ネズミの生活

去年の夏あたりまでやたらnoteを更新していて、特に書くこともないのにインスタで質問を募集してまで文章を書いていて、本来はそんなに自分のことを書くのが得意じゃないのでその時点でなんらかの状態異常であることには気づくべきだったのですが、そのままアクセル全開で人身事故を起こし、それなりにいろんな人に嫌われたので文章を書くのを一切やめました。
どうも文章だとその場で聞き手の顔が見えないのもあって好き勝手書けすぎてしまうので、日ごろ生活してて思うことをスマホのメモ帳に都度都度したためてnoteではなくライブで話そうくらいに思っていたのですが、いくらメモしてもべつに意見を自由にゆっくり喋っていいようなトークの場ってないということに気が付き、もっと言うと周囲に配慮をしながら文章を書く練習もしなきゃだめだろうということにも気が付いたので、前ほどのペースじゃなくnoteちょこちょこ書こうと思います。本当は気の合う仲間を作ってトークライブがやりたいです。人の心があると思われたいし。とりあえず「気分がすぐれないときはnoteを書かない」という約束を作ります。R-1最下位だったときの記事みたいなのは「これはちょっとおもしろいだろうな」と思って書いてたのでそういうやつは含めません。
ちょっとこれは良くない可能性もあるなーと思った記事は容赦なく有料にしていきます。手始めに例の記事を有料にしましたのでお好きな方は読めるもんならどうぞって感じです。一文字も加筆してません。


メモ帳に書いてあったことを書きます。
トークライブで話のタネにしたいなーって思ってたくらいのことなのでおもしろいとかではないです。


・検温
アイドルのライブに去年は145現場行った。
これは完全にマウントだけど、お笑いライブがチケット料金1000円で90分が平均の中、アイドルのライブというのはチケット3000円+ドリンク代600円で2時間半が平均な上に座れないので金と体力の使い方がより激しいと思ってほしい(チェキもバンバン撮るので本当に年間いくら使ったか計算するのが恐ろしくてしたことがなかったのだが、いま計算してみたらぜんぜん年100万円もいってなさそうで、そう考えると100万円ってかなりほしい)。しかも芸人のネタなんてどんなにつまらなくても3、4分で終わるものが、アイドルは曲もパフォーマンスも何もかも好みの部分が見つからないグループでも25分見ないといけないときが全然ある。べつにツイッターとかにもなんも書かないけど、全然ある。だからお笑いライブで自分的によくできたな~っていうときにもレポで名前挙げられてないときはそういうことなんだなと理解している。
最近お笑いイベントの中止延期をまた見かけるようになったけど、アイドルイベントの中止はマジで見かけない。多分お笑いが気にしすぎている感じはする(お笑いのつまらないイベントとぜんぜん予約が入ってないイベントは開催を控えてほしい)。
アイドルイベントでも毎回入場時に検温があるので去年145回以上検温をクリアしていることになる。だいたいのところで検温したあとに温度を見せられて「OKでーす」と言われるのだが、たまにザコの受付みたいなやつがいて【32.3℃】とか表示された体温計を見せられながら「OKでーす」と会場内に通される時がある。全然OKじゃないよ。心配してよ。
銃の形の非接触型体温計じゃなくても、お店においてあるような形のモニターに顔近づけて検温するやつもライブハウスにはある。おでこは前髪で隠れてるし、マスクもしてるし目は眼鏡だし、顔が何も出てないんだけど本当に検温できてるのかよくわからない。こないだいったライブハウスでそれにひっかかった人がいて、お店の人が「これ最近寒くて調子悪いんですよねー」と笑いながら電源をひっこ抜いたり入れたりしながら7回くらい検温してようやくOKが出て中に通してたんだけど、その前に6敗もしてるのにたった1勝で入れていいんだと思った。あれで本当に会場に入れなかった人がいたら教えてほしい。
すかいらーく系のファミレスの入り口に置いてある手をかざすタイプの検温がいちばん好き。あれなら何回でもしたい。ZARAの入り口に置いてあるアルコール消毒の機械がいちばん嫌。手のひらに痰を吐かれているみたいな気持ちになる。



・よしもとの劇場は入り口を教えろ
最大手だけあってよしもとの持ち劇場はそれなりに大きくて、普段我々が出ているようなライブハウスとは造りが全然違う。僕みたいなもんがよしもとの劇場に出られるのなんて年に2回くらいのもんで、賞レースの予選でルミネに出るときとか、たまに無限大ドームに呼んでもらうときとかそんなもんだ。出たことがないよしもとの劇場に出るときに毎回思うんだけど、出入り口の説明を事前にちゃんとされた記憶が一度もない。知ってて当然、もしくは事務所の先輩芸人から教えてもらうのが当たり前、みたいな空気になっている。楽屋口なんて知らないから、出るたびに普通のお客さんが入る受付のほうに行っては受付の人に「出演者なんですけど・・・」と言って(あ、入り口知らない人いるんですね笑)みたいな顔で楽屋口を教えてもらうことになる。無限大ドームなんて自力で見つけようのない搬入用のエレベーターみたいなやつ乗らないといけないのに、開場前だと普通の受付も開いてすらなかったりする。ようやく中に入ると全体的に裏方スタッフさんの数が多くてびっくりする。俺らならスタッフ0人でやるようなライブでも作家さんがついててすごい。そんなに人員がいるなら入り口を教えてほしい。入り口を教えようという気持ちに誰1人なっていないなんておかしい。


・そんなことある?
2005年あたりから「どんだけ〇〇なんだよ!」というツッコミがお笑いで流行って、それが次第にバラエティ全般で流行ってクリシェ(乱用されすぎて目新しさが失われ常套句となった言葉)と化し、2007年にIKKOが「どんだけぇ」で流行語大賞をとってツッコミ台詞として完全に死んだという経緯があったと思うのですが(僕はお笑いしか見ていなかったので二丁目で流行ったのが先かどうかはわからないです)、それと比較して「そんなことある?」というワードは息が長いなと思います。僕のイメージでは出てきたのは4.5年前。たしかにフレーズとして万能すぎてかなり便利だし、まだまだ全然味がするのが凄い。一昨年くらいにみちょぱが「そんなことあります?」と言っているのを見てこれはもう終わりかなと思ったのですが、いまだに芸人でも使うし塾の中学生とかですら使ってます。ただ、さすがにどうでしょう。もう手垢まみれじゃないでしょうか。「そんなことある?」は確実にウケなくなり始めています。IKKOのような存在がトドメを刺さなければいけない時期はとっくに過ぎました。言葉自体は真新しい単語の組み合わせではないから流行語大賞にも気づかれていない。去年のおもしろ荘に「そんなことある?」をモチーフにしたギャグの一本勝負でこの言葉を完全に殺しにくる芸人が現れなかったことは日本全体にとって痛手であったと言わざるを得ません。このままギャグにもなれずクリシェ化していることにも気づかれず大学生とかに「風邪ひいたときに見る夢」と一緒に多用され死なせてももらえない「そんなことある?」のゾンビを、あなたは手をこまねいて見ていることしかできない。




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