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生まれて初めての夢と、母の愛。#7

どうも〜 てるです。


実は僕、明日から約二週間の
自動車免許合宿を新潟で受講する
予定でいたのですが

免許合宿を取りやめて、
自主隔離生活をすることになりました。


これらの決断の流れを
今回はnoteに記録しますね。
安定して長いと思います。

それでは続きをどうぞ〜



ばっちゃんを車に乗せて運転する!


5歳の誕生日に僕が宣言した夢だった。

多分、物心ついてからの
一番昔の夢なんじゃないかなー


ばっちゃんは、母方の祖母のこと。
仕事や家事に忙しい両親に代わって
たまに幼稚園のお迎えに来てくれていた。

優しくて笑顔が素敵なばっちゃんの
運転する車に乗ることが大好きだった僕は、
こんど大きくなったら僕がばっちゃんを
車に乗せてあげるね!
とよく言っていた。


夢は叶わなかった。

高校一年生の冬、ばっちゃんは
僕の手の届く場所にはいなくなった。
身近な人が亡くなる初めての経験だった。


18歳になって、周りの友達が
自動車免許を取り始めた。
僕は、取ろうとは思わなかった。

もうばっちゃんを乗せて走ることはない。
僕には運転は縁のないことだったんだと
気が乗らないことを理由に、放っておいた。


月日は3年以上経って、
昨年の女川生活で免許が無いことの
不便さを知った。札幌でも同じくだった。
同年代が当たり前に運転できることを
羨ましく思った。

そして何より、今後の行き先
直島での生活には車を運転できることは
どう考えても必要だった。


よし、免許取ろう。

重い腰を上げて調べ吟味して
新潟の免許合宿に申し込んだ。
京都、女川、札幌。それぞれでの活動に
区切りをつけたこの4月が
タイミングとして最も相応しいと思った。



予定を狂わせたのは、
今誰もが意識している新型肺炎と
僕の体調だった。

新型肺炎の蔓延を助長する行動に
なりかねないという危険性、
タイミング悪く急性喉頭炎により
喉を痛めた僕が周りを怖がらせるだろう。と
家族からの意見をいただいた。



それでも予定通り動こうとしていた。

咳が出ないように回復させ、
最大限の感染予防に努めてでも
このタイミングでの免許取得が僕には
必要なことだと思った。

Yume Wo Katare Naoshimaのオープンまで
まだ準備が出来ていない、
ゆっくりなどしていられない......


でも、僕の意に反して
母の気持ちはいつになく強く
半ば強制的な手段に出た。

免許合宿を受ける予定の自動車学校に
僕には確認せずに連絡して、
咳がひどい。感染を助長するかも知れない。
それでも責任持って預かるつもりなのか。と
それ以上何を言ったのかは知らないが

もちろんそんなこと言われて
学校側も大丈夫ですとは言えないもので、
危険な状態だったら自粛してほしい。
受講前日に関わらず、キャンセル料もなく
学校側の都合で断ることにする。と


お金よりも時間よりも、
命が何より大切だろう。と母は言った。
そこに何も間違いはなかった。



知らないところで話は進んでいた。

今朝、僕に連絡が来た時点では
最終確認のための返事待ちだった。
それも、はいキャンセルでお願いします。
以外の選択肢は無かった。


久しぶりに僕は、母に恨みを持った。
僕のことを誰よりも愛してくれて
心配してくれることは僕が一番知っていた。

だからこそ、自分が決定することを
剥奪されたことにとても腹が立った。
これが親なんだと悲しさを覚えた。


今朝の母からの電話後に
僕は母に気持ちをぶつけた。

大人気ないのは僕だって分かっていたが、
上手く消化できなかった。


今回の行動を、僕の許容度の低さと
母の行動についてを
後々振り返った時に後悔するような、
悔しい形で残してやろうと思った。


でも、許せなかった。

僕がここで、前向きに自分で
選択を出来ていないことが。
今すぐにでも、ベストを考えて
進めてない自分が許せなかった。

全国のYume Wo Katareメンバーが
ベストを考えて動いていると思うと
自分の行動が情けなく思えた。


自分で選んで進もう。

そう心に決めて母に再度連絡した。


合宿免許はキャンセルにした。
そして、予定していた2週間は
実家に帰らずに隔離生活をすることにした。


ホテル暮らしも案にはあったが、
たまたま来客用に使っていた家が
実家の隣の校区にあったので
僕は今日から一人暮らしを始める。


本を読もう、noteを書こう
これからについて考える時間をとろう。
人に会わないことで、
誰かを救えるかも知れない。

今の僕は、今朝の僕と比べて
見違えるほどに前向きだ。


僕に限らずに、新型肺炎の影響で
予定が狂っている人は多くいて
でも強行して動いている人も少なくない。

みんな生きるために必死なんだ。

店を閉められない
仕事をやめられない
免許合宿はキャンセルできない
旅行は行ってしまいたい

今の状況でも動いている人たちが
悪者にならないように、
その選択に自信持って進めるように
僕は、この選択を前向きに捉えたい。


2週間も時間があるなんて
いったい何年ぶりなんだろう。と
肩の荷を下ろしながらも、
その日を、その瞬間を
僕は前向きに選んで生きていこう。


生まれてから初めて描いた夢は
また追って必ず叶えます。



また気が向いたタイミングで
発信していきますね。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。


ほな、このへんで。

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