hackforplayって?(大人向け)
どれが面白いとか、なにをやってて楽しいとか、そういうのは人によって違う。ストレスで頭を掻き毟りながら働く人もいれば、同じ仕事を楽しそうにやる人もいる。
出来ることなら教えて欲しかった。どうしてそんなに、楽しめるのか。
(写真はぱくたそ様より)
hackforplayを作っている寺本です。2014年7月現在、高専に通っています。
「プログラミングが楽しいと思える教材」を目指して、hackforplayの開発を始めました。楽しいと思えることに特に拘っていて、学習効率はまだまだ高くありません。
今回リリースさせて頂いたhackforplayは、ゲームそのものです。ジャンルはゼルダの伝説と同じ「アクションRPG」。しかし、敵を倒すためにプログラミングが必要になります。
最初は理不尽なほどに難易度が高く設定されたゲーム。プログラミングをすることで、バランスのとれたゲームに変化していきます。つまりhackforplayの世界では、プログラミングをする目的が、ゲームをクリアすることになっているのです。
変化はゲームの中で確認出来るため、直感的に理解出来ます。たとえば、最初のスライムのHP(体力)は、99999999。どれだけ攻撃しても倒せないように作られています。(攻撃を受けるとプルッと揺れるので、ダメージを与えているな・・・と分かるトコロがミソ。)
そこでソースコードを見てみます。それぞれの単語の意味するところは分からなくても、数字を1に書き換えてしまえば、一撃でスライムを倒せるようになるのです。10に書き換えれば、10回攻撃して倒せるようになります。
それまでブラックボックスだったゲームの中身が、ほんの少しだけ分かりました。ただし、これだけでは理解したとは言えません。解説を読むか、自分で調べることで、初めて理解したと言えるでしょう。
ゲームをクリアしても、hackforplayはまだまだ楽しむことが出来ます。より早くクリアする事を目指したり、ユニークな攻略の仕方を考えてみたり、自分の見た目を巨大なドラゴンに変えて楽しんだり・・・。思いついた分だけ、hackforplayの楽しみ方は広がります。
プログラミングが出来る方は、世の中にたくさんおられます。しかし、プログラミングそのものが非常にとっつき辛いものなので、使える方の中でも好きではない方が多くおられます。それは社会人でも学生でも同じです。
hackforplayは、プログラミングの楽しさを知るキッカケを与えます。
分からないことはGoogleで調べられます。重要なのは、自分から調べる主体性です。そして、それを大きく左右するのは、その人の最初の体験です。楽しいと思いながら学ぶプログラミングは、年齢によらず、驚くほどのスピードで上達します。
プログラミングの楽しさを知らない方にこそ、hackforplayをご体験頂きたいと思います。一人でも多くの方がプログラミングを楽しいと思って頂ければ嬉しいです。
(hackforplay紹介動画 もぜひご覧ください)
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