転スラ ディーノの正体と実力

八星魔王の1人で長い間怠惰な生活を送っていた堕天族のディーノ。ラミリスと気を使わずに会話をしたり魔王達の宴では寝ていたりと魔王でありながら人間味がある人物で本当に実力があるのか疑わしい印象を受けていました。しかし書籍16巻では八星魔王の名に恥じぬ実力を見せリムルと敵対することになります。今回はそんなディーノの正体と実力についてネタバレを含みながら紹介したいと思います。

先ずディーノの正体はヴェルダナーヴァによって生み出された意思なき天使族の最上位個体熾天使”始原の七天使”の1人である。筆頭のフェリドウェイと他3名ザラリオ、コルヌ、オベーラが異界に去ったあと地上の監視任務にあたっていたのがディーノとピコとガラシャであった。その任務は世界の崩壊を防いだりギィ•クリムゾンとルドラの勝負を見守ることである。そしてヴェルダナーヴァが亡くなった後に色々あって堕落し熾天使族から堕天族に変化し今に至る。

続いてディーノの実力について紹介します。ディーノは技量や神話級の武器を所持していたりと戦闘経験が豊富なのだが最も特筆すべきは天使系と悪魔系の究極能力をしかも究極能力を2つ所持していることである。これは書籍18巻までだとリムル以外に該当する人物はおらずギィでさえ悪魔系の『傲慢之王』しか所持していないのである。このことからディーノは戦闘のバリエーションから考えれば他の魔王達よりも多いことになり様々な戦闘場面でも活躍できるのである。元々所持していたのは天使系究極能力『至天之王』であり堕天族になって怠惰な生活を日々送っていた結果獲得したのが悪魔系究極能力『怠惰之王』である。ここからはそれぞれの究極能力の力の一部について触れたいと思います。

天使系究極能力『至天之王』
権能としては創造進化があり、自分が所持しているユニークスキルを望む形の究極能力に進化させることができるのである。因みに使用したエネルギーは『怠惰者』の特殊な性質のエネルギーの貯金からきている。これによって書籍16巻では『怠惰者』が『怠惰之王』へと進化することでベレッタを滅ぼすことに成功したのである。またこれ以外の権能もあるみたいなので今後の物語で登場するかもしれない。

悪魔系究極能力『怠惰之王』
『怠惰者』はユニークスキルの中でも強い部類七つの大罪の悪魔系能力に入り非殺傷性の広範囲無力化攻撃"怠惰なる眠り"によるあらゆる生命体を目覚めぬ眠りに誘い、術者が解除するまで起きられなく意思の力で抵抗することができない攻撃をしていた。これが進化したことでより物理的な防御手段がなくなり精神のみならず肉体も破壊する眠りへと誘います。"滅びへの誘惑"は法則を書き換え生者も死者も関係なく活動状態から停止状態へと受けた対象者を自主的に歩ませるという催眠術とは次元の異なる効果を及ぼす知恵ある者、感情を有する者への絶対支配を可能とします。そんな強力な究極能力だが本来の使い方は配下や仲間の支援であり本人が動けば動くほど弱くなる特性があるのである。つまり自分が溜め込んだ力を貸し与える権能の方が真価を発揮するのである。

このように『至天之王』と『怠惰之王』はかなり相性が良い究極能力であり、自分が戦っても配下や仲間に支援したりと汎用性が高い人物である。実際にディーノ自身の力はルミナスやレオンよりは上だと個人的に思っている。それこそギィ•クリムゾンやミリム、ダグリュールともいい勝負はできそうである。まだまだ本来の力を見せてはいないので今後の書籍での登場に期待を膨らませています。

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