大正の寺町通り、五盛会(ごせいかい)

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大正年間、寺町通三条~二条間の五つの町内会
(天性寺前町、下本能寺前町、上本能寺前町、妙満寺前町、榎町)
が集まり五盛会なる小売り商業団体が誕生、
京都で初めての鈴蘭街灯が設置され、
市内屈指の商店街として栄えた。

ご覧の双六は、当時発行していた五盛会新聞、
昭和八年新年号の付録である。
現存している商店は次のとおりである。
石野桂月堂、大阪屋モリスン店、大芳商店、杵屋食堂、富屋食料品店、
誠合堂洋服店、ハタノ洋服店、山上洋装店、稲子時計店、
川島呉服店、山本写真館、鳩居堂、以上敬称略。
この双六は、昭和47年近鉄(当時は、丸物)百貨店の
古本市で購入した。一千円。

執筆者:理事 幸田 敏男

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