亀屋良永の看板

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100年以上守りつづけられた店が、
第二次大戦による、御池通りの強制疎開により、
一瞬にして取り壊されてしまいました。
先代の、「御池に戻りたい」の一念と、多くの人達の御協力で、
昭和27年(1952)現在の地に、戻ることが出来ました。
その後、武者小路實篤先生に「亀屋良永」の書をお願いし、
現在も、大切にしております。
昭和49年、大変心安くさせて頂いておりました、
指物師 黒田長次郎さんに實篤先生の書を彫っていただき、
今日の立派な看板が出来上がりました。
その年の暑中見舞葉書に、看板の写真を印刷し
喜びを噛みしめたことが、つい最近のように思い出されます。

亀屋良永 主人 下邑 隆

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