序章 クソゲーを神ゲーにしろ!!
登場人物
金沢市が認めた学生起業家プログラマー 寺本大輝
コロプラが認めた学生ゲームデザイナー 谷口諒
プロローグ
2015年2月某日
谷口「話って何?」
寺本「いいものを見せてあげようと思ってさ」
谷口「またぞろUnityでゲームでも作ったのか?」
寺本「まあそういうこと」
谷口「これか」
寺本「そう。新作の『おはじきゲーム』」
実際に遊んでみたい方はこちら(読み込みが長いので、開いて起動を待つ間このまま読み進めていくことをオススメします)
谷口「見た目も雑だけど、名前も雑だな」
寺本「いつものことじゃない? まあ座れよ」
寺本「これはモ○ストをモチーフにしたゲームなんだけど、まあ簡単にいうとおはじきだよ。黒と白のおはじきを交互にはじき合って死んだら負けね」
谷口「死・・・ん? いや、まあいい。どうやってはじくんだ?」
寺本「モ○ストみたいにマウスで引っ張ってから離すと飛んでいく感じ」
谷口「なるほどね。まあやってみようか」
寺本「じゃあ谷口が先行な。先行は黒だ」
谷口「おう」
谷口「ん!?」
寺本「こうなったら負けね」
谷口「いや、なんで今負けたのかサッパリ分からないんだけど・・・あれ、もしかして、この赤い四角って」
寺本「触れたら死ぬけど」
谷口「いや・・・あのさ・・・」
寺本「まあ対戦してみようぜ。俺が先にやるから」
谷口「はーん・・・なるほど、そういうゲームか」
寺本「どう?」
谷口「どうもこうもねえよ。クソゲーだろこれ」
寺本「ん?・・・そうなのか?」
谷口「いや、これは全然面白くないよ。俺、今勝ったけど、勝った気しないし。相手にぶつけて倒せる気もしないじゃん。あと見た目も・・・」
寺本「そ、そうか。困ったなー。面白いゲームにしなきゃならないのに」
谷口「どうした、何かに使うのか」
寺本「Unityの教材にするつもりだったんだよね。神ゲーを作れるっていう教材。でもクソゲーだって分かったら、誰も作ってくれないよなぁ」
谷口「そりゃそうだろうな」
寺本「でももう告知しちゃったし。いまさら大幅に内容を変えるのはちょっとなぁ・・・」
谷口「そのゲーム・・・面白くできるかも」
寺本「えっ?」
谷口「おはじきという遊びの基盤はそのままで、ゲームとしての駆け引きの要素をプラスすれば・・・多分イケるんじゃねえかな」
寺本「よく分からんが、それでいこう!」
谷口「30分くらい時間くれない? アイデア出すから」
寺本「いいよ。待ってる間、何かできることない?」
谷口「とりあえず、赤い四角は消してくれ」
谷口「こんな感じでどう?」
寺本「なるほどね、これなら作れるよ」
谷口「OK。段取りは任せるわ」
寺本「神ゲーになるといいなぁ」
こうして、二人のゲーム開発がスタートしたのであった・・・。
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