二人でお茶を

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マッチのデザイン

1950年アメリカで映画化されたミュージカル。
当時の人気歌手ドリス・デイが主演し歌った主題歌が「Tea for Tow」。
それより18年も前にスマートのロゴマークが使われているのには驚いた。
「二人でお茶を」「Tea for Tow」のために作られたような錯覚を覚えてしまう。
しかし、1932年創業当時より使われている男性と女性のロゴマークは、創始者の元木 猛によって考案、デザインされた物です。

「スマート」の意味はスタイルがよく、頭の良い、気のきく、というような意味があり、当店も気の利いたサービスができる店でありたいという気持ちでつけられました。
創始者はとてもお洒落な人で、遊び心豊かでした。マークに描かれている男性と女性がテーブルを囲みながら話をしている姿は、一体なにをはなしているんだろう?
二人の関係は夫婦なのか、恋人なのか、友達なのか、また将来の日本人の体型がこんな風に格好の良いスタイルになっているのか・・・。など色々とお客様に想像して頂き、楽しんで頂きたいという思いで作られました。またこのマークを創る過程で男性の髪型がどうとか、女性の足が太いとか、あらゆる細かいところまでこだわったそうです。

当店の赤いマッチには、黒字でこのロゴマークが入っており、その裏面にはCoffeeとSmartが印字された珈琲カップが、描かれています。これは40~50年前、当時の常連さんで広告代理店のデザイナーをされていた方にデザインして頂いた物で、当時のコンテストで、最優秀作品に選ばれた物です。
このロゴマークに託されている「スマート」な店をこれからも守り続け、こだわりを持った珈琲と、気の利いたサービスが提供できるようにこれからも精進します。

スマート珈琲店 創始者の孫 元木 章

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