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手回し懐中電灯で思わぬ収穫

最近雨・曇りが多い気がするけど4月の頭ってこんな感じだったっけと思っているテリーマーモセットです。春はもっと天気が良い気がした。

土曜日にラジオ付き手回し懐中電灯が届いた。結婚式のカタログギフトの中から防災用にと思って選んだのだけど、これがとても良かった。

電池・USB充電・手回し発電の三通りで使えて、ラジオ付き。

スマホがあればいいかと思い、東京に来て1年経つが懐中電灯は持っていなかった。しかし結構地震が起きるのでいつ災害に遭ってもおかしくないなと思い始め、探して購入までには至らなかったがずっと欲しいと思っていた懐中電灯を、今回結婚式のカタログギフトで選んだ。

例えば停電があった時にスマホはスマホとして使いたいし、ランタンのように置いても使えるし、何より電源に依存しないのは心強いなと思った。

しかし今日はそれよりもラジオの事を伝えたい!

家に届いてすぐ箱を開けてサラッと説明書を読んで、1分発電→5分ラジオが聴けるみたいなので早速1分発電した。1分後ラジオをオンにしてみると、音が聞こえてくるじゃありませんかぁあ。この時の感覚がとても良くて、自分で発電してどこかで現在進行形で誰かが発信している音が周波数に乗って漂い、こちらはそれをキャッチして決して音質が良いとは言えない懐中電灯のスピーカーで聴く感じ。ノスタルジックだった。

ラジオはもちろん今までに聞いたことがあるし、自分が中学生の頃はCD・MDが聴けるコンポから細いコード状のアンテナを部屋のあちこちに伸ばして、一番良く聞こえる場所を探したりもしていた。しかし、自分で電気を生み出して聴くそれは特別良いものだった。

この時代、ラジオもネットで音質の良いものが聴けるし、テレビ番組も1週間見逃し配信や録画だってできる。YouTubeはいつでも見ることができる。自分の時間を柔軟に使えるようになってきている中で、チャンネルも表示されない懐中電灯のラジオという、あえて縛られた環境は面白い感覚を与えてくれた。子供の頃の新しい発見や、キャンプだったり、そんな感覚に似ていた。

テレビの普及以前はこんな感じだったのかなと思ったり、楽しいやワクワクすることって色んなところにあるなと思った。一手間が彩りを与え、心を充してくれるスパイスとなる。好きな事にこだわりが出てくるとそういったことがあると思う。コーヒーや酒やタバコもそんな感じだろうか。たまにはあえて不便なというか、自分主導ではない受身な選択や一手間を加えるものが、遠ざかっていた感覚の再発見や新しい発見ができるツールとなると思う。

今回は防災用に選んだ手回し懐中電灯のラジオで思わぬ収穫があったのでまとめてみた。さらに紐解いていくとアートに落とし込めそうな真理を発見できそうだ。

ではまた


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