見出し画像

ap bank fes’23 全日レポ

来たぜ、つま恋!!!!!!!

初参加なのに、全日行ってまいりました。
自分用覚書メモです。ミスチル目当てだったのに、コバタケへの並々なる思いが主です。

いかに、興奮を熱くキモく語れるかを信条としました。対戦よろしくお願いします。

【1日目】

・本日のHPと飲食、開演まで

睡眠は微寝不足(ネカフェの4時間+バスの1時間)での参加。HP7割くらい。

飲食については、
朝にネカフェカレー2杯、
道中バスで、クランチチョコ・エナドリ、
会場で、ビール1・水3・クラフトコーラ1・三ツ矢オレンジサイダー1・牛タン麦トロ丼・蒸し牡蠣2・塩タブ適宜、
夜はホテルで、会場で買ったポーク丼を食べました。

東京発5:45 JTB バスツアー、10:15つま恋会場到着!
曇りと、少し雨がパラパラという天気。

クロークに荷物を預けてGOしましたが、後でめちゃくちゃ後悔した。クロークといってもコインロッカーではなくて、袋に入れて食堂にずらりと並べてくれるタイプ。引換券と番号一致した袋を探すのが、スタッフさんすごく大変そうだったので、後で勘付いてライブ中に取りに行った。クローク、バス乗り場から遠いところだったから、結果正解だった。初フェスの経験値の無さが出たね。

荷物は軽くして、持てる荷物にして持つべき。立ち見では、股下にさえ置ければ、スペース占領しませんし。2日目と3日目はずっと持ち歩きました。
フェスの経験はないが、いつものバックパッカースキルのおかげである。

知人と合流させていただき、開演までのんびり過ごしました。牛タン丼と蒸し牡蠣とビール最高!
酒……もっと飲みたかった。酒飲むとトイレ近くなるマンなので一杯で我慢。限定カップは買えたので、喜び。まだ二日間あるので、後日リベンジを誓う。

ブロック、三日間通してa-2でした。ミスチル田原さん側最前ブロック。
会場入った時から、後方ゆっくりエリアでも、いつものミスチルのドームやスタジアムよりめちゃ近いじゃんと思っていたのに、

「えっ、まだ……、まだ前に行けるんですか? まだ!?!?!?!」と大興奮。

開始15:00での14:00頃入り、a-2ブロック入口近くでしたが、まあそれでもとにかく近い。14:30頃に皆立ち上がったので、その際に前へと詰めました。
初日だし、どこまでステージ横に来るかがわからないし、ステージ全体が見たかったので、前に寄るよりは右に。
前から大体50番目……?
30メートルくらい、ステージ上の人が視認できるくらいの位置にスタンバイしました。
いや……、近い。

今回、待ち時間に、「言葉のリレー」という、名言をぽつりぽつりとモニターに映すコーナーがあったのですが、大体が出演者や関連者という中に、金子みすゞがあって、今回のap fesの通念なのかなと思った。
自分が見たのは『星とたんぽぽ』と『わたしと小鳥とすずと』。あと宮沢賢治の引用もありました。
ミスチルの『蘇生』Cメロの歌詞が映し出された直後、ライブが始まりました。

・bank  band

『よく来たね』

泣。いや一曲目これだと思ってたけど。
さっきまで雨がポツポツ降っていたのに、おあつらえむきに晴れてきたので、マジでこんなにいいお天気だから……状態。無職でも来たことを喜ばれると泣けるんだな。
櫻井さん、深い緑色のシャツに白ハットというなかなか見ないイケっぷりだった。初めて見た生bank bandにもう感激。

『緑の街』

もうダメです。ぼたぼた泣いた。忘れられない人がいる……どうしても会いたくて……。
恥ずかしながらbank bandでたくさん聴いちゃってたから、小田和正さんの認識がなかった曲でした。あとで原曲聴いたけど、もう……。
今日は小田和正で全て泣かされていた。えーん。

『奏逢〜bank bandのテーマ』

跳ねる〜踊る〜!ありがとう櫻井和寿53歳!
いつまでも元気でいてくれ〜!!

え? めっちゃ端までくるじゃん。

思ったよりもステージ幅が広く、ちゃんと自分の席から真正面まで来る……。え、これ、最前狙ったらマジで眼前近すぎて泣いちゃうのでは? 明日、狙うか? という気持ちがむくむくと湧く。

2番の「声なき声飲み込む怒り笑顔に秘めた悲しみ」のちょっとトーン暗くなるところ、いつ聴いても大好き。照明も赤くてかっこいいですね。

『糸』

元気な櫻井さんからの、MC入ってからのしっとりが良い。小林武史のピアノが光る。プロデューサー業って信じられないほど主張あるよな。だからこそ、なのかもしれんが。

・Salyu〜真心ブラザーズ〜Anly

『トビラ』『新しいYES』

Salyu2曲。声量すごいなあ。個人的には、昔の方が歌声が好きなんだけど、でもすごく晴れやかな歌声でよかった。今日、きっとある『to U』が楽しみ……!!

『人間はもう終わりだ!』

真心ブラザーズ。公式セットリストで何曲か聴いていたけど、生、Theロックでめちゃくちゃに興奮しました。
悪口たくさん聞かせてくれ。愛は弱者の言い訳だ〜ってところ、グサグサきた。
いつか死ぬ〜絶対死ぬ〜!!

『サマーヌード』『素晴らしきこの世界』

すごい浸ってたのですが、『素晴らしきこの世界』のムキムキムキムキ……のところで、右隣の人たちがガチ喧嘩始めたからビビりつつも、いやマジでムキになってんな、ロックってすごいなと思いました。(?)
怒号飛び交う喧嘩の声量に負けない、ムキムキムキムキ……のシャウト助かる。

『エトランゼ』『Welcome to my island』『Venus』

Anly3曲。「フェスの人数、出身沖縄伊江島の5倍の人数です!」(フェス参加人数3万人なのでつまり人口6000人)と言いながらも、堂々としたパフォーマンスかっこよかった。その場でトラック作って、全部一人で重厚パフォーマンスしてたのすごすぎ。
『Venus』の低音、めちゃ心臓に響いた。ドクドクした。自己完結がすごいけど、歌詞はこっちに呼びかける感じだったのがよかったな。
しまんちゅ〜!

・Mr.Children

20分休憩挟んでMr.Childrenタイム!

『CROSS ROAD』

ファファファファ〜のイントロで、会場沸いた。そう来たか〜!!
このイントロほんとに大好き。ナカケーも田原さんも立ち位置が案外中央に近いとわかった。sunnyも見える。ヨシ!

『雨のち晴れ』

オイ!!!この流れ『Atomic Heart』!?今、令和だが!?!?
そして、まさに天気が今日じゃん!!
ほんとに最初からノリノリの桜井和寿かわいいね。マリちゃん〜のとこほんとに好き。男性性を歌ってるときの、ちょっと意地悪そうな桜井和寿マジで大好き。リズム良すぎる。
最後JENが茶目っ気で終わりのドラム叩いてくれないの可愛かった。「なにそれ」って笑いながら言う、桜井さん良い。

『横断歩道を渡る人たち』

ちょっと!!![(an imitation) blood orange]!?!?
セトリに媚びる気が一切ないと、この辺りで察しました。確か、ここからコバタケ参加だったかな……? コバタケが参加するから、ちょっと前の曲やってるのかなとも思ったり。

『HOLW』

冒頭から絶叫。叫ばせることができて桜井和寿、大満足しておりました。
叫べるの楽しい!!!!嬉しい!!!!
田原さんもかなり正面まで歩いてきておりました。田原さん近い時は、モニターで桜井さん見ずに、田原さん凝視しちゃう……。手、振ってくれないところがいい。

『口がすべって』

「口がすべって君を怒らせた」と、にこにこから始まる桜井和寿の歌唱大好き。「争い続ける血が流れている」のところの赤照明いつもありがとう。

『祈り〜涙の軌跡』

しっとりバラード良い……。笹舟のような祈りを浮かべればいい……。
なんか今回すごく、一方通行のエゴや祈りみたいな曲選んでる気もする。いやでも、元々ミスチルの曲ってそんな感じが多いか?

『幻聴』

こんな良い曲だったっけ?
REFLECTION自体、曲数多いから、頻度としても普段のライブでそんなに聴いてないのかなとも思ったり。
遮るもののない果てなく広がる世界〜、ほんとに美しいなと景色をイメージしました。

『Your Song』

あ〜〜ありがとう!!!!!! 最近好きでずっと聴いてたので最後がこの曲なのほんとに嬉しい。そう君じゃなきゃ君じゃなきゃ……。
きみとあなたの歌、ってほんとにそう思う。ナカケーと田原さんも前に出てきました。近くなるの嬉しい!!!
この曲弾いてるとき、ほんとみんな楽しそうで良い。

・宮本浩次〜小田和正〜櫻井&小林

ここで一旦休憩。クロークに荷物取りに行きました。宮本浩次なら遠くからでも見られるだろうの信頼を込めて。
帰ってきたら始まっていたので、聴きながら戻りました。

『今宵の月のように』『悲しみの果て』『冬の花』

宮本浩次って、5本、指があるんだ……。

いや、そりゃあそうなのですが、パフォーマンスでめちゃくちゃ手を大きく開くので、肉眼でその指の一本一本が見られる距離なんですよね。ステージを動く姿は肉眼で捉えつつ、モニターで表情を追って……。
つい笑みが漏れつつも、その発せられるエネルギーが半端ない。それなのにMCは謙虚だからすごいな。バランス感覚がわけわかんねえ。

『P.S. I love you』

汗だく白シャツ脱ぎすぎて、モニターで乳首見えちゃった。
勿論、本人は全く気にせず。髪振り乱しながら歌うってこんな迫力すげーんだな。こんな動いて、何で声量落ちないんですかね?
ステージに臥せて、祈るようなポーズ好き。

『ハレルヤ』

コール求められたから、応えた。もう完全に呑まれている。

『東京協奏曲』

ミヤジのMC「いつも会うとポジティブな気持ちにさせてくる人を呼びます!」で、出てくるニッコニコの櫻井和寿、最高か?
ミヤジ流石に全力投球すぎて息を切らせていたのか、最初カウント一回見逃し、二回目から始まりました。

いや、声量バトルか?
どちらも引けを取らないですね。調和。
最後のサビは二人向かい合って歌っていました。
曲終わって、二人で顔合わせて握手が肉眼で見られたので、もう……ありがとう……。

『the flag』

それからの小田和正ゾーン。冒頭か曲の間で、小田和正が、
「櫻井くん何歳?」
「53歳です」
「……そうか。じゃ、始めます」
というとこで会場ドッと湧く。
小田和正退場後、あとで櫻井さんが「会話とは続けるものであり、あそこは年齢を尋ね返すところでした……」と反省会してたのもウケる。
(あとでラジオ曰く、あそこで年齢を尋ねたのは、櫻井くんになら次世代を託せるという意図からだったそうです。どうか死なないでくれ小田和正……。)

そう、ゆるく始まったのに、大号泣。
個人的本日ベスト1でした。お願いなので、どうか音源化してくれ。この時点では後方(それでもa-2だからかなり前)に移動してたのですが、曲を聴くなら後ろの方が気にせず聴けたと思う。おかげで泣けたところがある。今回、後悔ソングで泣いてるところある。 
「僕はここにいる 誰かそばにいるか」の、誰かそばにいてとかじゃないところが、もう……。櫻井和寿もコーラスに入るのしんどい。
照明は、基本小田和正を照らしているから、櫻井和寿は基本静かにギターを弾いて闇に沈みながら、スッと出てくるところ……。櫻井和寿って影になれたんですね。圧倒的光だから。

『so far so good』

のちのMCで言ってたけど、櫻井和寿的本日の一位、わかる。もう、流れで泣いていた。
「誰かを幸せに出来るとしたら きっとそれがいちばん幸せなこと」櫻井和寿の通底がそれだとしたら、桜井和寿としての選曲が『Your Song』なのも頷けるんですよね。

『たしかなこと』『生まれくる子供たちのために』

もう、ずっと美しかった。小田さんと櫻井さんの声質、近しいなと思う。ハモリもせずに二人で重ねるところとかほんとに、この二人だからこそ出来るんだろうな。

べしょべしょに泣いてたら、小田和正クールに退場。渋すぎる。マジで75歳?
櫻井和寿もあと20年、半世紀歌い続けてくれ……。

『若者のすべて』

櫻井和寿と小林武史登壇。
これ聴くとほんとに、フジファブリック志村さんを想いますね……。櫻井さんは何も言わなかったけど、追悼の意はあるような気がする。「話すことに迷うな」のところで、マイク握りしめて満面で笑ってくれたので泣いた。志村さん……。

『MESSAGE-メッセージ-』

Salyuいるからこそ、今日しかない曲の一つでしょう!『to U』かと思ったら、こちらだったので、うおおとなった。
小林武史と三人。それでも重厚ですごい。一回全ハケ。からの、アンコール。

『HERO』

小林武史のソロキーボードと櫻井和寿。暗い中スポットライトに照らされて大変エモい。これはbank bandとしての曲です、と櫻井和寿も言い切っておりました。
社会がサブタイトルでも、結局、個の話をするところが好き。利他と利己は一体化していく……。

『to U』

Salyuカムバック! ありがとう〜! 今日しか聞けんとこの時は思ってたので、とても喜びました。ずっとずっとプレイヤーでは聴いてきてるけど、apじゃないと生で聞けないもんな。
伸びやかな二人の声が最高で、素敵なエンディングでした。

・カーテンコール〜帰路

カーテンコール!
櫻井和寿がいつものミスチルライブのように次々とみんなを呼んでいきました。思ったより、みんな残っててすごい。おふざけのJEN、黒のライブTきてるナカケー、相変わらず長袖ヒラヒラの田原さん。

そこで、宮本浩次、まさかの黒シャツ!?!?背筋伸ばして!?!?!?
え? かっこよ……?

ミヤジ、ナカケーとにこやかに握手始めたので、うわ?? となりました。オンオフの情緒どうなってんだ。歌ってる時だけ覚醒するの、かっこよすぎない?

みんなはけて、小林さんも消えたところで、櫻井さんが「小林さん何か言ってくださいよ」と声掛け。
渋々戻ってきた小林武史、「bank bandくらいは戻ってこさせようよ。段取り悪くてごめんなさいね」と言い、それを受けた櫻井和寿、
「小林さんが来いって言ってます」と完全に”下”のムーブで興奮しました。

bank bandがみんな戻ってきて、横の花道まで来てくれました。近い近い近い!!!
思い切り手を振って、明日はより近さを実感したいと決意を新たにしました。
1日目、終演!

JTBのバス停、掛川着と違う場所なのはいいけど、マジでめちゃくちゃ遠くて足痺れました。
ホテルに着いたのは22:00前だったけど、内湯があることに大感謝。今日と違って明日は9:00発でいいことに安心して、コンビニで買い出しも済ませ、ホテルで爆睡!!
1日目、完!

【2日目】

・本日のHPと飲食、開演まで

HPは、あったかいベッドでよく寝た(7時間)ので10割満タン超元気だ!

本日の飲食は、
朝昼で、赤飯おにぎり2・カステラ2切・エナドリ・梅水1・アクエリ1・水4・インゼリー・塩タブ・羊羹
夜ホテルで、冷やし麺とビール。

朝ベッドから起きると、自身の体調がとても好調なのがわかりました。昨日の欲が出て、明日が最高気温35度なのを鑑みると、最前に挑戦するなら今日の方がいいだろうと判断。
勿論、熱中症は怖かったのですが、何よりその対策のために水分をがぶ飲みした結果、トイレに行けないのが怖くてたまらなかった。同行者がいればその辺いいのですが、今回は単騎なので。熱中症になるわけにはいかないが、尿意を我慢しながらも見たくはなかった……。

なのでホテルの朝バイキングを蹴って、赤飯おにぎりを食べました。他にも餅、カステラ、羊羹など、糖分高いものは、尿意を抑える効果があるそうです……。プラシーボもあったかもしれませんが、効果的だった気がします。勿論、自己責任で!

ドキドキしながら、つま恋10:00頃着。昨日よりも少し早い時間に到着。
ライブ開場11:00ですが、既に人はゲートをはみ出るほどたくさん並んでおりました。
すぐに列へと並びましたが、とにかく暑い!
待機中は本当に傘に助けられました。手持ちのうっすくて微風ですぐひっくり返る日傘でも、大分楽だったので、もっと良い日傘を買った方がいいなと後悔しました。まあ、こういうのも学びなので。
水分と塩分を欠かさず、噴き出る汗を拭きながら待機、待機、待機……。

待ち時間、1日目のレポを書き始めていましたが、集中しきれないほどには暑かったです。隣の大学生、ハイデガーを読んでたのですが、途中で閉じて「本も読めんとは思わんかった」とぼやいていました。わかる。
暑すぎて途中、放水が数回程ありました。中央前方ブロック中心だったので、そんなには掛からなかったけど、かなり助かった。

14時くらいに、チャラン・ポ・ランタンの二人が音響チェックに来て、がっつり演奏していったから笑ってしまった。
「これやると本番そのままになっちゃうよ」
「でも今やってた方が、あとでみんなわかって盛り上がってくれるかも?」
「ワタシ知ってる。みんな、ヒマなんだよね!」
と二人で漫才のように掛け合っていたのも可愛かった。本番含めて2倍聞けて、大変得した気分になりました。

そして、11時時点では最前4列目でしたが、道中詰めたり抜けたりを繰り返して、
なんと最終的には2列目になりました。
もう、ほぼ最前。ミスチルライブで、こんな席はまず無い。あっっつい中、ドキドキしながら、ついに始まりました。
冒頭ムービーは昨日と同じ、『蘇生』のCメロからスタート!

・bank  band

『よく来たね』『緑の街』

センターに来る櫻井和寿、ちっっっっっっっっっっっか。

嘘。え? 近い。バグ?
ディズニーやUSJのパレードとかそういう類の奴。ショー。最早グリーティング。モニターいらん。汗がキラキラと飛び散っているのが見える!!!!!!!!!!

いつものライブは小指の爪くらいの姿をドーム二階席とかから眺めているのに、これ、自分の第二関節くらいまである。そうなるとやっぱり視線はモニターではなく、肉体にいく。
櫻井和寿ってまじでモニターのように完璧に動くんだな(逆)。テレビやモニター越しのいつもの像が、肉体として動いているから脳がバグっていた。
全然曲に集中できん。最前への耐性がない。こんなん慣れたら危なすぎる。
今日は、昨日と変わってピンクのシャツと白ハットでした。

『こだま、ことだま。』

うおおおおおお昨日から曲増えてるううううううう!!!!!これが連日参加の利!!!!!!!! 
とても華やかな曲だから、テンションぶち上がり。

『奏逢〜bank bandのテーマ』

ここで本格的に花道を歩き始めて、眼前へ。元々デカかった櫻井和寿の像が、さらに大きくなる。
え、近くね?
手伸ばして、L字作ったらその中にすっぽり収まってしまった。収納系櫻井和寿。この手の中で、ひたすら腰振って踊り続けてる。ショーじゃん。

こちらは下手、ギター側なのでbank band小倉さんも来てくれた。「楽しそうに弾いてるおぐちゃんのニュアンスに耳を傾けるよ!」のアドリブのところ、まじで二人可愛すぎる。
小倉さんもなんで飛び跳ねながらギター弾けるの?化物?
櫻井さんが上手側ベース亀田さん側に行った時は、ずっと小倉さん見てました。うおおおお亀田さんと後のナカケー側も羨ましすぎる。すっかり欲深くなってしまった。
でも、なんだかんだ櫻井(桜井)和寿のパフォーマンスは3日間通すと下手側の方が多かった気がする。得。

「少し不安定だけど 愛する人と共に生きてる」の「愛する人」のところで完全に、目線こっちに向けて、両手を伸ばしていました。

愛する人って、俺のことか!?!?

とか興奮して思ってたら、この曲の最中、すぐ左の近くの人がぶっ倒れて、櫻井和寿の目の前で担架で運ばれていった。でも、櫻井さんも小倉さんも顔色一つ変えずに残りの29999人を見ていました。これが、プロか……。
そして、終わった後MCで「倒れている人もいるから無理しないで! 休んでもそこまで届くように音を響かせるから!!」と言ったので、人間として100000000000000満点なのよ。ありがとう……。

『糸』

もう、はあ、コバタケも、近い……。俯いて弾いてるのが肉眼でしっかり見える……。感無量……。このコバタケピアノが後の伏線になるとも知らずに……。

・アイナ・ジ・エンド(と小林武史への劣情)

さて、ここからが本番でした。本番だとは全く思ってなかった。

櫻井和寿は言います。
「僕は彼女の生歌を聞くの、今日が初めてです。でも、bank bandの共演した方々から彼女はすごい! と口々に言われているのですっごく楽しみです」
という日本代表モンスターバンドボーカルから、富士山より高いキラーパスが投げられました。

ま、でも、櫻井和寿、ちゃんといつも人のこと褒めるしな。とか軽ぅく考えていた自分が馬鹿でした。
過言じゃなかった。すごかった。撃ち抜かれた。
前情報なし不意打ち撃ち抜かれ度は、三日間通して彼女が一位です。

純白のノースリーブワンピースに、セミロングの黒髪を揺らし、少し細い目をぱちぱちと瞬かせて、彼女は出てきました。

アイナ・ジ・エンドーー。

終演後に色々調べたので、彼女について今では情報を得ているのですが、アニメ『水星の魔女』も見ていない自分は、まじでこの時「誰?」以外の感情がなかった。
今思うとそれで正解だった。初見がアレだったの、恵まれすぎている。
bank bandの前に立った、アイナ・ジ・エンドはマイクを握って言う。

「今から、27年前の曲を歌わせていただきます。ここにいるメンバーの皆さんは、音楽を30年以上続けてきた人たちです。いつも戦国時代を生き抜いた武将たちだ、と思いながらパワーをもらうばかりです。この続いてきた歴史に今日、交われることをとても感謝しています」

と、白いワンピースにまるで合わない「戦国武将」というイカツイMCをかまし、彼女は歌い出す。

『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』

イントロから、コ、コバタケ節!!!!!!!!!!!!!
そんな懐メロに詳しいわけじゃないけど、ミスチルやサザンで死ぬほど聞いた小林武史の曲くらいはわかっているつもりなので、コバタケの曲じゃん!!!!!!!!!!!とは、直感ですぐわかった。

いやこの時点では、SalyuしかりMy Little Loverしかり、まあ一青窈しかり、アイナ・ジ・エンドもコバタケプロデュースの息が掛かったアーティストなんだな、とは思った。後ろから「かわいいな……」という男性の呟きが聞こえた。わかる。白ワンピの美少女はもれなく可愛い。
そんな男たちのぼやきすら殺してく、アイナ・ジ・エンドの声。
後ろでごくりと息を呑む声が聞こえた。鼻にかかる甘いハスキーボイスに透明感のあるビブラート……。綺麗すぎる。なんでこの手の女って、歌ってる時が世界一綺麗なのか?

そして「ママのくつで速く走れなかった 泣かない 裸足になった日も」と歌い、その直後、

アイナ、靴脱いだ。

靴をステージ中央に投げ捨て、マイクを丁寧に置き、裸足のまま、間奏のバンドの音に委ねるようにステージをひらひらと飛び回る。
宮本浩次ばりの回転と、動き。
スカートが回転し、ショートパンツが露わになったり、髪が乱れて顔にかかったりすることなど全く意に介せず、彼女は回り、踊り続ける。

アイナとの共通項を感じたのは、宮本浩次にもそうですが、元欅坂46の平手友梨奈でした。いや、宮本と平手を同系統とすると、アイナはまた違うかもしれない。アイナは、確実に自分がどう観客の目に映るかを計算してやっている……。
自分がどの画角で、どこで指を動かしたら美しくなるか感覚として理解しながらやっている。それでいて、宮本や平手のよう内なるパワーも得ながら、打算と感覚を掛け合わせた表現をやっている……。
言葉を失いました。灼熱の暑さ、まじで忘れていた。

そして、蝶のようにひらひらとステージを回る彼女は、あろうことかbank bandのメンバーにちょっかいをかけていく。

ギターを掻き鳴らす小倉さんの肩にもたれ、ドラムを叩くカースケさんのシンバルをつつき、ベースを響かせる亀田さんに近付く。みんな、勿論音楽界の偉大な戦国武将ですが、もれなくおじさんなので、たじろぎまくっているんですよね。
しかし、アイナ、指の一本一本までが妖艶で美しい。
踊ってる。みんな手玉ですよ。交わるとかじゃねえ。お前が歴史を作ってるよ。

下手から上手へ。
アイナ・ジ・エンドはとうとうキーボードまで辿り着く。

勿論、そこにいるのは、我らが小林武史。

いつものかっちり黒シャツで長いボブヘアーにヘッドフォンつけて、仏頂面で俯いてキーを叩いています。
それこそ、もう離れて久しいミスチルツアー帯同の姿ですよ、お馴染みの。不動の。

まさか、とおもうじゃないですか。
やるのか、アイナ・ジ・エンド!?!?!?!


 アイナは、キーボードを弾く小林武史を慈愛の目で見つめたかと思うと、その広い背中に回る。そのまま反りかえり、体重をキーボードを弾く小林武史に強く委ねた。猫背の黒い背中と、美しく反る白い背中がぴったりと合わさり、アイナの黒くきめ細やかな髪が、小林武史の襟から僅かに覗く首元に掛かる。
 恍惚の表情を浮かべるアイナと反するように、小林武史は、ふっと慈愛の笑みを浮かべた。それでもピアノは止まらない。

うわあああああああああああああ?!?!??!?!?!?!?!?あっ、あ? え?
絵画?
え、救済?……これが、救い?

スクリーンいっぱいに映し出された、二人の絡みが網膜に焼きついて離れなかった。
と、とんでもねえ。
とんでもねえよ……なんだこの、アイナ・ジ・エンドという女!?!?!
おい!!!!!!!!!!! 小林武史だぞ!?!?!??!?!?!?!?!? 
あの、あの小林武史だぞ。おい………………。


昨日のカーテンコール、あの櫻井和寿すら下手に出ていた、天下の小林武史に凭れかかり、慈愛の笑みを引き出した……?

興奮しすぎて気が付いたら、『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』が終わっていた。彼女は息を整え、向き直る。

「突然なんですけど、今年の10月13日に『キリエのうた』っていう映画をやるんです。監督は岩井俊二さん、そして音楽は小林武史さんです」
番宣であることを衒いもせずに、彼女はステージにしゃがむ。裸足のまま。

「私はずっと地面に近い暗がりみたいなとこで歌ってるんやけど、地面には限りがあるんですよ」
地に手を伸ばしていた彼女は、黒いステージに手足を投げ出し、仰向けになって空に手を伸ばす。

「でも、上を向いたら空が広がっていて、空には限りがないんですよ。明るみには限りがなくて、私は音楽で小林武史さんにそう教えてもらいました」

エンダァァァァァァアアアアアア!!!!!!!!!!!!!?!!!!!?!

えっ、なに? そのマインドと関係性。
は?
その恩師としての関係値があってからのさっきのパフォーマンスなんですか。
コバタケ、ただ穏やかに微笑みながら彼女のMCに合わせて、ピアノをポロポロ奏でているが!!???!?!?!?!?

なにその愛。慈愛?
親心なのフェチズムなのかわかんなくて、短絡な自分は二人の関係性とパフォーマンスに劣情を抱くことしかできませんでした……。

すみません。アイナのパートだとはわかっているのですが、ここで小林武史の語りをします。

小林武史、ミスチルの育ての親プロデューサーで、ミスチルだけでなく、桑田佳祐、レミオロメン、back numberなども編曲やってるんですけど、まあ自身が理論派のピアニストということもあって、とにかくピアノやメロディラインの主張は強いんですよね。
あの桑田が「小林に頼りきっているとダメになる」と言わせるほどの敏腕。結局、デビューからプロデュースしてもらっていたミスチルもREFLECTIONの頃から、小林武史の元を離れ、セルフプロデュースを選択しました。

その小林からの独立後すぐのアルバムREFLECTIONに『忘れ得ぬ人』という曲があるのですが、まあそれが、桜井和寿→小林武史に宛てて書いた曲でしかないんですよね。この曲があるから、世間一般で騒がれてた二人の不仲説とかは全く信じてなかったんですが、その歌詞のなんと湿っぽいこと!!

甘く切なく響く
君が弾くピアノのコードに
ひとつの濁りも無く
優しく僕を包んでくけど

君の望み通りに卒なくこなす僕もいる
何食わぬ顔をして満足げに振舞えるだろう
本当はその方法が正しい道かもしれない
きっと後悔もするんだろう
だけどその手を引き寄せはしない
愚かだって自分で解っていても
忘れ得ぬ人が心に生きていて
優しさで厳しさで僕を抱きしめ立ち止まらせる

この曲を初めて聴いたとき、コバタケおまえはなんて罪な男なんだ……、天下の桜井和寿になんてエグい曲を書かせやがって……という、どちらかというと桜井和寿に同情的な気持ちでいたんですよ。

というかそこまで、この桜井和寿に一曲書かせるほど、心の中にでかいウェイトを占める小林武史のことを、ずっと得体の知れない気持ちで見ていたところはあるかもしれない。結局、桜井和寿から小林武史へのクソデカ感情の存在は理解していたけど、小林武史自身がどんな人間であるかは全然関心がなかったんですよね。
ピアノが上手い。ミスチルを育て上げた。
その業績はわかっていても、ミスチルファンに映る小林武史個人はずっと仏頂面でピアノ弾いているだけなので。そりゃあ当たり前ですよね。小林武史はちゃんと、ミスチルをプロデュースするという名目で一線引いていたのだから。

それが、アイナに凭れかかられてそれを笑って許して、「空の限りのなさと明るさ」をアイナに音楽を通して説く小林武史、

めちゃくちゃ血の通った情の深い人間じゃねえか!?!?!?!!!?!?

と、今更気が付きました。遅すぎる。そりゃ桜井和寿も一曲書いちゃうよ。わかるよ。やっとわかったよ。

bank bandは櫻井和寿と小林武史個人での結束のものだから、ミスチルプロデュースの時よりも小林武史の自我が出てきて当たり前なんですよね。小林武史も櫻井和寿と対等の主体であり、キーボーディストなのだから。
その自我を、アイナ・ジ・エンドが明るみにして、それを自分が観測した。小林武史には自我があったことに今更気付いたんですよ。だから発狂しちゃった。

なんか今更ちゃんと真面目に小林武史の経歴調べて、akkoとか一青窈のこと知って、アイナと比較して、
「お前は裸足で歌うタイプの女が好きなんだな!?」
とわかりました。(勝手な偏見)
勿論、みんなを平等にプロデュースするけど、その延長に性愛も存在することを許容しているところに堪らなくなってしまった。女に弱い。その仏頂面の後ろ、すごく脆い純粋さを抱えてる人間じゃん……って。

今更ですよ。ずっとミスチル視点でしか、小林武史のことを見られてなかった。初めてのapフェス参加だからということはありましたが、1日目だけでは気付けていないことでもありました。ありがとう、そのPという一線引いた化けの皮を剥がしてくれて。
アイナ・ジ・エンド……すご……。

そして、アイナ・ジ・エンドは小林武史の方を向き直ります。二人、呼吸を合わせて、始まる。公開予定、映画メインテーマ。

『キリエ・憐れみの讃歌』

本当に美しかった。アイナの伸びやかな歌声と、コバタケのピアノがどこまでも青空に響いていた。向かい合って歌う二人の関係性を強く感じた。コバタケの歌詞、もっと聞きたいと思った。映画、楽しみです。本当に。

小林武史が今、最大限愛している、アイナ・ジ・エンドの歌をもっと聞きてえ!!!!!!!!
ありがとうアイナ・ジ・エンド!!!!!!!
小林武史!!!!!!!!!!!!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!

終演後、アイナ・ジ・エンド、BiSH所属時代のダンスMV一通り見たけど、一人だけ歌もダンスもレベちすぎて笑ってしまった。体幹がおかしいのよ。細かい動作が決まりすぎている。なんでそんな綺麗なの。協調性のある平手友梨奈じゃん。ファンになりました。

これをきっかけにして、完全に小林武史に劣情を抱いてしまいました。近くにいたら絶対に惚れて人生を狂わされているタイプの男です。桜井和寿でも田原健一でも中川敬輔でも鈴木英哉でもSunnyでもナオト・インティライミでもなく、小林武史に劣情を抱いてしまう自分、めちゃくちゃ解釈一致って感じです。今度は上手側の最前取って、小林武史、お前の背中をずっと眺めていてえよ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!! 好きだ!!!!!!!!!!!!!! 何してたって頭のどこかで小林武史がそっと微笑んでいる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! アイナと熱愛報道あっても許す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アイナ・ジ・エンドのTwitter、及び、映画キリエのうたの公式アカウントで、アイナとコバタケの例の凭れ掛かる瞬間の写真が上がっていました。見てください。

自分はスマホの待受にしました。

そして、どうかU-NEXTで配信してくれ……!!!!!
なんでもするから!!マジで!!!!!!!!!!!!!!マジ!!!!!!

・ハナレグミ〜チャラン・ポ・ランタン

『音タイム』『独自のLIFE』『サヨナラCOLOR』

次のハナレグミよかった。ぶち上げからの、しっとりしていたので浸れました。
(アイナレポとの温度差あってすみません!!!!これは小林武史のせいだから!!!!)

『進め、たまに逃げても』

チャラン・ポ・ランタン〜!!
ミスチルライブにアコーディオン小春が帯同してたと聞いて、あれ? とピンと来てなかったのですが、調べたら虹のホールツアーでしたね……。そりゃ行けてないわ……!
逃げ恥曲、すごく可愛かったです。衣装のピンクのフリフリすごく可愛い。

『ぽかぽか』『かなしみ』『旅立讃歌』

小春「あんま喋りたくないんですよ。ミスチルファンのイメージ壊しちゃうかなって……。イメージ守りたくて」と言いながら、姉妹の掛け合いとにかく可愛かった。
アコーディオンマジでかっこいいよな。あれ腕力いるのに本当にすごくない?
『旅立讃歌』の「火の鳥の生き血なんて私には必要ない」のところすき……!

・Mr.Children

30分休憩挟んで、Mr.Children!
最前はまだ続いている。ミスチル終わったら休憩入ろうと決意。

『CROSS ROAD』『雨のち晴れ』

何回聞いてもいい。聞くよりも近さに動揺してたけど。雨のち晴れの「2羽のインコ」のところでピースする桜井和寿、あまりにもかわいい。
『雨のち晴れ』やっぱりすんなり終わってくれないJEN可愛かった。このおふざけ、明日もやるだろうな。

『simple』

セトリ違うじゃん!!!!!!!!ありがとう!!!!!!
でも、正直マジで今思い返しても、『simple』の記憶あんまりないんだが?このあとのインパクトで全部塗り替えられた可能性ある。

『口がすべって』

小林武史参加。しかし、この日小林武史はミスチルではこれだけだった。マジですぐ帰った。昨日は三曲くらいやっていたのに。この時点でセトリに何かが起きていることを勘付く。

『pieces』

これも昨日と違う!!!え、この曲もめちゃくちゃ久しぶりでは!?!?アルバムツアー以来では……?
『口がすべって』からの、口を突いて出るのは「もうこんなはずじゃなかったな…」の繋がり美し過ぎませんか?サビ前フィルイン、JENのドラムの盛り上がり好きすぎる。

そして曲が終わり、

モニターに映し出される唐突な空。
バボボボ鳴るヘリコプター音。
重低音のサックスのメロディに重なる、静かなる田原健一のギター……。

は?
え???
深海、えっ?
は???????
マイクを握る桜井和寿。口を開いて出てくる歌詞は……。

「草原には優しい風が吹いていて……」

は!?!?!?!!!?!?!!!!!!

『ゆりかごのある丘から』!!!!!!???????!!!!!!???????

嘘だろ!?!!!?!?!!!!!!!!!!!!

生で聞くの初めてというか、いや、こいつは、どマイナー曲としての”格”が違いすぎる。なんでこれフェスでやってんの!?!!?!?!!!!!!
ホールツアーでも伝説になるだろこんなん!?!!!?!?!!!!!!誰が言い出した!?!?!?!!!?!?桜井和寿と田原健一どっち!?!?!!!!!!二人で決めた!?!!!?!?!!!!!!

bank band参加で、サックス生かされる曲だからだろうなという推測は付くんですが、いや、それにしても尺が限られている中で9分弱の長え曲をぶっ込んでくる、そのロックっぷりに痺れ散らかしてしまいました。
これ、歴史だ……。あと20年は語り継がれるが……。攻めセトリにも程があるだろう。

山本さんのサックスくそかっけえ。桜井和寿もしっとりと歌い上げてるし、この社会と暮らしと音楽とをモチーフにしたフェスで「戦場」を歌い上げてくるの……ロックバンド……。
聞き入りながら最後のところで「シーラーカーンス……」の幻聴が聞こえてくる。そしてまた空を映し、終わる。天才か?

絶対配信してくれ。可哀想すぎる。みんなに聴かせよう。自分ももう一回聴きたい。
後で調べましたが、1997年、例の『深海』での憔悴活動休止前にやったきりだったそうです。26年振りぬて。ミスチル、メジャーデビュー31年目なんだが?

『花の匂い』

号泣。ゆりかごとの緩急で風邪引く。死別の曲で、こういう一方通行の曲に今回めちゃくちゃ弱い。
「遠いどこかであなたがその目を細めて聞いている」でぼたぼたでした。苦しいな……ありがとう、音楽。

『Your Song』

トリ固定助かる。田原さんも少し前に出てきました。昨日と比べて、あんま歩いてないな!? と思ったけど、めちゃくちゃ歩いてくれるのは『HOWL』でしたね。この日はやらなかったけど、なんかもう『ゆりかごのある丘』の印象強すぎて……感無量。

最後終わる時に、四人で目を合わせるのすごく好き。よかった。本当に。色々とありがとう。最前、もう二度とないかもだから噛み締めながら、去りました。

・back number

トイレ抜け。抜ける時にすごく大変だったから、自分すごく前にいたんだな……と実感。
back numberは離れて見たかったです。後ろの方が好きな位置を自由に取れるので。

『アイラブユー』

コーラ買って戻ってきたところで、曲が始まりました。back numberは昔一度ライブに行ったので、これで二回目。
ボーカルギター清水依与吏くんのメンタルにムラがあることに定評があるので、今日はどうかなとソワソワ。しっとりの曲いいな。好きだ。

『大不正解』

からの、ぶち上げ!!!!!!!本当この曲カッコいい。
依与吏くんもぶち上げ〜!!煽る煽るという感じなので、飛び跳ねました。手拍子マジで楽しいな。

ここで依与吏くんMC。

「何度も何度も確認しました。この順番で本当にいいのか? って!?」

会場爆笑。
ミスチルの後なの本当にウケる。まあ、自分も今日ミスチル→バクナンだから、前列頑張ったんだけど。依与吏くんのとこまで頑張れなくてごめんな……でも、おかげで熱中症にならず、膀胱が耐えられました!
「back numberです!よろしくお願いします!」からの次曲。

『怪盗』

好きだ〜!!! 最新アルバム聴き込んでるからこそ、感激。初生曲です。よかった。

『ハッピーエンド』

ここで大号泣。
「あなたを好きなままで消えてゆく 私みたいと手に取って」
「見える全部聴こえる全て色付けたくせに」
いやほんとエグいて。泣くよこんなん。ずるじゃん。めちゃくちゃ喉の調子いいな依与吏くん。良すぎる。

『世田谷ラブストーリー』

うおおおおおおお!!アツい!!!大好き!!!
ファン人気は高いらしいですが、ちゃんと攻めた曲もやってくれることにブチ上がりました。(ミスチル? ゆりかご?うん。)
Cメロ大好き。「君を縛る為の名前を持たない僕の」のところ、まじで曖昧男女の関係性を表す言葉として美しすぎる。依与吏……最高。ありがとう……。

ここでMC。めちゃくちゃ喋る。多分3日間の中で誰よりも一番長く語ってた。櫻井和寿の通算より長かったかもしれん。言葉を選びながら、頑張って話してる感じが多分応援したくなるんだろうな。ありがとう。君のクソ長MC大好きだよ。

「あなたは一人じゃないって寄り添うのが音楽だと思います。俺の世界の中で一番偉大なバンドと一番偉大なプロデューサーに勝手に教わったので、これからもあなたに寄り添える歌を一生懸命作って、今日この順番でback numberを出したことをよかったと思ってもらえるように、もっともっと努力して成長して帰ってくるので、これからもよろしくお願いします!!」

ヒューー! アツい!!!
ミスチルのこともコバタケのことも大好きですからの、俺のバンドいいぞ!!!!!!!!
の流れ、良すぎますね。勿論、そのMCからの……

『水平線』

いやもう泣くよね。back numberの中で、本当にこの曲が大切な曲なんだなと改めて実感しました。夕日が落ちる中で、「水平線が光る朝に」っていうのが良すぎる。夕日と朝日は等しいから。ぼたぼた泣いてて、いいエンディングだったと思ってたら……

『高嶺の花子さん』

テンアゲ!!!!!!!!!!!!最高!!!!!!!!!依与吏も煽る煽る!!!!!!!!!ちゃんとやってくれるのありがたい!!!!!!
Bメロのパン・パパン・ヘイ!(手を挙げる)のところのリズム好きすぎるのよ。

でも前のライブでも思ったけど、本当にこのあまりにも王道盛り上がる曲なのに「こんな歌詞で盛り上がっていいのか……?」と、時々我に返ってしまうのウケるんだよな。2番サビ前の「いや待てよそいつ誰だ」とか「好きなアイスの味はきっと……」とか。毎回盛り上がりながらも、結局アイスの味って何なんですか?!?!ストロベリー!!!!!!?! となる。
ミスチルの王道曲ってやっぱ『innocent world』とか『名もなき詩』しかり、世界と自己内省の話だから、こんなキモい(褒めてる)一方通行片想いソングが、代表曲となっているback number女々しすぎて面白くなっちゃう。だから清水依与吏は桜井和寿になれないんだよな。(「俺は桜井和寿になれるんじゃねえか」発言より) 清水依与吏、どうかそのままでいてくれ。お前は桜井和寿にならなくていいよ。

そして曲が終わる。マイク握って依与吏くん一言。

「ドームより緊張したぁー!!!」

会場爆笑。back number退場!
お疲れ様!!!!明日もよろしくな!!!!!!

・櫻井&小林〜カーテンコール〜帰路

『HERO』

小林武史と櫻井和寿のしっとり……。なんかもう感無量ですね。いっぱい聴かせてくれてありがとう。

『to U』

マジ!?!? Salyuきた!!!!!!
ここまで残っててくれたの、ありがとう……。やっぱこの曲なんだなあとしんみり。

今日はアンコール的なものはなし。すっぱり終わって、櫻井和寿がみんなのこと呼びました。

カーテンコール!
昨日は割と残ってたけど、今日は前半組はかなり帰ってた。アイナとかも。出てきたら動悸ヤバかったのでよかったかもしれん。

「back number 清水依与吏!」と呼ばれた時点で、ドドドと三人とも出てきてしまって笑った。小島和也もちゃんと呼ばれたやろ。早いよ。お陰で、栗原寿呼ばれなかったよ。
こういうのうまくできてないの面白すぎ、というか、さっきまで「俺たち自信あります! 頑張ります!」という態度だったのが、apフェスのTシャツに身を包んで、オドオド……へ、へへへへへ……みたいな感じで、小林武史にへこへこしてたの小物臭全開だった。腰低い通り越して、卑屈すら感じられた。かわいい。

いやそうなんだよ。やっぱ小林武史はこうなんだよ。何、女にだけ弱いの? 萌え。すみません。64歳の男への劣情しかないです。

昨日はいつもの「ボーカル櫻井和寿でした!」で終わるのですが、今日は小林武史がマイク持って「ボーカル櫻井和寿!!」と声張ってたのもよかった。仲良いね……。

そして花道に来る。ぱらぱらと早く帰ってた人が多かったので、前に行けるじゃん!と10列目くらいまで走る。ぎゃーーー!!!!!と手を振りました。マジで近い!!!!!誰見たらいいのかわかんない!!! このとき依与吏くん投げキッスしてたらしいんですけど、ミスチルと小林武史見てたら終わっていた。あと、sunnyのピンクTが後前だったらしい。かわいい。
2日目終演!
なんかもうぐちゃぐちゃ。全体的な満足度として1日目の方があった感じあるけど、2日目は狙い撃ちされた感じでした。ニッチなファンに優しすぎる……。

また、かなり遠いバス停まで歩く。バス停からホテルへ。コンビニよりもさわやかが近い立地だったので、一応行ったのですが、もう受付終了しておりました。悲しい。でも、結果ハンバーグ食える体力はなかったからよかったかも。
明日はもうのんびりしよう、とドロドロの服を脱いで、内湯に浸かって寝ました。疲れすぎてなかなか寝付けなかった。頑張って寝た。
2日目、完!

【3日目】

・本日のHPと飲食、開演まで

HPは寝不足で7割くらい!(4時間睡眠5時起床からの朝風呂)
本日の飲食は、朝にホテルバイキング、
会場で、サワークリームポテチ・ラガークラフトビール・クラフトレモンサワー・アボカドとトマトの冷製パスタ・水3・アクエリ1・梅ソルティ1・羊羹、
最後バスで、チキン南蛮・ビールでした!たくさん飲んだ!

起床!ですが朝5時で、眠りが浅く、熱中症予防にも良いということで朝風呂にGO。昨日は尿意対策で遠慮した朝食バイキングを思う存分食べました。ホテルの朝食好き。買い出しは昨日終えていたので、すぐバスに乗り、会場に向かいました。
10時少し前に到着。

暑い。
昨日とは桁違いの暑さ。何もせずとも汗が噴き出てくる。
ライブ会場への待機列の長さは昨日と変わりませんでしたが、自分にはこれは無理だと改めて確認。普通に開演15:00まで待つのもしんどかったので、木陰でずっと涼んでおりました。
担架と救急車も、昨日よりずっと増えていた気がします。油断せずに行こうと思いつつ、この2日お酒が全然飲めてなかったので、今日は好きなもの飲もう! と意気込みました。クラフトビールのおすすめをスタッフさんに聞くくらいには、のんびりしていました……。ラガービール美味しかった……。

日陰を求めて歩いていたので、衛生的にはあんまり良くないのですが、仮設トイレからちょっと離れた前でシート引いてぼーっとレモンサワー飲んでいたら、女性が「前いいですか?」というところから話が弾み、ちらほら雑談をしました。すごく良い人&腰の低い方で「ミスチルファンって良い人ばかりですね」と言われ、自分はこの3日間、実は突発的な対人に関してはあんまりいい思いしてなかったのですが、そういう大きな主語の中に含めていただけることはありがたいな、と思いました。
横で、3歳児が「ちゅいえいせんのひかりゅあしゃに〜」と『水平線』を歌っており、近くにいたパパが「一回聞いただけのに覚えたの? せっかくならミスチル歌いなよ」となどと笑っており、とてもほっこりしました。

15:00スタートの、14:45入り。それでもちゃんと近くていい席なのは本当にa-2の恩恵ですね……。
ラスト、開演。

・bank band

『よく来たね』

号泣した。3回目だろ。3回目だからか?
「別に答えなくたっていいや」のところが、「答えなくていい いいや」と間が入って、しかも最後に満面の笑みで歌うところでもうだめだった。『花の匂い』の「遠いどこかで」とかもそうだけど、返答を期待してない櫻井(桜井)和寿の歌詞に弱すぎる。

この曲の「うまく言えないけど」とか、『to U』の「言葉などただ虚しく」とか、こんなにこんなに言葉を紡いでいるのに、突き放す感じがどうしようもなくなる。しんどい。

『緑の街』

これもさっきの曲と同じで、「僕はここで待っているから いつまでも待っているから」のところ、突き放す感じがある。これは『the flag』の「僕はここにいる 誰かそばにいるか」と同じ感じだけど、自分はここにいるから、という存在をあなたに伝える感じが、肯定でも否定でもなく受容だなと思う。
両方の曲の冒頭に「たゞ若すぎたから」「ただ若かったから」と若さを出しているの、小田和正なんだなあ……。
もっと聴きます。よかった。

『奏逢〜bank bandのテーマ』

サイコー!!!!離れたけどやっぱり近い。櫻井和寿、どんどん元気になってません?今日の服、白シャツに白ハット、下が緑のズボンでした。
もう踊る踊る踊る!!手拍子するのほんとに楽しい。櫻井和寿が一番楽しそうだから。小倉さんも亀田さんもめちゃくちゃ楽しそう。二人が最後の方向かい合わせで弾くところあるんだけど、それもこっちの下手側でやってくれたから可愛かった。良い。
「これで『完璧』だって言えるもの。」のところから、手拍子早くなるの本当に楽しい。またやりたい……。

『糸』

これも3回目だ。コバタケのピアノに毎回惚れ惚れするけど、2日目で受けたバフがあるから余計格好良く見えるのやめたいんだが。仏頂面64歳のおじさんだが!?!!!?!?
は〜マジカッケェ……。もうミスチルライブには帯同しないから、コバタケに会うためにはapフェスに来なければならないんですか?? 主体のあるコバタケが好きなので、結局apフェスしかない……残り少ない時間を噛み締める……。

『若者のすべて』

「最後の花火を一緒に見たいです」とのMCと共に、1日目振り2回目の歌。「会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ」志村……。
櫻井和寿とbank bandもこれが最後だから(ミスチルの時でも一緒に弾くんだけど)寂しくなってしまった。最後……。えーんさみしい!!

自分、キリンジの『Drifter』が大好きなので、今度来た時はそれが聞けたらいいな……の期待があります。
ありがとうbank band!!!!!! ありがとう!!!!!!

・長屋晴子〜KREVA〜MOROHA

『始まりの歌』『想い人』『Mela!』

長屋ちゃん〜!!自分よりも緑黄色社会好きな人周りに多いから、申し訳ねえ〜と思いつつ、でもマジ可愛かった。すごく真っ直ぐだな。いきものがかり好きな人は好きだろうな……。歌詞の感じもボーカルの感じも同系統な感じ。
ステージぐるぐる系の宮本浩次やアイナ・ジ・エンドを抜かせば、3日間通して櫻井和寿ばりに左右移動してたのは、長屋ちゃんだけだった。いや、櫻井和寿のぴょんぴょんっぷりはすごいけど、やっぱ長屋晴子もライブ慣れしてるもんな。客を煽るのがうますぎる。あんなに動いて声ブレないのに、パフォーマンス上手いってすごいよなあ……。『Mela!』生で聞けたのは嬉しかったです。

終わってから「こんなにもリハから完璧な人はいない。恐れ入った」と、小林武史もべた褒め。女に弱くてありがとう(?)

毎日、実はこのbank bandハケの時、小林武史と亀田誠治が二人出てきてボソボソ喋ってたのですが(好き)。
小林「あれ、もうもしかしてbank band終わり?」
亀田「これで終わりですよ」
小林「そうか。でも次のアーティストは全部一人で完結してますから。我々……みたいに……ええと、徒党を組んでやるのとは違いますからね」
亀田「(笑)」

徒党て。語彙が輩なのよ。あとこれは三日目じゃなくて二日目だったかもしれませんが、

小林「じゃあ次は、インデビ、インビ」
亀田「インディビジュアルアーティスト」
小林「(苦笑)」

疲れてるのか〜!?!!! 舌回ってないぞ!!!!!?!?かわいい!!!やめろ!!!!! 64歳のおじさんに萌えたくない!!!!!!
何が嫌だって自分はMr.Childrenにすらこんな感情抱いてないというか、大抵の人がきっと桜井和寿に抱いているだろうこの「かわいさ」を小林武史(64)に抱いてしまっているところだよ!!!!
桜井和寿はちょっと天然入ってあざといところあるけど、小林武史はマジの素じゃん!! マジじゃん!!!! 狙われてないところに良さを感じるの、ガチな感じあって……………いやでもかわいいね小林武史……(陥落)

『Na Na Na』

小林武史からも「お馴染みの」という紹介を受けたKREVA!!!!マジでカッコよかった。「Mr.Childrenみたいなみんなが歌える曲がない! どうする? じゃあ練習すればいい!」からのナーナーナーナーナーッヘーイッヘーイのコール練習うますぎる。3万人を前にして場を作るの、プロって感じがある。たまんない。3日目ということもあり、自分のテンションもかなりおかしくなってきている。

『変えられるのは未来だけ』『音色』

「言わせてくれ、あっつい!!!!」と言ってくれて助かりました。そんなシャウトからのメッセージ性のあるラップ、堪んないな。
本当に上手いプロのラップを初めて浴びた。apフェス、社会問題はもちろん核としてあるけど、説教臭く感じないのなんでなんだろうな。みんな音楽で表現することから逃げてないからかな。

『革命』

MOROHA 。事前、プレイリスト作ってた時、気になっていたアクト第一位。生で聴いたらやっぱりよかった。その迫力にとにかく圧倒されました。

「嘘ついていいですか? 今日は俺たちのワンマンライブに来てくれてありがとう!」

と3万人の前で言えるののあまりにも愛おしくて、本気で手を振ってしまった。
そのあとの「どんな歌だったかよりも、どんな人間だったかを覚えて帰ってほしいです」というのが、MOROHA の全てだったなと思います。諸刃の剣からきているんだろうな。事前にもちゃんと聴いてたんだけど、生で聴くと全部アドリブというか、その場その場の言葉を、誠実に搾り出している感じがありました。

『俺のがヤバイ』『COVID‑19』

怒りを歌わせたら右に出るもんはいないなと思った。とにかく迫力と勢いに圧倒された二曲。

『ネクター』

個人的にこの曲が一番琴線に触れた。ラップってエッセイと等しいんだな。そこまで歌うんだ……となった。そのくせに「酒がのめないのは爺ちゃんの祈り」と歌えてしまう純粋さ、すごいな。

確かこの曲だが、「よく来たね 大変だったでしょ?」と『よく来たね』をオマージュしてるのすごかった。やっぱ呑まれる気はなく、対等に戦っているんだな。それは音楽への誠実さなのかもしれない。
この後トイレ休憩行った時に前のカップルが「MOROHAは熱すぎて入れ込めなかった」と言ってて、うるせー!!!!!! となりました。
自分は最高だった。

・back number

『アイラブユー』『SISTER』

既に2曲目が昨日とセトリ違って最高でした。昨日よりも時間帯が明るいから、華やかでよかった。歌い方からも小慣れている感じがあった。

「ようこそ!! もう一日経ったので、俺たちは向かい入れる側です!」

とMCでも第一声から調子乗った依与吏くんありがとう。そのあと、

「フードエリアの皆さん〜!!」
「……」

となってたの最高。三日間通してフードエリアに触れてたアクトは依与吏くんだけでした。(滑ってたけど)

『クリスマスソング』

 冬の曲だー! あっついんですけど。
頑張って涼しさを伝えてくれる感じが良かったです。ラブソングとしてもたいへん気持ち悪くて好き。

『怪盗』

ギターの合間に、我々と一緒に手を叩いて手が疲れる依与吏氏。そういうバタバタするところだぞ。桜井和寿になれんところ。でも、そこが好きだ。

『高嶺の花子さん』

昨日よりもしっとりだった。タイミングとしても早いしな。いい歌い上げでした。

『水平線』

ちょうど夕日が落ちる頃で、とても景色が良かったです。朝と夕日は等しいと改めて感じた。眩しい夕日の時に、「水平線が光る朝に」と歌われるのはじんとくる。

『瞬き』

これが歌いたかったんだな……。
清水依与吏としての「社会と暮らしと音楽と」の答えが、「幸せとは星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ」なんだね。
等身大のback numberにたくさん救われてきました。また新曲心から楽しみにしてます。コバタケプロデュースの楽しみ!!ありがとう!!!!!!

・Mr.Children

大トリミスチルです。3日間の集大成だ。ワクワクしておりました。しかし、まだまだ暑い。油断せずに最後まで行きます。

『CROSS ROAD』

やっぱり好きだ。
「lookin' for “love” 今建ち”並ぶ”街の中で 口ず”さむ” 『ticket to” ride”』 あきれるくらい君へのメロディー」
のア行ウ行組み合わせた韻の踏み方何? 天才?

最近ラップをよく聴くようになってから実感してますが、桜井和寿の韻の踏み方がさりげなさすぎて韻としてわからんし、計算してやってないんだろうな……。「真冬のひまわりのように」の伸びやかな声が堪らなく好き。毎日聞いたけどもっと聞きたいよ……。

『雨のち晴れ』

とにかく楽しい桜井和寿でかわいいよ……。桜井和寿、飛び跳ねられなくなってもライブやってくれるんかな……。衰えを感じない分、本当に怖くなってきてしまう。全力の桜井和寿ありがとう。

「男ってこんなもんさ、そうだろ?」で合いの手が入る、「もうちょっともうちょっと頑張ってみるから」のところで手を振る、「2羽のインコを買う」でピース、「過酷なしがらみを掻き分けては頭を下げていた」でめちゃくちゃ深く腰を折る……などなど、
3日間のパフォーマンスにブレもなかったの本当にすごいよ。3日連続衰えない同じパフォーマンスが見られたのも、もうない経験だろうな。

『横断歩道を渡る人たち』

登場からノリノリ小林武史。桜井和寿にやられたところで、両手をひょいひょいと上げていて、な、何? 最後だからか、楽しそうでかわいい!!!! 

個人的には1日目よりもめちゃくちゃ心情こもっててよかった。ハーモニカも響き渡っておりました。
この曲、「びっこを引く→目を引く(気を引く)→手を引く→ギターを弾く」の比喩を連続して韻を踏むの、本当に天才だと思います。
前半静かで、ギターを弾くパートが何よりも楽しそうに激しく歌うの本当にいいよ……。「音楽が楽しい!! ロック最高!!!」の曲なのいい。
フィルインとして、ドラムも響き渡るの本当にいい。コバタケのピアノは主張激しいけど、歌もハーモニカもギターもベースもドラムも負けないのが本当に好き。ナカケーのベース、ビェンビェンしておる。ミスチルが社会と言ってこれを選ぶの、本当にミスチルらしくて好き。

『HOWL』

最初から叫ばせてくれた!
田原さんとナカケーが歩いてくれるいいな!!本音を言えば、これが2日目に欲しかった! 田原さん近くで見たかったね……。でもいい。どうせ塩対応だし。でもそこが好き。
明るい曲と見せかけて、歌詞わりと暗いよなこれ。「輝いて見えたモノはガラス玉だったとある日」の虚しさがたまんなくなる。

『口がすべって』

3日間皆勤曲。
「思い通りに動かない君という物体を
なだめすかして甘い言葉かけて持ち上げていく」のところ気持ち良すぎる。Bメロが好きだなこの曲。
桜井和寿が2番に主題を詰めるのを踏まえた上での、

誰もがみんな大事なものを抱きしめてる
人それぞれの価値観幸せ生き方がある
「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど
想像を超えて心は理解しがたいもの

のところ本当に綺麗だなあ……。
「それが人間の良いとこ」と歌っての後奏がめちゃくちゃ好きで、人間のいいところを全力で音楽で表現しているよなあ……。

ここで、長めのMC。確かbank bandの面々もはけました。ここまでありがとう!
「今日テレビ付けて、警報出ててびっくりして暑いなってなったよ。みんな大丈夫?」と、こういうMC聞くたび、桜井和寿ってテレビとか観るんだ……と庶民的な感覚に怯える。曲に込めるメッセージは、そのままだなあとか思うんですけどね。わかってるんだけど。

「楽屋行ったら、JENがね。『暑いから曲変えない?』って。『みんなが歌えて、盛り上がれるやつ!』と言ってくれたので、変えました!」

から、何が来るんだろう……と期待してからの。

『HANABI』

うおお!!!!と歓声が上がりました。今までたくさん聴いてきてるけど、今日は『HANABI』で泣けるテンションだったので、ぼたぼたに泣きました。
2番の「さよならが迎えに来ることを最初からわかっていたとしたって」からの「もう一回」の声出しで、腕振りながら泣いていました。
本当にMr.Childrenらしい演奏だったと思う。JENありがとう。あなたの優しさに泣いちゃった。
桜井和寿、確かこの前後に「花火を楽しみにしててね! わかんない人は後でわかるよ!」
と言ったのもよかった。からの……

『名もなき詩』

自分の主義主張として「ライブでは桜井和寿の歌が聴きたいので、絶対に歌わねえ!!!!!!!」の気持ちがあるのですが、これ、歌わされてた。ごめんなさい……。記憶が正しければ「歌って!」みたいなこと言ってくれていた気がする。なんかもうサビくらいからずっと歌ってた。泣きながら。
「あるがままの心で生きられぬ弱さを誰かのせいにして過ごしている 知らぬ間に築いていた自分らしさの檻の中でもがいているなら僕だってそうなんだ」って歌うと泣けるんですね。もう歌わないですけど……、あれはライブの高揚感だから。

Cメロの「成り行きまかせの恋におち時には誰かを傷つけたとしてもその度心いためる様な時代じゃない 誰かを想いやりゃあだになり自分の胸につきささる」の早口本当好きなんですよね。
近くの人も、すげー……と言っておりました。わかるよ……。自己内省と傲慢さの極みで……いいなあ……。

『Your Song』

あなたのための歌でありがたいな。これを選曲するのが本当にいい。back numberの『瞬き』とニュアンスとして近い。「また時には同じ歌を口ずさんでたりして」と歌うのがいい。
最後のミスチルにただただ喜びを噛み締めておりました……。最後にめちゃくちゃ叫べたし……。(この後のホールツアーのことまだ知らんかったので)

・櫻井&小林〜カーテンコール〜帰路

『HERO』

『Your Song』よりも、さらに細分化されたあなたへの歌。小林武史のキーボード、2日目はちょっと音割れしてた気がしたので、今日の音は本当に心地よかったです。

『to U』

ありがとうSalyu。「歌っていいよ」と言われたけど、じんわり浸っていました。櫻井和寿の2番に言いたいことを込めるという心情がたっぷり詰まっているよな。「もっと好きになれるから頑張らなくてもいいよ」なの「も」がいい。頑張ってもいいけど、頑張らなくてもいいんだよな。溶けた主張が心地いいなあ。
最後の曲、本当に寂しかったけど満たされていた。

カーテンコール。
櫻井和寿がみんなのこと呼んでいきました。「KREVA、仕事で帰っちゃったけど、さっきトイレで紙ナプキン2枚取ってくれた良いやつです!」と紹介したのウケた。紙ナプキンの男……。

back numberも昨日より慣れた感じで面白かったです。依与吏くん、みんな手を振る中最後までぺこぺこ頭下げてただけなの面白かったけど。昨日、投げキッスしてたらしいなら、頑張ってくれ。
またみんな近くに来たので、近寄りました。みんな近くて、生きていて、本当に感激。

「このお金、色々考えて使うから楽しみしててね!」と笑顔で手を振る櫻井和寿ありがとう。楽しみにしています。
櫻井さん、最後「小林さん何か言います?」と聞いて、小林武史、ふるふると首振って櫻井さんに何か囁き、その後「感無量だそうです」と代弁するの、かわいかった。ああ、もう手遅れですね。(自分が)
最後の最後まで見送って手を振って、振り返ったそこで花火。

『若者のすべて』や『HANABI』が浮かぶのずるいなあ。まともな花火、久しぶりに見たなあ。
3日目終演。本当によかった。

単身参加、すごく楽しかったけど、気心知れた人と来るのも楽しいだろうなと素直に思った。
その帰路、締まりかけのフードエリアで飯と酒を買ったら、もう締めだからかと酒飲みながら接客してたお兄さんが、少し割引してくれたのも凄く嬉しかった。バスに揺られ、東京へ。疲れていたけど興奮抜けずに、ずっとレポ打っておりました。
結局5分終電に間に合わず、カプセルホテルに急遽宿泊。最後、アクトみんな見送り代と思えば致し方なし。次の朝、眩しい日差しの中帰りました。
3日目、完!

【全日総括】

ありがとう!!!!!!!!!!!!まずは開催してくれて!!!!!!!!!!!!櫻井和寿と小林武史ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして、初参加でドキドキだったのに、色々と指南していただいた知人に大感謝……。帰ってからの感想戦やカラオケなども付き合っていただき、本当にありがとうございます……。

単身参加、本当に楽しかったけれど、人とわいわいするのも楽しいだろうな〜と、とても思いました。ゆったりエリアとかでも楽しいだろうな。近すぎると曲に集中できないのもよくわかりました……。
フェスの良いところ、良い意味でごったなので、全く予想もしない角度から殴られる(アイナコバタケ)みたいなところの良さがあった。アイナもMOROHAもたくさん聴くようになりました。そういう出会い、素敵だった。

Mr.Childrenが好きなら遅かれ早かれ必ず、bank  band.、いうてapフェスの存在には辿り着きます。自分も長年の悲願ではありましたが、かなり諦めていたところはありました。距離的な問題もあるし、いつか体力的な限界も来るし。
でも、行ってよかったー!!!!!! と心から思っています。櫻井和寿も小林武史もみんなみんな音楽が好きで、楽しそうに全力でやる姿にはなによりも力をもらえるなと思いました。また行きたい、という欲も生まれてしまいましたが、その欲こそが生きる活力な気がするんですよね。
自分は自分のためにこの文章を残していますが、それこそ未来の自分も含めて「やっぱり行きたい!行けるかも!」という支えになればとも思っております。

来年以降もまた開催されますように!!!!!!!
本当にありがとうございました!!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?