がんをめぐる冒険(41)抗がん剤後の年越し

12月26日に抗がん剤の点滴を受けたので、あっという間に年越しでした。
大晦日は叔母の家に行ったものの、おせち料理はほぼ食べれず、12時を回ったら帰宅。

 翌日朝風呂に行ったら、ひどい立ち眩みになり、お風呂から上がって、フロント前のスペースで休憩。すると、近所のおおつきさんが来たので一緒に帰ってもらい、カフェでホットサンドをご馳走になりました。BLTサンドが食べられて、ほっとしました。何か食べても消化しない、また吐き気になるかも、おなかが詰まるかも、と心配すぎたのが、おおつきさんと一緒だったからか安心して食べられた。人と食べるってとても大事だなと思いました。

 そんな元旦にダンス友達のみのりから誘いがあり、近所の温泉に連れて行ってくれるというので横浜へ。4歳の娘と2人で癒してくれました。さらに、私のことを心配して、お世話になっているお寺さんに私のことを相談したそうで、そこのお坊さんは錚々たる会社の方たちが相談に来る知る人ぞ知るお寺。相談にのってくれるお坊さんが見える系の方なのですが、私のことについて「本人もわかっているけど抗がん剤を続けると心が病む、もういらない」と言っていたそう。「やっぱり……」すでに自分でももう無理だと思っていたので答え合わせができた感じでした。

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