1/5,1/6中山ダート1200mの回顧と同コース考察
今週のハイライトはやはり6日中山1R.推奨した3番メモワールミノル,10番サツキマスが馬券内に来てくれた.概ね展開も予想通りであったが,まさか6番ドラゴンズバックに逃げ粘られるとは.今回の回顧はそんなドラゴンズバックが「強いのでは?」という疑問から考える.
そのラップがこちら.
11.7 -10.7- 11.4 -12.3- 12.4- 13.7 01:12.2 メモワールミノル
前日の中山1Rがこちら
11.9- 10.8- 11.2- 12.5- 13.1- 13.8 01:13.3 オイデヤスダイジン
どちらもテンが早く,後半失速という典型的中山ダート1200m.
メモワール組の方が道中の流れが早く,厳しい展開であることがわかる.
しかし,オイデヤス組も上位3頭全て差し馬であり,4コーナー時点の先頭集団9,10,13,12番(1番人気,3番人気含む)は垂れていることから,十分厳しい流れであった.
そしてメモワール組も先頭集団にいた馬のうち,11番,8番は垂れ,2番手集団につけていた3番,12番が大外から捲ることができていた.
加えて最後番手のサツキマスに交わされなかったのも高評価.
以上の結果を踏まえると,やはりドラゴンズバックは強い競馬をしたのではないだろうか.
2走前は初ダートと前不利を考えて6着ならば検討した方だといえる.
次走人気するだろうけど買いたい.
1/5 3R サザンレインボー組
12.2-10.8-11.8-12.3-12.1-12.9 1:12.1
ここで注目したいのは、四コーナーから直線に差し掛かる部分(12.3-12.1)、で加速している点である。
通常、中山1200mでは前述の2レースのように減速を繰り返すタフなレースになりやすい。
しかし、このレースは他のレースと比較して、テンのスピードがやや緩く、3コーナー付近(10.8-11.8)の緩みが大きい。そのため、残り400mから加速することができたと言える。
このようなレース展開になると、逃げ馬の余力が残っているため、後ろからでは確実に間に合わなくなる。事実、1,2着はスタートからゴールまでずっと1,2番手につけていたし、この2頭のみが上がり37秒前半の足を使っていた(他は38秒台)。
メモワールミノル組の7番ノンリミットの2走前も加速ラップを刻んでいる。
そこで、何故このようなレース展開になるのかについて考えてみたいと思う。
やはり一番の要因は「前に行きたい馬の数」だと思う。
このコースはスタートが芝の上に、下り坂だということもあり、行き足がつきやすい。その状況で前に行く馬が多いと、下り坂を終えても、ペースを落とすことが出来ず、前に行った馬にとって苦しいレースとなる。
一方、前にスムーズに行くことが出来れば、道中緩むことができるため、逃げ馬は四コーナーあたりからしっかりと加速することができる。
即ち、前者のレース、特に後半の減速が大きいレースで逃げ粘った馬は強いと判断できるのではないだろうか。
また、後者のレースで差してきた馬も評価できるだろう。
そこでサザンレインボー組からは、3着のゼンダンロマンを評価したい。
来週からの馬券に活かすためには,
1.逃げ馬が垂れる展開なのか,逃げ切れる展開なのかを想定する
2.4コーナーの外差しがよく決まる
3.騎手も非常に重要
などを考える必要がある.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?