世の中のすべてのルールに共通する存在理由

世の中、いろんなルールがあるといえども、すべてのルールに
共通して言える存在理由が1つあります。

個別にもそれぞれ、作った目的はあります。
格差が生じないようにするため、とか、不快な思いをする人を
なくすため、とか、案件によってさまざまです。

ところで、ルールを守らない人に対して、異常なまでに怒りの
感情を抱く人がいます。正義感が強い人や、規則にルーズな人
のせいで迷惑を掛けられている人‥。気持ちは分かります。

自分が迷惑しているなら、それはもちろん当然だと思いますが、
そうでない場合は、そんなルールを守らない人になんて関心を
持つ必要ないと思います。ルールに反した事で生じるトラブル
は、すべてその本人が責任を取ることになるだけですから。
どんなに大問題になろうが、知ったことではありません。
正義感があまり行き過ぎると、正義中毒とか私人逮捕といった、
別の問題を引き起こす危険を孕んでいます。

本題の、すべてのルールに共通する存在理由ですが、それは、
「ルールとは他人に守らせるためにあるのではなく、自分の身
を守るためにある」
ということです。法律に反した場合、罰則
が設けられていますが、罰則があるから仕方なく守る、という
のは、人間として生まれながら、なんと嘆かわしい事かと思わ
ずにはいられません。罰則があっても守らない人もいますが、
それは、そのルールに納得していないわけで、罰則のあるなし
に係わらず、自分のした事に自分で責任を取ってもらうことに
なるだけです。ルール違反によってトラブルが起きた時には、
「なぜ決まりを守らないんだ」と非難されます。
ですが、ちゃんとルールを守っていたにも係わらずトラブルが
起きた場合は、非難されることはありません。ルールに則って
いたのにトラブルが起きたということは、ルールを見直す必要
があるのではないか、という話になります。だから、ルールを
守ることは、自分の身を守ることに繋がっているのです。

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