久しぶり

1年以上、未更新だった。

それには理由がある。

1年とちょい前の2月。

父親が予後の悪い病気に罹っていることが分かった。

約十万人に一人の割合で発症する希少がん、脳腫瘍それも1番最悪な膠芽腫だった。

オペによる腫瘍の摘出を2回、出血が止まらないため開頭してのオペが2回、髄液が術野に溜まるため、ドレンを装着するオペ1回。
この1年で信じられない数のオペに耐えた父親。

しかしながら、どうしても放射線治療を嫌がってしまい、結局、抗がん剤とオペでのみ延命を図ることとなる。

時間が経過するごとに、みるみる弱っていく父親。昨年末に帰省した際は歩行も困難になっていたので、自分も覚悟を決めざるを得なかった。

そして、3/23 19:30頃、68歳でこの世を去った。

最後は孫にも囲まれ、穏やかに旅立ったようだ。

その後の葬儀も、お骨の拾い上げも、孫全員参加で執り行うことができた。

11歳と7歳の娘、3歳の息子
10歳と6歳の姪っ子

父さん、みんなに囲まれて、寂しさなんて、一つもない優しさに包まれての見送りだったと思うけど、どうだったかな?

父さんが命懸けで残したものは、これから俺が守っていくよ。だから、心配しないで、ゆっくりしてていいからね。

寂しくはあるけど、悲しさは少しだよ。
父さんが大事にしたものを守る気持ちの方が大きいからさ。

もうすぐ49日。父さんが次の命に転生する前に、俺から父さんへメッセージです。


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