シーホークスロースター雑感5/10

QB

ウィルソンが健在で問題なし。年齢を感じさせず年々グレードアップしたプレーを披露している。ただOLに大きな補強が無かったために今年も逃げ回る展開を強いられる可能性大。ウィルソンの他は現状ワシントン州立大出身のルーキー、アンソニー・ゴードンがアクティブ。小柄で細身な選手。ドラフト用の動画を見る限りブリーズのようなポケットパサータイプか?バックアップを争う選手に補強がありそう。

5/15にジーノ・スミスと再契約。このような状況下でチーム戦術の熟知を求められるQBポジションに新たな補強は簡単ではない。昨年のバックアップであるスミスなら堅実。

OL

左はブラウン、イウパティと実力派が揃うが年齢によるパフォーマンスの悪化が心配される上に、細かい怪我が多い。Cより右側は未知数。CはPITでパウンシーの控えを務めたフィニーと昨年終盤ブリットの負傷によって先発を務めたハントが争う見通し。RGは先述のフィニー、2017年全試合出場のポーシック、PHIから加入のウォーマック、3巡新人のルイスらが先発を争う。RTはNYジェッツから加入のシェル、JAXより加入のオグウェイヒの争い。実績ではシェルがリードも昨年までのパフォーマンスは決して良くない。全体的に見通しが立たないポジション。

RB

カーソン、ペニーが健在なら全く問題がないが、両者ともに健康状態に課題を抱える。カーソンは膝の状態が元々良くない上に昨年末の負傷からどれだけ回復したかどうか。ペニーは毎年負傷でシーズンを棒に振っている。大学時代はリターナーとしても優秀な選手だったがこれではリターナーに起用するのは難しい耐久性。3番手は昨年プレーオフで奮闘した元6巡指名のホーマー、今年の4巡指名ダラスが争うか。戦力的には十分だがRBはゴードン、ガーリー、ベルのように成績を落とすケースは多い。果たしてどうか。

WR/TE

現状最も充実したポジションと言える。WRは昨年完全に独り立ちしたロケット、高いポテンシャルを披露した昨年の2巡指名D.K.メットカーフ、元7巡指名から主力として活躍を見せるムードメーカーのムーアに加えNEからドーセットを加えた。スピードが持ち味の実力派で年々成長を見せていた選手。ハワイ大学出身のウルスアや新人の2選手もおりデプスも厚い。ターナー、ブラウンが抜けたが全体としてはグレードアップ。D.K.メットカーフは大学時代故障がちな選手でその点のみ不安材料。TEはWR以上に充実しているが飛び抜けた選手は不在。数が多くまだ動きがあるか。オルセンは実力派レシービングTEだが衰えつつある。耐久性も考えるとスポット的な起用か。ディズリーは昨年負傷により出場数は少なかったがポテンシャルは高い。先発として第一候補。ホリスターは昨年の主力だが伸びきらない。決定的な場面でのドロップや当たり負けなど勝負強さを欠く一方、意外性のあるキャッチを見せる二面性を持つ。ルーク・ウィルソンはブロッキングタイプでロン毛。新人パーキンソンは高さでDBとのマッチアップを有利に立つタイプ。まだ線が細い印象。

DE

メイヨワとアービンを呼び戻した。どちらもある程度の成績を予期出来る選手。アービンはパスラッシャー。30歳を超えても5サック以上をマークし昨年は8.5サック。メイヨワはランストップに強みを見せるタイプだが昨年は7サックとパスラッシュでも結果を残した。ただ近年この手のベテラン選手が期待を裏切るケースが多く不安は残る。グリーンら既存の選手はインパクト不足。昨年の1巡L.Jコリアーは足首の負傷もあり活躍出来ず。今年は主力としての出場が求められる立場。クロウニーと再契約しないとなると他チームより見劣りする。2巡指名のテイラーの活躍に期待がかかる。スピードとテクニックに優れパスシュチュエーションでは頼りになるのではないか。

DT

ジャラン・リードと再契約。昨年やや成績を落としたが実力派の選手。パスラッシュでエリートとなるポテンシャルを持った選手。プォーナ・フォードは目立たないがランストップで確かな仕事。ダブルチームを確実に潰しLBの押し上げを促進する役割を担う。スピーディーではないがパワフル。3番手以降が薄い。更なる補強も考えられるポジション。

LB

MLBはワグナーが健在で問題なし。変わらずタックルを量産している。2番手は昨年の3巡指名コーディ・バートンか。OLBはK.Jライトと1巡新人ブルックスが並ぶと見られる。K.J.ライトに負傷が無ければスピード感のある良いユニットになる。2番手はベン・バー・カービンだが先発を争うレベルではない。パスラッシュをかける場面ではシャキーム・グリフィンが登場する。チーム屈指の人気選手であり昨年初サックを決めるなど着々と成長中。

CB

プロボウル選出のシャキール・グリフィンが中心。高い身体能力でパスディフェンスに強みを見せる。昨年はトレ・フラワーズが先発だったが不安定。美しいプレーも見せる一方でタックルミスやランディフェンスの弱さがあった。WASから加入のダンバー、昨年負傷により出場数を伸ばせなかったネイコ・ソープらが先発の座を狙う。頭数は揃っており、更なる補強が見込まれるポジションではない。しかしパスラッシュが昨年から改善されないと大いに不安が残る。先発争いによるポジション全体の活性化が望まれる。

S

SSマクドゥーガルドは地味で堅実な選手と思われているが昨年パスディフェンスで上位10番にランクインした。元々ランサポートには定評があり総合力は高い。ベテラン選手でありメンターの役割も担うDBのキャプテン的存在。FSディグスは昨年シーズン途中の加入後先発を確保。トンプソンを放出したため先発で確定。ランサポートに強みを持つがパスディフェンスでもうひと押しが欲しい。ブレア、アマディ、ヒルは現状では先発の2人に並ぶレベルではないが昨年経験を積み更なる成長に期待。

K、P

マイヤーズは昨年不安定なシーズンを送り不安が残る。遠距離のFGKはともかく近〜中距離のFGKを外すのは問題。また試合ごとパフォーマンスに差があるのも課題点。昨年同様のパフォーマンスだと長期契約は失敗と取られる。Pディクソンはコントロールに優れ頼りになる。プロボウルクラスの選手。

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