだ見るのでまだまだ強い印象。

ハーキルの召喚術 Hurkyl's Recall

相手に使われたら負けるし、サイドインして打てた場合には大抵勝てるカード。自分の盤面に影響がなく、アーティファクトデッキに刺さるテキストなのはグッド。最近流行っているカーンフォージ系の対策としてかなりイケてるので、1枚くらいならスロットを割いてもいいと思います。

羅利骨灰 Tear Asunder

痒いところに手が届くナイスサイドカード。無のロッド、魔力流出、静寂に後出しで対応可能な2マナのカードは中々ない。帰化や解呪と違ってキッカーにより的が広がるのもナイス。意外とキッカーでキャストするタイミングある。

Transmute Artifact

再録禁止の高いカード。最大瞬間風速で2枚入ることがありましたが、最近は出番少なめ。ヘルムヴォイドコンボやソプターコンボ、そして罠橋逃げ切りで勝つためにキャストすることが目的として投入されますが、最近それらを使うことが減ったため。ただ、環境の低速化が起これば出番が増えそうなので1枚は手に入れておいて欲しいカード。

テゼレッターの華。大好きな1枚。

物読み Thoughtcast

みんな大好き1マナ2ドロー。弓使いが出たとはいえ、弓使いを警戒しなければいけない状況より早くキャストできたりもするので、強いは強いです。思考の監視者の方がカードパワーが高いですけど、2マナ軽い所はメリット。盤面にアーティファクトが薄くても撃てるのは、当たり前だけどナイス。

四肢切断 Dismember

アウフ等を殺すカード。高性能な生物で殴られることが増えたので、メインから何かしらの除去は入れたほうが良いと感じ、色々試した結果一番良かった奴です。軽いしマトの範囲が広いのがいいですね。ライフを直接焼いてくるデッキが減ったのも加点要素。

毒の濁流 Toxic Deluge

殴ることを重視した型にしていると、けっこう対面で展開してくれることが多く、アドバンテージをとりやすくなったと感じる1枚。ライフを直接削るスペルが対面のデッキに入っていないことが多くなった昨今、このカードの評価もあがったように感じます。


セヴィンの再利用 Sevinne's Reclamation

白をタッチするなら、必ず1枚は採用したいカード。サーガや梟を戻すムーヴはかなりアドアドしく、フラッシュバックまで行ければ相当気持ちいい。墓地に落ちているカード=相手が優先的に除去したorカウンターしたカードっていうことだから、それが戻せるのは偉いよね、という話ですね。


Part 4 アーティファクト

非生物

水蓮の花びら Lotus Petal

エムリー&ガラクタ類を切った構築にした後でも、盤面のアーティファクトカウントを整えるのに役立つ一枚。使い捨て燃料でもある。かなり取り回しが良いので、2枚採用。これを上手く使ってスタースクリームやテゼレットをキャストするドブンルートがあるのは、このデッキの魅力の一つだと思います。

オパールのモックス Mox Opal

このデッキの速度を支える唯一無二のカード。ただし序盤でハンドに2枚来るとムカつきます。テゼレッターというデッキが現代レガシーの速度に追従できているのはこのカードのおかげなので、3~4枚の採用は必須だと思います。金属術を達成さえできていれば、ペタルのように使い捨て燃料的な運用ができるので、いつダブっても常にムカつくわけではないです。

モックス・ダイアモンド

高額カード。昔はテゼレッターのマナベースを整える根幹のカードだったが、テフェリー、虹色の終焉で安易に処理されるのが嫌すぎて使うのを控えてしまったカード。金属術達成を必要としない、世界のるつぼと相性がいい等、これはこれで良い点があるのでいずれまた使う可能性はあります。お財布に余裕があれば、3枚まで買っておいてもいいかも。

ディミーアの印鑑 Dimir Signet

月避け、UBカラーで採用できるランパン、アーティファクト…と良いことだらけのカードですが、今のレガシーはこれを置く空白ターンを許容してくれなさそうな速度なので採用を見送っています。ゆっくりした環境になったら採用したいですね。

虚空の杯 Chalice of the void

最近、古の墳墓を使うデッキが増えたり、2マナ以上の強いカードが環境に増えた(弓使い、指輪、動く死体)ことにより少し弱くなった感もありますが、まだまだ刺さるデッキが環境に多いので存在感があるカード。ペタルや金属モックスケアorタフネス1の構築物をサーガから出したくないがためにx=0でキャストすることが増えましたね。もしくはx=2以上で置くことも増えたかも。その際は自分のデッキの中で死ぬカードを計算しながら置いていきましょうね。

両替機 Currency Converter

いぶし銀。ハンデスに少し耐性を持たせつつ、このデッキの苦手なハンドクオリティーの向上ができるナイスカード。2/2や宝物をターンさえあれば場に供給し続けられるのもナイス。欲しいハンドが明確になるサイド後にはアウトしやすいカードなのも良いっちゃ良いですね。相手の敵対工作員にパクられるカードナンバーワン、分かるよその気持ち。

オタクカード。フォイルはプロモパックからしか出ないし高い。

影槍 Shadowspear

サーガトークンに装備して殴るのが美しい勝ちパターンのカード。サーガのゴールはよほどのことが無いかぎり、このカードであることがベストです。とはいえ、罠の橋で守る、ソプターコンボを内包する等といった防御に寄せたテゼレッターであれば不採用であっても良いと思います。

こっちのイラストも好き

上天の呪文爆弾 Aether Spellbomb

よほどのことがあった場合、サーガのゴールになるカード。対処しないといけない生物をバウンスしたり、ドローに変えられるのは小回りがかなり効いていて良いですね。相手がサーガデッキであった場合、構築物トークン1枚と交換できるのは良き。

飛行機械の鋳造所 Thopter Foundry

テゼレッターが内包するコンボとしてはかなり有名なコンボのパーツ。とはいえ、最近はレガシーのスピードについていけていない印象も拭えない。ただ、選択肢としては全然アリなので、例えばデルバーやデプスが溢れる環境であれば鋳造所3、弱者の剣2くらいを投入したテゼレッターが強いと思う。

液鋼の塗膜 Liquimetal Coating

今だとカーンの相棒という認識の方が多いと思われるカード。実際そうなのですが、色々と他のカードと組み合わせた小技があるので少しだけ触れておきます。
・自分の非アーティファクトな土地や生物に使うことでウルザの物語のトークンのサイズを1アップすることができる。
・飛行機械の鋳造所等のサクリファイス要員がいれば、不毛の大地の対象となった土地を生贄の材料にすることができる。
・発明の領事、パディームが自分を除去から守ることができるようになる。
・カーンがいる状態でアップキープに相手のPWに起動すれば能力起動を防ぐことができる。
・昔はダク・フェイデンとのコンボが有名だったんじゃ・・・(昔話)
・ダクほどじゃないけど赤黒ダレッティとの組み合わせも強力。

罠の橋 Ensnaring Bridge

今の環境だと、あんまり警戒されておらず、対面で使うデッキともエンカウントしないためそこそこに強いカード。イニシアチブデッキやミンブーを使うコントロールデッキ以外ならかなり強いカードなので、機を見て引きこもるタイプのテゼレッターを使ってみるのも良いかもしれないですね。

Helm of Obedience

虚空の力線とセットで使うコンボパーツ。一応ショーテル等であれば単体で使う余地があるかもしれない。Transmute Artifactからのわからん殺し、今なら意外と発生するかもしれませんね。このコンボはテゼレッターというデッキの中で異なった速度感があるので、いつでも採用の余地があるし、アーティファクトデッキへの風当たりが厳しくなった時の最終手段でもありますね。

Part5 プレインズウォーカー

ボーラスの工作員、テゼレット Tezzeret, Agent of Bolas

自分がレガシーをしている理由の一つ。盤面をちゃんと構築していれば、出したターンの次にはウィンコンディションに持っていけるし、そうじゃなくてもそういった盤面を自分で作れるカード。+から入ることも、-から入ることもあるので、盤面を見つつ、柔軟に対応しよう。-1で相手のアーティファクトを生物化して四肢切断で除去する選択肢を取れること、サーガから出た構築物のパワータフネスを底上げし、ドレスダウンをかわすことができるようになることは覚えておきましょう。
序盤は出番がないため、ウィルの種にしがちだし、リアニメイトとか早いデッキであればもちろんサイドアウトすることもある。ただ、好きなカードなので情けで1枚残しがち。


相棒

策謀家、テゼレット Tezzeret the schemer

電池職人・・・と思わせて、相手が強い生物で殴ってくる環境なので評価が高くなったカード。小マイナスを着地して連打できるのは普通に強い。現時点ではメインに1枚くらいなら採用してもいいと思わせるくらいの評価。相手がまっとうに殴ってくるデッキではない場合はしめやかにサイドアウトしよう。自分にも相手にも生物がいない盤面で着地すると電池を生むことした出来ない悲しいPWでもある。


電池職人とは仮の姿

飢餓の潮流、グリスト Grist, the Hunger Tide

ただの強いPW。3マナで場に出せて、盤面を取ったり、PWを処理することが得意なのが良いですね。意外と生贄に捧げられそうなカードと一緒にキャストできたりするので使い勝手がいいです。発掘や誰も置き去りにしないで墓地から釣りあげられるのはマナ効率が良くて好き。

大いなる創造者、カーン Karn, the great creator

コントロール、コンボに強いPW。積極的に殴ってくるデッキは苦手。相手だけヌルロというチート常在方能力をもつため、割とスマートな指輪への対抗手段として最近評価が上昇したカード。デルバー全盛期に比べると殴るデッキが減り、メタが多様化したこともこのカードにとっては良かったのかもしれない。カーンボードをサイドに取らないといけないので、かなり構築を悩ませるカードでもある。塗膜、トーモッド、ラティスまでは一応取った方が良さそう。それ以上はデッキと相談。

ウルザの後継、カーン Karn, Urza's Scion

これもまた強いカーン。色事故(と月)に強い、構築物orアドバンテージを創造していく。始動が4マナ以降と遅いカードではあるがこれだけで勝てるナイスカードでもあるので、常に採用は検討していきたい。特に赤プリorリセットを使用するコントロール対策としてサイドから仕込むのは結構好き。

Part 6 エンチャント

虚空の力線 Leyline of the Void

リアニメイトデッキ&スパイ&セファブレに効果的なカード。ある意味最強の墓地対策カードですが、後からドローした場合最強にダブつく墓地対策カードでもあります。精神衛生上のことを考えれば、ダク・フェイデンや両替機等ルーティングカードと併用したいですね。個人的には後から引いた後の弱さが好きではなかったので使用を控えていましたが、最近の墓地の活用され具合を見た結果、3~4枚はこれを使うようにしています。霊柩車じゃあ追いつかん・・・。

Outroduction

現状使ってみた各パーツの印象を書いていきました。この印象はずっと変わらないものではないですし、1か月後には全く違うものになっているかもしれません。ただ、全てが無駄ではないと思うので、良いと思ったところだけ参考にしてもらえばなと思います。あと、テゼレッターというデッキは読んでいただいた通り、試せるパーツが多く、また再録禁止が必須ではない(あっても良い)というデッキです。そこに魅力を感じていただけたのであればこれらを書いた甲斐があったと思いますし、嬉しいです。

自分はテゼレッターのプレイ配信や、マジックに関する雑談配信、そして動画投稿を各プラットフォームでやっております。フォローとかチャンネル登録とかしていただけると幸いです。以下リンク

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