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ライカメーターMRとエルマー65mm

2022年2月19日(土)、後輩Af君と松屋銀座で開催されている世界の中古カメラ市に行ってきた。もう20年以上続けている年中行事と化している。

今回は特に探しているものはなく、ノンビリと各店舗の品物をチェックしていった。ミラーレスが普及して、ライカレンズをはじめ、オールドレンズの価格が高騰して久しいが、昨今はフィルムライカのボディも高騰している印象を受けた。コンタックスなどの高級コンパクトフィルムカメラも信じられないよう価格のものが散見される。バルナックライカのボディの価格は落ち着いている印象であるが、M型ライカのボディは結構高騰している。10万円台のボディはあまりない。

自分が銀座のスキヤカメラでライカM3を買ったのは1998年の11月で、この頃はクラシックカメラブームで、M型ライカは高価であった。M4、M5、M6は安いものでも20万円台後半、30万円台であった。M3もシングルストロークは20万円台後半からで、ダブルストロークは10万円台後半からあったが少し程度がいいと20万円以上した。自分は78万番台を19万円で購入した。この頃のクロームメッキは手触りがスベスベで質感は最高だ。のちに118万番台のM4クロームを買ったが、メッキの質が全く違う…。

時代がデジタルになり、ミラーレスで使用できるレンズの価格は高騰したが、ボディは下落した。自分はアカサカカメラで2008年4月にM6ブラッククロームのウェッツラーモデルを17万円、2018年1月にM4クロームを15万円で購入したが、昨今のM型ライカボディ価格を見ていると、また高騰している。これってフィルムカメラブームなのか…。よくわからない…。

松屋を後にして、ライカ銀座店に向かう。

買えないけど、M11を見ておかなければ…。確かに言われているようにM10より軽い…。クロームモデルは真鍮製なので従来通りの重さなのだとか…。ブラックの方が人気だそうだ。それにしてもシャッター音が静かだ。M3のシャッター音が静かだとかマニアの間ではよく言われているが、それより遥かに静かな気がする…。予約してあるスペインバルに向かう。

20:00オーダーストップ、21:00閉店なので17:00に入店する。第6波の最中だが、そこそこお客さんが入っている。まあ、自分達も他人のことは言えないが…。

昨年、後輩Af君が、脳梗塞の快気祝いとしてライカメーターMRを謹呈しようと用意をしてくれたのだが、入手したものの具合が悪く、関東カメラで整備してくれた。整備費用がかかってしまい、快気祝いとしていただける範囲を越えてしまったため、無期限貸し出しという形でうちに来ることになった。

これだ!単品で見てもカッコいい。現代の製品にはない美しさがある…。

持参したM4に装着、今まで軍艦部の上に露出計を載せるのはイケてないと思っていたが、こうやって見てみるとなかなかカッコいいではないか…。

Af君のM2+ズミクロンとツーショット…。

Af君が持参したビゾフレックスとエルマー65mmF3.5、ハンマートーンのビゾフレックスが美しい…。

ビゾフレックスのプリズムを外して、EOS Rに装着。カッコ悪いが、エルマー65mmで撮影ができる。

飲んでいた白のスペインワインのラベルを撮影。天気が良い昼間であったら、景色も撮ってみたかったが、あいにく雨の夜だ…。

Af君のライカMDが関東カメラでハンマートーンに生まれ変わるらしい。昨年10月に依頼して仕上がりが8月、真夏にハンマートーンのMDとビゾフレックスを見るのが楽しみだ…。

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