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冬に聴きたい一枚

The Seasonal Taste 🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿

12月後半に聴きたい一枚

TALISK
『beyond』

スコットランド・グラスゴー出身の3人組、
TALISKが、2018年に発表した2ndアルバム。

この季節、ラジオから流れてきた彼らのケルティック、スコットランド・トラッドの音に耳が止まり手にした一枚。

ケルティックな音はなーんとなく触れていたけれど、僕自身も、この場所でもスコットランドのアーティストは初めて手にする。

コンサルティーナ(世界各国の民族音楽で使われているアコーディオンに似た蛇腹楽器)
その奏者、Mohsen Aminiは1993年生まれ。

現地版Wikipediaの紹介によると、

彼は10歳頃からこの楽器を弾き始めたと。
面白いのは、化学工学を学ぶために入った大学を自分の音楽を追求するためにドロップアウトしたということ。

ちなみに彼の弾くコンサルティーナは、120年モノだという。

他のメンバーの詳細はつかめないけれど、
彼らが注目されるようになったのは、BBCラジオ主催のYoung Folk Awardを2015年に受賞し、
スコットランドのTrad Music Awardsで2017年の「Folk Band of the Year」を受賞したその後あたりからだという。

僕自身もちろんスコットランド音楽は詳しくないけれど、こうやって聴いていると彼らがトラッドな音楽を進化させ続けている本当に今のアーティストなんだろうなと感じる。

静寂の中からの高揚感。

僕はこの一枚を通してスコットランド、ケルティック音楽の景色を垣間見ているが、彼らの曲のタイトルには、北米の都市や地域の名前。そして東欧の国の名前。

ほんとうに今観ているのは、彼らの国の伝統音楽を通して全く違う土地、彼らの旅の断片なのかもしれない。

そんな面白さも感じる。

"Beyond"

今を走る彼らの向こう側には何が見えているかな。

師走のひとときにホットワインでも片手に、
ちょっと向こう側の音楽、楽しんでみませんか?

是非どうぞ。

Enjoy ✌︎

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