3分割リーサルの解説と勝ちを逃さない色々【DBFW】
はじめに
(04/08追記) 本文に加筆と修正。および3章9節を追加。
(04/09追記) 補足①の内容に加筆。コンボ値0のキャラについて。
(05/24追記) 3章に10節と11節を追加
(追記分)
前提としてここに記載してあることは、試合中のリーサルにおいて、100点満点中80点を出せるようにする内容です。
100点の内容は家に帰った後じっくり考えるしかありません。
しかし、本当に必要なのは実際に対戦している最中です。アルバト決勝でのリーサルターン中です。負けてからでは遅いのです。緊張している中で複雑なことは考えられません。
とにかく複雑な計算を省きつつも、効率よく80点くらいのリーサル方法があればいいなと思いました。
そのため、リーサルが50~80点の内容でブレてしまう人、そもそも適当にリーサルしている人は参考になるかもしれませんが、毎回90点100点を出せる人には不要な記事です。そんな話です。
80点から先の内容はぜひご自身で導き出してみてください。そして、もっと簡単に計算できることに気づいた方はこっそり教えていただけると大変喜びます。アルバトで勝ちたいです、いやまずは出たいです。以上。
こんにちは、てれぱるです。
ドラゴンボールスーパーカードゲーム フュージョンワールド楽しいですね。
でもアルバトに落選し続けて泣いてます。
さて皆さん。負けた試合でも振り返ると実は勝っていたということがよくありますよね?ありますよね????
ない人はここまです。対戦ありがとうございました。
閑話休題。
自分の負けた試合を見直すと、大体リーサルで間違っていることが分かりました。間違った要因の大部分は、フィーリングによるコンボ値の割り振りと、なんとなくでの顔面パンチでした。
なんとなく3分割した方が得だから、なんとなく数値を乗せて殴ってしまう。それでは勝ちが安定しないのは当たり前です。
それを一定水準で安定させたいと色々検証し、この3分割リーサルに至りました。3分割リーサルの理解を深めたことによって、リーサル以外でも役立つ知識が増えプレイング自体が安定しました。
デッキの動かし方やデッキリスト、採用カードの説明はナマモノです。環境が変わったりすることで内容の鮮度は下がっていきます。しかし、プレイングに必要な知識や考え方は環境が変わった後も変わらず役に立ちます。(アーセナルベースぶり2回目)
このnoteにまとめた内容は、下記にあてはまるプレイヤーほど読んでほしいと思います。
・勝ちが安定しない人
・リーサルがよく分かってない人
・感覚でプレイしている人
また、今回の内容が皆さんの役に立てばいいなと、そう思えたきっかけのnoteを紹介しておきます。内容も分かりやすく、なにより熱量がすごいのでまずは読んでみてください。とてもタメになりました。ちなみに知り合いでもなんでもないので怒られたらリンクは消します。ごめんなさい。
1章. 2分割リーサルは弱い(基本編)
1節. 2分割リーサルの要求値
上の画像を元に、2分割方法でのリーサルをざっくり考えます。
手札にあった5コスフリーザ(以下ゴルフリ)をプレイしました。相手のライフを3から2へ減らして、ゴルフリでフィニッシュする状況です。
コンボ値は、
盤面に、10000
手札に、45000
リーダー20000
ゴルフリ35000
合計で、110000
リーダーのアタック時ドローで10000引き、合計値が120000へ。
120000÷2=60000
リーダー60000、ゴルフリ60000
相手のライフ回収分を考慮して配分を変え、
リーダー55000 ゴルフリ65000
2分割においてはこれで正解です。
リーサルにおいては間違いです。
なぜでしょうか?相手は1回目の攻撃を止めれば死にません。ゴルフリを受けても死にませんから全力で止めます。リーダーアタックの55000を止めるためには合計60000に届けばいいわけです。
まとめ
この場面での2分割の場合、ブロリー側は35000のコンボ値が手札にあれば死にません。
2節. 3分割リーサルの要求値
じゃあ、3分割にしたらどうなるのか?
アタックドロー含めた合計120000。配分は以下の通りです。
リーダー 55000
1フリーザ 30000
ゴルフリ 35000
初手の55000を止めるのに60000、つまり手札に35000コンボ値が必要。
次の30000を止めるのに35000、つまり手札に10000コンボ値が必要
相手目線、ライフ3→2へ守るのに必要な合計コンボ値は45000です。2分割より10000増えています。
じゃあ、相手が1回目のアタックを通したらどうなるでしょう。2分割と同じく65000でゴルフリが突っ込んできます。相手はライフを守るのに45000コンボ値手札に必要です。
以上のことから、
相手へのコンボ要求値
2分割:1回目35000 2回目45000
3分割:1回目45000 2回目45000
ここまで読んだ方は、
「1回目の55000は守って、30000受ければよくね」
と思いましたよね?
1回目の攻撃は35000コンボ値を使って守り、2回目の攻撃30000を通して、ゴルフリ35000を止めればいいと。
ゴルフリ35000を止めるには40000、手札に15000必要です。
1回目35000+ゴルフリ15000=50000
まとめ
相手が勝つために必要な合計コンボ値は45000or50000です。
3節. 結論
1.ライフを3→2へ減らす
2.ゴルフリを通す(ダブスト要員)
この場合の相手に必要なコンボ値合計は、
2分割:35000
3分割:45000or50000
よって3分割する方が相手への要求値が増え、勝ちやすいということがわかります。
ちなみによくある勘違いで、
「相手が55000コンボ値もってたら3分割にしても勝ってなくね?」
などという人がいますが、
2分割でも勝ってねーから!!!!!
自分の手札における最大効率の話だから!!!!!!
計算間違いあったらこっそりDMで教えてください。
相手の盤面や公開情報でのあれこれは後述(3章5節)。例題で取り上げた盤面においてはもっと適切な殴り方があります。
2章. 3分割の計算方法(7割3分割リーサル)
読み飛ばした人、こんにちはてれぱるです。
ここまで読んでくれた人ありがとうございます。
「3分割が強いのは分かった、どうやってそれを実際に導き出すの?」
と、疑問に思いですよね。
色々な配信を見てると、沢山の導き出し方があることがわかります。コメントに書かれる初回パンチの合計値が様々だからです。
もちろん状況によって最適解は多少ブレますが、おおむね正解になる攻撃の計算方法を用意しました。
この計算式と考え方をまとめて7割3分割リーサルと呼んでます。
1回目の攻撃:(合計コンボ値)×0.7÷2+15000
2回目の攻撃:(合計コンボ値の70%)-(1回目の攻撃)
3回目の攻撃:(合計コンボ値)-(1回目+2回目)
合計コンボ値120000の例題を元に計算します。なお、合計コンボ値の算出については後ほど捕捉します(補足①)
120000×0.7=84000
84000÷2=42000
42000+15000=57000
5000刻みのゲームのため、数値を四捨五入し整えます。(厳密には四捨五入ではない)57500なら60000にしますが、これについても後ほど捕捉します(補足②)
よって、1回目は55000、2回目は30000、3回目は35000です。
上の計算が難しいという方へ、朗報です。さらに簡単な奴があります。
1回目と2回目の攻撃合計のみ考える
(合計コンボ値)×0.7
要するに、合計コンボ値の70%を1回目と2回目それぞれに割り振れば、おおむね正解に近いという話です。細かいことは後ほど説明・補足します。またかよ。(補足③)
今回の例で言うと、
12000×0.7=84000
四捨五入して85000
それを2で割って・・・45000と40000で殴るか!でOKということです。
はい、簡単。
もちろん自分は計算が得意ではないので、すぐに四捨五入してます。楽だからね。みんなもしよう四捨五入。
まとめ
1回目と2回目の総アタック値は合計コンボ値の7割。ダブストの攻撃は3割。
7割の範囲であれば1回目と2回目の配分は大体でよい。
7割3分割リーサル計算は以上です。
補足① 合計コンボ値と算出方法
さんざん言葉に出してる合計コンボ値。
ここの算出を間違えると負けます(過去1敗)
合計コンボ値とは、以下の4つの合計値。
1.手札にあるコンボ値
2.ダブストユニットのアタック値
3.リーダーのアタック値
4.2番目に攻撃するキャラのコンボ値
リーダーは20000とするし、ゴルフリは35000とする。
ソルベは手札にいても盤面にいても5000。もしゴルフリが手札なら0。
ただし、リーダーの次に攻撃するキャラのアタック値とコンボ値に差がある場合、守ってもらう方が得になる場合があります。
盤面のフリーザが手札のザーボンになったと思ってください。
その場合、ザーボンはアタック値20000コンボ値5000です。
上記通りに足すと、この場合でも合計コンボ値は120000です。
(手札50000、ゴルフリ35000、リーダー20000、ザーボン5000、アタックドロー10000)
どこが変わるのかというと2回目のアタックです。本来30000でアタックするには1フリーザのアタック値10000へ手札から20000乗せる必要があります。
ですがザーボンだとアタック値が20000のため10000乗せるだけで済みます。
1回目の攻撃を防いでもらうとあら不思議。10000増えます、やったね。
ということは、そもそも1回目の攻撃を守って欲しいため、55000/30000の配分ではだめです。2回目に攻撃するキャラのアタック値を(At)、コンボ値を(Co)とすると、1回目の攻撃の計算式はこうなります。
(合計コンボ値×0.7÷2+15)-(At-Co)
今回(At-Co)は20000-5000で15000です。
当てはめると、
55000-15000=40000
1回目の攻撃は40000
85000-40000=45000
2回目の攻撃は45000
そして(At-Co)の値を3回目の攻撃へと振ります。
35000+15000=50000
つまり全体の配分は最終的に、40000/45000/50000になります。
相手目線ではアタック側の合計コンボ値がわからず、1回目の攻撃が通されることもしばしばあります。その場合でも本来65000だったゴルフリが95000パンチになってより勝ちやすくなります。
この一回目のアタックを通すか通さないかの読みあいは3章9節にて説明します。
でもやっぱり実戦での複雑な計算は面倒なので、
(合計コンボ値)×0.7を適当に割り振るでよろしいかと。
まとめ
盤面キャラのアタック値がコンボ値より高い場合(Co<At)は相手に1発目をガードしてもらうとお得で、通されたらよりお得。捕捉①おわり。
(04/09追記分)
4悟空みたいなコンボ値0キャラが2回目のアタック要因となる場合。
もし1回目の攻撃が通された場合、相手ライフが3→2になるため、4悟空のパンチが意味なくなります。厳密には意味ないわけではないですが盤面次第。コンボ値をもっているキャラであれば、本来その分を最後のダブストへと乗せることができます。
なので、総コンボ値が低すぎるシーンなどにおいてはリーダーにコンボ値は乗せず、相手にだけ手札を使わせる方がいいかなと思います。
通されたらダブストへゼンツッパ。
守られたら4悟空とダブストで2分割で。
もしくは、コストが余っていて追加で1コスだせるのであれば4悟空/1コス/ダブストの3体で7割3分割リーサルが結局使えます。
とにかくコンボ値0のキャラをアタックへ参加させるためには、1回目のアタックを守りたくさせる必要があります。つまり相手リーダーと同値での殴り。
例外的な盤面がとにかくいっぱい出てくると思います。自分なりのリーサル手段をいくつも持ち合わせて、より勝ちを逃さないようにしましょう!
画期的なアイディアを閃いた方、あなたが今度はnoteを書く番です!!!
補足② 四捨五入の細かい話
2章でとりあげた四捨五入について。正確には四捨五入じゃない気がするが細かいことは置いておく。とりあえず桁を省いて計算式に当てはめた。
面倒なので桁は省いてます。
(10=10,000 100=100,000)
215の1回は90.25なので四捨五入して90。
では205の1回は86.75なので四捨五入すると?
そうです85です。(え、90じゃねーの?)
厳密にはなんて言うのかわからないため便宜上四捨五入という言葉を使いました。DBFWの世界は5000刻みなので、よりどっちの5000刻みの数値に近いかを四捨五入して決めます。なので85。87.5だったなら90。87.4なら85。
心配しないでください、1回目の攻撃数値さえ決めればあとは引き算なので簡単。
とにかく1回目と2回目の攻撃合計が、合計コンボ値の70%になればOK。そこさえブレなければ四捨五入が間違っててもそんな変わらんです。
もっと言うと、合計コンボ値×0.7の段階で四捨五入すると楽。
215×0.7=150.5≒150
150÷2=75
75+15=90(1回目)
150-90=60(2回目)
205×0.7=143.5≒145
145÷2=72.5≒75
75+15=90(1回目)
145-90=55(2回目)
表と見比べてもそんなに誤差がないかなと思います。
気になる人は全部計算してみてください。
まとめ
どの段階で四捨五入しても大して変わらんので、一番大事なのは合計コンボ値の7割を配分できているかどうか。捕捉②おわり。
追記
補足③ なぜ7割なのか
条件
1.相手が20リーダー
2.合計コンボ値が210
3.自分も20リーダー
4.盤面はAtCo両方5
5.ダブアタ要員は35
どの配分が一番いいか検証したメモ。
20リーダーと25リーダーによって要求値は変わるので、どちらでもいいように相手目線で必要な合計値を記載。
Ap=必ず通さないといけない合計値
Bp=1回目を通した後の合計値
Cp=2回目を通し、ダブストを通さないといけない合計値
ちなみに2分割の場合100/110殴りになるため、105が必要になる。
コンボ値210
70/70/70 70+5+70+5-20=Ap130(配分66%).Bp145.Cp130
80/60/70 80+5+60+5-20=Ap130(配分66%).Bp135.Cp140
65/70/75 65+5+70+5-20=Ap125(配分64%).Bp150.Cp130
Apが130以下になる割り振りは除外。通さないと負けるパンチの要求が低いのは論外。一応参考までに記載しておきます。
A.80/65/65(配分69%)
80+5+65+5-20=Ap135
65+65+5=Bp135
80+5+65+5-20=Cp135
B.85/60/65(配分69%)
85+5+60+5-20=Ap135
60+65+5=Bp130
85+5+65+5-20=Cp140
C.90/55/65(配分69%)
90+5+55+5-20=Ap135
55+65+5=Bp125
90+5+65+5-20=Cp145
D.90/60/60(配分71%)
90+5+60+5-20=Ap140
60+60+5=Bp125
90+5+60+5-20=Cp140
E.95/55/60(配分71%)
95+5+55+5-20=Ap140
55+60+5=Bp120
95+5+60+5-20=Cp145
それぞれを比較すると、
A.Ap135/Bp135/Cp135
B.Ap135/Bp130/Cp140
C.Ap135/Bp125/Cp145
D.Ap140/Bp125/Cp140
E.Ap140/Bp120/Cp145
攻撃が通った時、ライフ回収により相手のコンボ値が増えるため、上記の中からAp<Cpを選ぶ。Bpは2分割の105より高ければよい。
B.Ap135/Bp130/Cp140 135<140 105<130
C.Ap135/Bp125/Cp145 135<145 105<125
E.Ap140/Bp120/Cp145 140<145 105<120
まとめ
配分が69%より低いと、通さないといけない要求値が低すぎる。
配分が71%より多いと、通した後の要求値が低すぎる。
よって合計コンボ値の配分は70%がいい。2分割よりも要求値は高く、AP<Cpであることからライフ回収で相手のコンボ値が増えても通る。
計算式に当てはめると
210*0.7=147≒145
145÷2+15=87.5≒90
145-90=55
210-145=65
90/55/65の割り振りとなる。つまりCと同じ。
135要求した後に145要求になるため、ライフから10増えても通る。
2分割よりはそもそも20要求値が高いので得。捕捉③おわり。
これ以降にに含まれている内容は、
・3分割と2分割の損益分岐点(使い分けの判断)
・なぜ3分割が得なのか
・2分割リーサルを使う場面
・7割3分割のルールに従わないメリット
(公開情報によるリーサル判断)
・7割3分割の応用方法
・30000パンチの意味
・1コストキャラの役割
・リーサルターンでエナジーを埋めるべきか
・守る側視点で1回目のアタックを通すかの読みあい
・7割の配分のうち、1回目のアタックに多く割り振る理由
・さらに簡略化したズボラ計算方法
このほかにも内容がまとまり次第、順次追加していければと思います。
皆さんのリーサルに幸あれ。
てれぱるでした。
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