2021.07.31.SAT @火影 B SIDE APPROACHプレゼンツ『KING OF FOOLS』を100倍楽しむ方法
来たる7/31の土曜日に、アメ村火影で開催されるB SIDE APPROACHプレゼンツの『KING OF FOOLS』!!!!これがまた並びを見ただけでニヤりとしてしまうカナリの好メンツになっておりまして、ワタクシEROLINもDJで志願兵として参加することもあり大変楽しみな1日となっております。
※アートワーク by @daichang55 上部の掴まれてる人に注目
そして今回は告知も兼ねてイベントを煽り倒してくれないかとB SIDEのVo.伊藤部長より依頼があったのですが、内容は任せるわ~と投げっぱなしジャーマン aka パワハラ以外の何物でもない依頼に困惑しつつ、少し遅ればせながらキーボードを叩いています。
何を書こうか散々迷ったのですが、結局のところ目指す着地点は当日みんなで楽しい時間を過ごすといったところなわけでして。まぁ本当に勝手ではございますが各バンドの個人的な見どころ、注目すべきポイントとでも言いましょうか、そういったものを挙げていこうかと思った次第です。
先にも書きましたが、もちろんのことEROLINの勝手ワガママ個人的な見どころなわけでありまして、皆さんそれぞれの着眼点で楽しんでもらえればと思います。色んな視点もあるんだなーくらいのテンションで読んでいただければOK。ではではいきましょう。
■STANDOUT
今回リリースSHOW!ということで東京のナイスガイ4人組です。コロナがあって少しリリースから時間が経ってしまいましたが、ライブを見るのは自分も初めてなのでとても楽しみ。80~90'sのNYHC、とりわけ初期前期あたりのWARZONEやAGNOSTIC FRONTなどに代表されるようなスキンズ要素の感じられるハードコアサウンドが特徴的です。ハンチングやサスペンダー、フレッドペリーにドクターマーチンというマナーをキッチリと踏襲した出で立ちのメンバーもいますので、そこにも注目したいところ。
しかし決してそういった音一辺倒になっているわけではありません。切り刻むようなザクザクのミュートリフというよりは、オープンなコード感やストロークで押してくるタイプのギターリフ、そして事あるごとに一ひねりを加えた展開やキメ、アレンジがハッとしてGOODなのでございます。この辺りはバンド名の由来にもなっているはずのDISTRICT 9(多分そうですよね?)やBREAKDOWN、CROWN OF THORNZといったバンドの影響も感じられるので、40オーバーのオジさんはニヤニヤと、逆にアンダー30の若者たちには新鮮にも映るのではないでしょうか。
そしてリリースした作品のタイトル繋がりということでは、こちらの名作NYHCコンピレーションも、STANDOUTの理解に繋がるかと。
必要以上のローチューニング化やマッチョ化、メタル化、HIPHOP化を排除したともいえる、そういった華美な装飾と一線を画したシンプルで味わい深いサウンドは、国内では本当に貴重な存在だと思います。ちなみにBa.はSMDホットドッグ早食いバトル、グランドチャンピオンのシュウヘイ!某ヤードファイト助手のOMAN-Kさんかどうかは要本人確認でどうぞ。
■BAYONETS
YCS(Yokohama City Skinheads)の核弾頭!SMDの企画でもお世話になっておりますが、これが本当に毎度ながら最高に笑顔になれるライブでして。当日はビール党ではない自分もビール片手にストンプしたい所存。
圧倒的存在感のVo. Oi MASA氏を中心に、FIGHT IT OUTやKILLOUT、そしてSTANDOUT(みんな●●●OUTですな)に所属するメンバーが楽器隊として脇を固めます。スカ的なフレーズやブルージーなニュアンスもそこかしこに顔を覗かせ、Oiやスキンズといったジャンルにあまり馴染みのない人でも楽しめる懐の広さやライブのエネルギーといったところはBAYONETSの何よりの武器かと。個人的にはMurphy's Lawのゴッタ煮スタイルにも通じるパーティー感があると思ってます。
定番感のあるこちらのカバーにも期待したいところ。ちなみにBAYONETSでもOMAN-Kさんの答え合わせができると思うので、そちらもお楽しみに。
では最後になりますが、過去に答えてもらったバンドのインタビュー(音声)を置いておきます。内容は混乱を極める世界情勢に始まり、GAFAを始めとする経済圏や最新テクノロジーに関する話題など、多岐に渡って真摯に答えていただいた内容になっておりますので是非。
■BEYOND HATE
皆様ご存じ浜松の雄。90年代後半からスタイルを変化させつつも常に最高点を叩きだす怪物のようなバンドです。初期のメタル度高めなニュースクールハードコア時代からストンピン&モッシーなNYHC時代、そしてスキンズ要素がグッと前面に出た時代を経て経て経て経て経まして、現在はその全てを飲み込んだようなスタイルに。
中でも出音の大きさや演奏のタイトさ、さらに自分は以前もインタビューなどで言及しましたが、リズム隊のストンプ感や8ビート時の暴力的でダンサブルな感触などは特筆すべき点です。さらにここぞという時の、上手Gt. ガシさんによるメタリックなフレーズの刻みなんかも要注目ですね。まさにストップ&GOのお手本だといえます。そして先ほど書いたような様々なスタイルを経ただけあって、当日になってどの曲が飛び出してくるかわからないという予想不可能な、幅広セットリストも大きな魅力の一つ。
あとは曲内のキメ箇所に合わせたVo. トクさんの「ウッ!」でしょうか。国内でも屈指の「ウッ!」使いの一人。サンプルソースはこちら置いておきます。
■WRONG STATE
大阪酒乱パワーバイオレンス×NYHC!ヒトクセもフタクセもある問題児揃いでキャラ立ち満点の彼ら。発足当初はNUMBERNINEやBRAVE OUTといったバンドメンバーによるサイドプロジェクトなスタンスで結成されたはずが、あれよあれよという間に大阪若手~中堅どころのホープ的な存在に。岡山ilskaとのSPLITなど、コンスタントに音源をリリースしながら上手Gt. 麺匠TAKASAGOの東京移住もなんのその、精力的に活動を続けています。
メンバー各自の少年っぽいルックス?とは裏腹に、音やステージングは凶暴そのもの。ブラストに片足突っ込んだ激早な2ビートと急ストップで直角に振り下ろされるブレイクダウンのコントラストは彼らの旨味の一つですが、その重心低めな腰から下にくるズンドコパートは、いわゆるパワーバイオレンス直系ではなくあくまでNYHC経由のバンドであることの証明といえるのではないでしょうか。そしてバンド全体から発せられるエネルギーの方向が、決してスポーティーではなくシリアスで重苦しい印象を持っているのが興味深いです。
Vo. タットがボソボソと話す現代社会の様々な問題と素直に向き合ったMCも魅力的ですし、NUMBERNINEではGt.を弾くサカイさんによる黙々としたBa.プレイもサマになっていてGOOD。解散詐欺のままになっているroarではVo.を務めていたナツローが叩くドラムもグングン上達しており、パワフル&アニマルなウホウホゴリラ感マシマシでWSサウンドの核となってきています。下手側Gt.のコージローは酒癖に難アリだがギタープレイはカッコ良い。個人的にはTAKASAGOも同じくですが、ギターを弾く姿は2人ともどこかLOSキワムさんに通じるものを感じます。あとはメンバー全員ピットで元気なのが大好きです!
こちらはWRONG STATEを理解する1パーツにどうぞ。IA久々に観ましたが潔くて良いですね!
■B SIDE APPROACH
本イベントの主催である彼ら。昨年に10年ぶりに発売されたフルアルバムも絶好調!相変わらず平日ライブも厭わない、結成約20年とは思えないほどエネルギッシュな活動を続けています(アルバム発売時のインタビューは ⇒こちら )。
上記リンクのインタビュー内でも度々触れていますが、やはり1番の持ち味はアグレッシブなライブパフォーマンス。のび太とジャイアンの喧嘩みたく、煙り立つ猛烈な竜巻の中に巻き込まれた感覚に陥るような、安定したリズム隊が引っ張るドライヴィンでロールする楽曲は縦横の直線運動がよく似合います。腕振り回すというよりはタックル的な。猛獣のオリで激しいジャレ合い的な。まぁそこは勿論自由なんですが、個人的にはそういった感覚。Vo. 伊藤部長のステージングも猛獣感ありますよね。Like a 熊。いや子熊。ピットでも危険ですし。
あとは両ギターのコントラストでしょう。職人Tと、マスコット的存在のUMEKAWA(褒めてます)。黙々と、しかし闘志は熱くキラーリフを連発する凄腕ギタリストTと、音量が出てるのか怪しいがとにかく勢いだけは物凄い珍ギタリストUMEKAWA(褒めてます)。以前話題になった画像をもっかい貼っておきましょうか。
これですよこれ。血が沸騰した瞬間にピットにGOするような、このエッセンスをバンドに加えられるのは限られた人しかいません(褒めてます)。当日は東から西、そして世代を超えて入り乱れるであろうモッシュピット内の人たちにも注目ですね。唯一のBSA公式バンドアカウントであるTiKToKもUMEKAWAの新作動画が上がっているので要チェック!
■DJ NICERICE
皆んな大好きフミくん!フロムYCS。以前にSMDnightでもセレクトCDを作っていただき配布したりもしましたが、ご機嫌なパンクロックやスカ、ロックステディなどを中心に転換BEER TIMEを気持ちよく盛り上げる陽気で優しいオジさんです。
各地バンドマンからの支持は絶大。横浜勢のバンドが遠征する際は「フミくんも来るの?」がお決まりフレーズ。でもナイスライスの由来は知りません。当日は気になる曲があれば、そのタイミングで一緒に聞いてみましょう。お酒の1杯でも奢ってあげたら、さらに選曲に気合い入ること間違いナシ。でも皆んなDJブースにお酒はこぼさないでネ。
■DJ EROLIN
京都に巣食う妖怪のたぐい。当日の目標は見知らぬ人からの「この曲なんですか?」コール5回以上。
おあとがよろしいようで!当日はみんなバチバチ楽しみましょう!
7/31(sat) @アメ村火影
『KING OF FOOLS 』
STANDOUT -RELEASE SHOW-
BAYONETS
BEYONDHATE
B SIDE APPROACH
WRONGSTATE
DJ NICERICE
DJ EROLIN
OPEN 17:00 START 17:30
ADV/DOOR ¥2500(+1D ¥500)
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