昨今の脱毛ブームに対して思うこと #9
世の中は大脱毛ブームである。
ユーチューブを見ているだけで、無限に脱毛サロンを紹介され、インフルエンサーたちもこぞって脱毛の素晴らしさを説いている。特に男性の場合は髭脱毛を薦められる。
毎朝、髭を剃る10分の時間を永久に節約できる!やらない方がどうかしてる!そんな喧伝を見るかけるたびに僕はこんな風に思ってしまう。
髭ってそもそも何のためにあると思っているの!!!
人間のからだというのは1万年以上かけてゆっくりと進化してきたのである。言わずもがな、毛が生えている場所というのは守る必要がある場所なのだ。髭だって、必要だから生えている。
たとえば、明日、核戦争が起こって地球上の文明という文明が崩壊したとする。生き残った人々が何で覇権争いをするだろうか?
そう、、、闘拳である。
当たり前の話であるが、無防備な顎にまともにアッパーを食らえば、脳震盪を起こし、立っていられない。速攻でジ・エンドである。その時になって髭を生やそうと思っても、永久脱毛していれば髭を生やすことはできない。
つまり、髭脱毛するということは、闘拳至上主義の世界において自殺行為といってもいいくらい愚かな行為なのである。
そんなことを考えながら、僕は今日も髭を剃っている。
~毎週日曜夜に更新~
自主連載企画『27歳で死ぬと思ってた』
文:寺田功夫
絵:タチカワ(https://linktr.ee/kyotaro071)
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