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秋空を見ながら聴きたい一枚♪🇦🇷〜コルドバの風〜

The Seasonal Taste 🇦🇷

秋に聴きたい一枚

CLARA PRESTA - FEDE SEIMANDI
『CASA』

BAL TÉRRAの音楽博士の方から頂いた一枚は、アルゼンチン、コルドバから。

ピアニストでボーカリストの、クララ・プレスタ。
そしてコントラバス奏者のフェデ・セイマンディ。
彼らが2018年に発表したデュオアルバム。

このジャケットから、その音楽の世界観が滲み出ている。繊細さと緑や川のせせらぎを感じるような自然な音。

内省的だけど、心地よい暖かさも感じる。

いくつかのサイトを参考に調べてみると、このコルドバ(スペインの方ではない)は国の中北部に位置し、州都も同名で、アルゼンチン第二の都市。
首都ブエノスアイレスより古くから栄え、自然豊かな街だとという。

コルドバ国立大学は1613年に創立されアルゼンチン最古の大学で、南米でも最古の大学の一つだと。
この大学を含め、イエスズ会の伝導所といわれる管区にある教会や中等学校、住居などは世界遺産登録されている。

また、いくつもの農園も世界遺産登録されており、このひとつの「アルタ・グラシア」地域はチェ・ゲバラが生まれ育った地として知られ、その家は博物館として存在するという。

そして、このコルドバという街の名は、創設者の妻の祖先がスペインのコルドバ出身だったことに由来するといい、現在両都市は姉妹都市になっているのだとか。

こうやって輪郭をすこしずつ見ていくと、この街が音楽文化を育み、新しい魅力あるアーティストが生まれる土壌のようなものがあるんだろうなぁと感じてくる。

昨夜、常連さんとも話していたが、アーティストの意図も含めてやっぱりサブスクありきの音楽環境だなぁと、ワールドミュージックを聴くほどに日々ますます感じるけれど。

この一枚はジャケのアートワークから、紙の手触り、絵本のような歌詞カード、、、
モノとしていただいて、とてもうれしくなり大切にしたくなる一枚だと思う。

この2人はこれが今現在、おそらく唯一の作品。
Spotifyの月間リスナーは226人。
そこに僕の心が掴まれる。

よくこんな一枚を見つけるなぁと。

それをプレゼントとしてもらうことはまた嬉しいこと。

昨夜もまた自分の音楽の幅を広げてもらい、新しい音楽を知る日々はキリがなく面白いなぁ、と感じるこの頃です。

CASAから見える木の、その葉が色づいて落ちていく。
そんな秋晴れの時間にぜひどうぞ。

Enjoy✌︎

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