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金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント

こんばんは、teruです

今回は最近読んだ本の話をします
みなさんビジネス書って読みますか?
本は自分の知らない世界を教えてくれたり、考え方を広げてくれるのでおすすめです
中学受験の頃は説明文とか論説文とか読むのが結構苦痛で、東野圭吾の小説などばかり読んでいたのですが、いつしかビジネス書のほうが読む量が増えました、最近は創作物を摂取できる媒体も増えてますからね

金持ち父さんのキャッシュフロークワドラントは日系アメリカ人のロバート・キヨサキ氏による著書です

金持ち父さんシリーズと呼ばれる著者のシリーズのひとつです、前作として”金持ち父さん貧乏父さん”があり、公務員だった自身の父を貧乏と一蹴し、友人の父を金持ち父さんとして多くを学んだ師として描いています

ある程度金融や税制といった話にリテラシーがある方はこちらから読んでもいいと聞いていたので、自分はすっ飛ばしてキャッシュフロークワドラントから読みました

内容はぜひ自身の目で読んでもらいたいのであまり細部にまでは言及しないのですが、この世の労働階級は、従業員(Employee)、個人事業主(Self employee)、経営者(Business owner)、投資家(Investor)のタイトル通り4分割だと考えており、それぞれで考え方がまるっと違うという話です
その中でお金の流れも話に深く言及しており、余計な負債(借入)を増やしがちな従業員階級と、経費計上を行うことで税引前利益の圧縮を行える経営者の対比などが描かれています

無論従業員がダメとか経営者がいいといった断定ではなく、自分の将来を考えたときにどうなりたいのか、何がしたいのかをはっきりさせたうえで、コストを削減するのか、余計な負債を負わないようにするのか、独立してガンガン事業拡大するのか、不動産や金融資産を回して金策するのかを考えましょうという内容なので、自分の道を自分で決められるような自立を促しているようなメッセージを感じました
そのような観点では従業員が持つ選択肢は少ないですし、自分の夢によっては雇われ以外の世界に視野を広げてもいいのではないかということで、どのようにして経営や投資を学んでいけばよいのかという策についても深く書かれているので、勉強になると思います

また上記の部分や、作中で出てくる"ネットワークビジネスがいい"という内容を強調してマルチに使われることも多いようで、ナンセンスな解釈だなと少し残念になります
ちなみにネットワークビジネスがいい理由は、フランチャイズ同様、整備された商品や看板、周辺事務などを活用して己のビジネス作成に全力が尽くせるからという点と教育などのフォローアップ環境が整っている場合があるからという点らしいです

個人的には証券業界に勤めており、投資が自己責任であるということを口酸っぱく顧客に対して述べる必要がある立場なのもあり、己で意思決定をしていく必要性は皆さんが思っている以上に高いと思っています、だってこちらから提案したものがアテが外れて下がったら、自己責任原則だとわかっていても自分の外に責任を求めてしまうでしょう?そんな方を多く見てきていますから

ましてや今後は少子高齢化で若者世代の負担は増える一方なのに、自分たちを支えてくれる代はもっと少ないだろうという状態であり、厚労省が言うところの公助→共助→自助の自助のフェースが非常に強くなってくることが予測されるわけですから、他社をアテにするのは個人的にはあまり推奨できません
なので自分の道は自分で決めようというわけです、自分が選んだ道で悔いることなんてあまりないですよね?

というわけで、自分の夢を考えたい人、選択肢の幅を広げたい人、自分で意思決定できるようになりたい人に推奨な一冊でした、2000円払う価値アリです



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