日本チャンピオンチャレンジの前日

Facebookだと取引先や友人も見ている。
なのであえて5月11日の今日、noteで自分の考えや思いを記録したいと思う。

明日は国際スピーチコンテストディストリクト76の決勝戦だ。
ディストリクト76とは日本のこと。
国際スピーチコンテストとは英語でのスピーチコンテストだ。
そう明日は競技スピーチの日本チャンピオンを決める戦いだ。
言うなればスピーチの天下一武道会の日本の決勝なのだ。

この戦いに8年間チャレンジしている。
このコンテストはトーストマスターズインターナショナルという団体によって主催されている。

どれくらいの規模かというと世界170か国で開催されているのだ。
各国や地域の代表が世界チャンピオンにむけてしのぎを削っているのだ。
そう、世界大会にでる日本代表を決める日が明日なのだ。

英語のスピーチで大会であるから英語ネイティブが有利なのは変わらない。事実ここ数年の代表者はアメリカ人とイギリス人だ。日本代表であるのに日本人は選ばれていない。

やはり、日本人としてはここで、もう一度チャンピオンの座を日本人に戻したいと思っている。

特に中野クラブの代表としてこのチャンピオンの座を取り戻したいのだ。

なぜなら中野は新しいクラブであること。そして若いメンバーが中心のクラブだからだ。帰国子女も多く、多言語話者も多い、しかしスピーチの経験は浅い。ちゃんとステップを追って、確実に頑張っていけば、ここまで到達できるというその姿を模範を彼らに示したいのだ。

英語話者が多い東京トーストマスターズクラブや外資系サラリーマンが多い他のクラブに属していたこともある。しかし、今は地元の中野を中心だけに活動を移した。

そこには理由がある。英語話者が多いところの活動を中心にしてしまえば、きっと、トーストマスターズを知らない人や新メンバーはこう言う風に言うに違いない。
「だって、もともと英語できる人が集まってたんでしょ」
「ネイティブスピーカーばっかりだから強いに決まっているじゃん」                     「もともとスピーチの才能がある人ばかり集まっていたのでしょ」

だから、こそ地元の中野クラブとそのメンバーの助けで勝ち上がりたいのだ。言葉のチョイス、印象、理解できるかどうか。素直に中野メンバーのフィードバックを聞いた。
Traderという言葉が分かりにくいと言われ、a bigger position at the bankという風に表現を変えた。途中がだれるから、そこの内容もカットした。もっとわかりやすいように登場人物の声色を変えることもした。
韻を踏むようにということで言葉を変えた。

そう、今回のスピーチは僕一人だけのスピーチではない。中野のメンバーで作ったスピーチなのだ。だから、今回はそれを完璧にこなしたい。そしてそれで日本チャンピオンのタイトルを取るのだ。

今週、仕事でもこのそわそわが伝わるらしく会社の副社長であるN氏にもこういわれた。

「哲平さんは年間1000人も教えているのですよ」

「しかも、人に火をつける天才です」

「そして、それで結果をだしています」

「自分を信じてください。日本チャンピオンになれるって」

そう言葉をいただいた。

勝ちにいくというより、自分の最高のパフォーマンスを見せにいきたい。メッセージが相手に伝わり、そしてスピーチの意味が観客に伝わった瞬間にスピーチは完成する。

そんなスピーチを完成させ、明日は日本チャンピオンになったとFBで報告することにしよう。

トーストマスターズ以外の人にとってスピーチの良し悪しの基準について気になると思うが、詳しくはまたにする。大雑把にいうとメッセージ性と伝え方のジェスチャーや声、そして正しい文法や表現、韻などで評価されるのだ。

しかし、みんなの応援や励まし、全国からいや、全世界からメッセージをいただいている。僕のためだけでなく、みんなのために最善をつくしたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?