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ヘッダー画像自作への道・11

このnoteは、わたくしが参加しているnoteのサークル「絵描きのためのイラレ部」の自主練日記です。基本的に部内での練習メニューの記録として書いています。

このnoteのヘッダー部分をIllustratorで自作するのが当面の目標です。
なかなか定期的に更新することも難しいのですが、温かい目で見ていただけたら有難いです。

 

今回の課題はドット絵作り!

今回の課題はドット絵、いえ、ドット絵風のイラストをイラレの加工で作ろうというもの。

ドット絵とは本来コンピュータ上における画像の表現方法・作成方法の一形態とされており、単一の色で染められた丸や四角を組み合わせて作られた絵のこと。厳密にいえばテレビやパソコンのモニターも3色のドットで表示されていますのでドット絵といえないこともないのですが、ここでは「昔のファミコンみたいな、少ない数の四角形で構成された独特の雰囲気を持ったイラスト」のことと捉えていただいたらいいかと思います。

なお、ドット絵を作るには、方眼紙にデフォルメしたキャラクターを描いて、それぞれに対応した色を当てはめて設計図を作り、それに沿ってドットを一粒ずつ描いていく方法が正攻法です。本格的なドット絵を作ってみたい方のために便利ツールも掲載しておきます。

・設計図が自動作成される便利ツール→ドット絵ナニカ

・ブラウザ上の方眼紙でドット絵が描けるツール→ミニドット絵メーカー・3

 

では、早速やってみましょう!

まずは元になるイラストを作成します。

まあ何でもいいようですが、後で比べてみるためにド〇クエ風のイラストを描いてみましょうか。Illustratorで描いてもいいのですが、過去に描いた絵でもIllustratorに読み込むことができる形式なら使えるという話なので、あえて取り込みの過程を設けるためにphotoshopで作成します。


\できました/

ぼうけんにいくぞ!

さらさらさらっと描けました。どんだけドラ〇エが体にしみこんでいるのか自分でも引くわ~…。

 

画像をIllustratorに取り込みます。

Illustratorを立ち上げて「開く」で展開。最初に展開したサイズより必ず小さくなるので別のタブはいらないと思います。

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単位をピクセルにするには環境設定でもいいのですが、定規を出して右クリックが速いです。


「オブジェクト」→「ラスタライズ」して画像にします。

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解像度は…工程がどう影響するのかわかりませんのでお手本(イラレ部では参考として実際に作業している風景の動画が紹介されていたのです。)通り72dpiにしておきます。

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カラーモード:PGB
解像度:スクリーン(72dpi)
背景:透明
アンチエイリアス:なし
オブジェクトの周囲に:0px追加(追加なし)

設定が終わったらOKを押して戻ります。


好みのドット具合になるまで縮めていきます。

これで準備は完了です!画像を「選択」して縮めます。

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ぐぐ~っと…!

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あれ?意外とガタガタにならないな。もうちょっと…。

ぐぐ~… まだまだ!?

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ぐぐ~!ぐぐ~~!!

おっと、ずいぶん小さくなっちゃいました!?


拡大したらちゃんといました。

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こんなに小さくて大丈夫かな…?? まいっか。


「モザイクオブジェクト」を作成します。

画像を選択し、「オブジェクト」から「アピアランスを分割」を選び、クリック。

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それから「オブジェクト」から「モザイクオブジェクトを作成」を選びクリックします。

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すると、ウィンドウが開くので、どれくらいのドットにするのか設定します。

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新しいサイズの幅をタイル数のところに入力して、「比率を使用」にチェック!

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タイル数の高さが変更されます。


「ラスタライズデータを削除」にチェックを入れて、OKを押します。

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タイルで分割されました!

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背景を透過にします。

オブジェクトをダブルクリックして「グループ編集」画面にします。

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背景の色のタイルを一つ選択して…

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「選択」→「共通」→「カラー(塗り)」を押します。

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このままだと絵の内側にある白いところも一緒になくなっちゃうので、選択してロックをかけます。(これもしかしたら背景は違う色で作っておけばよかったのかも…?)

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選択した部分を「グループ化」(ctrl+G)してダブルクリック!

外側の白い部分だけが削除できます。


\とってもカンタンだ♪/

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とても簡単にドット絵風のイラストが出来ました!

まあ、とはいえ自動作成なので、間にいらない中間色が生まれてしまうのは仕方ないですね。もっと色数が出来ないように小さくするか、元絵をシンプルにするかですね。


微妙なところはプチプチ直しましょう。

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今回の自主練は以上です。

ドット絵です、ではなくドット絵風というのがミソですね(笑)。一度完成したイラストで作れるというのが面白いところだと思うので、一旦発表した作品のアレンジという感じで考えると使い道が広がるかなと思いました。


(20201025)


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