1/5,1/6中山ダート1200mの回顧と同コース考察


スクリーンショット 2020-01-07 14.12.18

今週のハイライトはやはり6日中山1R.推奨した3番メモワールミノル,10番サツキマスが馬券内に来てくれた.概ね展開も予想通りであったが,まさか6番ドラゴンズバックに逃げ粘られるとは.今回の回顧はそんなドラゴンズバックが「強いのでは?」という疑問から考える.


そのラップがこちら.

11.7 -10.7- 11.4 -12.3- 12.4- 13.7       01:12.2 メモワールミノル

前日の中山1Rがこちら

11.9- 10.8- 11.2- 12.5- 13.1- 13.8        01:13.3 オイデヤスダイジン


どちらもテンが早く,後半失速という典型的中山ダート1200m.

メモワール組の方が道中の流れが早く,厳しい展開であることがわかる.

しかし,オイデヤス組も上位3頭全て差し馬であり,4コーナー時点の先頭集団9,10,13,12番(1番人気,3番人気含む)は垂れていることから,十分厳しい流れであった.

そしてメモワール組も先頭集団にいた馬のうち,11番,8番は垂れ,2番手集団につけていた3番,12番が大外から捲ることができていた.

加えて最後番手のサツキマスに交わされなかったのも高評価.


以上の結果を踏まえると,やはりドラゴンズバックは強い競馬をしたのではないだろうか.

2走前は初ダートと前不利を考えて6着ならば検討した方だといえる.

次走人気するだろうけど買いたい.



1/5 3R サザンレインボー組

12.2-10.8-11.8-12.3-12.1-12.9      1:12.1


ここで注目したいのは、四コーナーから直線に差し掛かる部分(12.3-12.1)、で加速している点である。

通常、中山1200mでは前述の2レースのように減速を繰り返すタフなレースになりやすい。

しかし、このレースは他のレースと比較して、テンのスピードがやや緩く、3コーナー付近(10.8-11.8)の緩みが大きい。そのため、残り400mから加速することができたと言える。

このようなレース展開になると、逃げ馬の余力が残っているため、後ろからでは確実に間に合わなくなる。事実、1,2着はスタートからゴールまでずっと1,2番手につけていたし、この2頭のみが上がり37秒前半の足を使っていた(他は38秒台)。

メモワールミノル組の7番ノンリミットの2走前も加速ラップを刻んでいる。

そこで、何故このようなレース展開になるのかについて考えてみたいと思う。


やはり一番の要因は「前に行きたい馬の数」だと思う。

このコースはスタートが芝の上に、下り坂だということもあり、行き足がつきやすい。その状況で前に行く馬が多いと、下り坂を終えても、ペースを落とすことが出来ず、前に行った馬にとって苦しいレースとなる。

一方、前にスムーズに行くことが出来れば、道中緩むことができるため、逃げ馬は四コーナーあたりからしっかりと加速することができる。

即ち、前者のレース、特に後半の減速が大きいレースで逃げ粘った馬は強いと判断できるのではないだろうか。

また、後者のレースで差してきた馬も評価できるだろう。

そこでサザンレインボー組からは、3着のゼンダンロマンを評価したい。


来週からの馬券に活かすためには,

1.逃げ馬が垂れる展開なのか,逃げ切れる展開なのかを想定する

2.4コーナーの外差しがよく決まる

3.騎手も非常に重要

などを考える必要がある.






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?