【テックは再び暴落!!なぜ今、医薬品だけが上昇しているのか?】毎日5分!経済英語NEWS!

おはようございます。
八木翼です。

昨日のメルマガで、これからはほぼ利上げ局面なので、マルチプルコントラクションが起こりやすいという話をしました。
そこで、実際にPER高めなテック株は売り捌き、

・金、鉱山
・医薬品
・石油(これはサイクル表に載ってない。)

に資金を入れ始めました。

昨日もツイートしましたが、今これらの株は明らかに割安です。
(本日株価上げてましたので、少し状況は変わっていると思います。)

RIO
BMY
XOM

なぜ決算をしくじっていないテック株が暴落する一方で、バリュー株が上昇すると私が考えているのでしょうか?
これは結構単純な話です。
大抵のファンドでは、債権〜〜%、株式〜〜%、商品〜〜%
なんかの形で、運用に対する割合が決まっているんですね。

当然、この割合が変わって株式が下落することもあるのですが、基本的に割合が変わらないのであれば、株式を、株式のどこかのセクターに投資するしかないわけです。

GAFAMは残念ながらこれからもマルチプルコントラクションを続け、株式は下落していくと思います。
ファンドマネージャー達は、株式市場全体は下がり続ける中でも、どこかに資産を配分しておかなければなりません。

そう考えた時に、当然、以下の企業は魅力的に見えます。

RIOのPER(FW)は、4.48倍で配当利回り11.62%
BMYのPER(FW)は、7.79倍で配当利回り3.63%
XOMのPER(FW)は、12.29倍で配当利回り5.72%

将来成長する小型株にかけるという戦略は、一見、理にかなっていて儲かりそうなのですが、金利が引き上げられていく今は、バリュエーションは、逆の評価をえてしまいます。

高PER銘柄の買い場は、GDPが減速を景気が減速し始めてからやってきます。
そこまではテック株の観察は続けますが、まだ入り時ではないと感じています。

今回のサンタクロースラリーは、ファンドに売りをぶつけられ、その一方でファンドは医薬品株を買い、ラリーの中心は医薬品株なのかもしれません。

ニュースを見てみましょう。


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■■【毎日5分!経済英語NEWS!】 20211217
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■■1.英文和訳
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Apple Leads Big Tech Lower as Investors Reconsider Fed Moves
(アップルが主要ハイテク企業を率いて下落、投資家はFRBの動きを再考)

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(1-原文)
U.S. technology and internet stocks fell sharply on Thursday as investors assessed the longer-term implications of the Federal Reserve’s hawkish policy on corporate balance sheets.

Megacap tech names initially saw a positive reaction to the Fed’s statement on Wednesday, with investors buying up shares of Apple Inc., Microsoft Corp. and Nvidia Inc., among others. But those stocks came under pressure Thursday, erasing most or all of their gains.

(1-和訳)
米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な政策が企業のバランスシートに与える長期的な影響を投資家が評価したため、米国のテクノロジーおよびインターネット関連の株式は木曜日に大幅に下落した。

水曜日に発表されたFRBの声明に対して、メガキャップのハイテク銘柄は当初、投資家がアップル社、マイクロソフト社、エヌビディア社などの株を買い上げるなど、ポジティブな反応を示していた。しかし、これらの銘柄は木曜日に圧力を受け、上昇分のほとんどまたはすべてを帳消しにした。

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