転スラ 帝国との戦争ピンチランキング

今回は帝国との戦争の最中で最も危険な場面のランキングをネタバレを含みながら紹介したいと思います。3位から1位の順番で狙われた人物とその戦闘シーンを具体的に解説したいと思います。

先ず3位はディーノに狙われたラミリスです。ディーノは書籍11巻でダグリュールの所に住んでいたが追い出されギィの命令でリムルの所に来た怠惰な魔王という印象であまり強いイメージを持っていませんでした。しかし書籍16巻で実は元始原の七天使とかなりの重要人物であることが判明し目的がラミリスの捕獲にありました。ヴェルグリンドの攻撃で三妖帥が迷宮内に侵入とヴェルドラが敵に支配されてしまったことで慌てふためいていたラミリス。トレイニーやカリスが迎撃に向かいゲルドやクマラが覚醒に目覚めてなんとか状況を打破できると安心した隙をついて管制室にいたディーノがラミリスの捕獲に動いたのである。これを異世界人で元帝国人だったシンジが気付くことでラミリスに届く前にベレッタに阻止されるがここからディーノは正体をバラシ神話級の武器を身に付け戦闘モードに。ベレッタと応援に駆け付けたアピトの2人が応戦するが天使系究極能力『至天之王』とその力で進化させた悪魔系究極能力『怠惰之王』の力によって止めることができませんでした。護衛を全て排除したかに思えたがここで迷宮の絶対強者ゼギオンが登場します。少しゼギオンを甘く見てしまったディーノは”堕天の一撃”という物理攻撃と精神攻撃の2つを併せ持つ技を繰り出すがそれをゼギオンは左腕で受け止め攻撃を無効化にします。そしてお返しとばかりに”次元等活切断波動”でディーノ右腕を切断、最後に”幻想次元波動嵐”によって撃退することに成功します。ゼギオンというヴェルドラが太鼓判を押すほどの人物がいてくれたおかげで窮地を脱したが覚醒の眠りがもう少し遅ければ間に合わなかった可能性もあったのでかなりのピンチな状況でした。ラミリスがいなくれなれば迷宮という魔国連邦の防衛の要であり復活することができる効果がなくなるので犠牲者が多く出ていたと考えられる。

2位は敵に支配されたヴェルドラである。書籍14巻でリムルがベニマル、ソウエイ、シオン、ディアブロを引き連れて帝国の首都に転移してルドラに交渉に行きますが待ち構えておりヴェルグリンドの夢幻要塞によって囚われます。その間にヴェルグリンの並列存在の1人が迷宮に攻撃を仕掛けヴェルドラを誘き出します。そして書籍15巻でヴェルドラとヴェルグリンドの竜種同士の戦いが始まりました。最初は舐めてかかったヴェルグリンドだったが究極能力『究明之王』を獲得しリムルとの日々研鑽を重ねることで予想以上の成長ぶりを見せたヴェルドラに驚愕します。少し評価を修正したヴェルグリンドは自分の究極能力の『救恤之王』で回避不可能の”灼熱の抱擁”を仕掛けますがこれもヴェルドラには効かず自分ではヴェルドラを止めることが難しいと感じたヴェルグリンドは注意を引き付けることで旗艦に搭乗していた近藤中尉の最強の攻撃弾”神滅弾”によって大ダメージを負いルドラの王権発動によってヴェルドラは支配されてしまいます。長らく魔国連邦の最終防衛の要でありリムルの盟友が帝国によって支配されてしまうことで魔国連邦の戦力が一気に崩れ落ち帝国との戦争は敗北寸前まで追い込まれることになりました。

1位はやはりリムルです。リムルは書籍13巻の暗殺と、書籍15巻のヴェルドラとヴェルグリンドの竜種2体同時の戦闘の2つあります。先ず魔国連邦に攻めてきた帝国94万の軍団を全滅させることに成功するだろうと残る地上戦の軍団を転移させ浮かれていたところにマサユキと行動を共にしていたジウとバーニィが暗殺を仕掛けていました。ジウの不意打ちの攻撃を間一髪で躱しベニマルとクロエが立ち塞がることでなんとか危機を脱することができました。しかしジウとバーニィは帝国の一桁数字とルドラから貸し与えられた究極付与『代行権利』を所持しており究極能力を獲得していないベニマルはバーニィに攻撃が効かず、クロエは自分の『時空之王』を完璧に扱えずにジウの陰湿な戦い方に苦戦することになります。しかしリムルの究極能力の『智慧之王』の力によって打開策を見つけ出し2人をなんとか撃退することに成功しました。リムルのもしも敵が隠れていた場合を思考していたことと、クロエの参戦がなかったらリムルとベニマルが殺され魔国連邦の統率力が失われ本命の帝国との戦力と戦うことはできなくなっていただろう。もう一つは書籍15巻で支配されてしまったヴェルドラとヴェルグリンドの竜種2体同時の戦闘です。この世界の最強の種族が竜種であり1体と戦うだけでも覚醒魔王では敵わないのにそれを2体同時という絶望的な状況を強いられることになりました。ルドラやヴェルグリンドも親とも呼べるヴェルドラを支配してしまえばどうとでもなると考えておりリムルを過小評価していました。そして戦闘が始まりますがリムルの究極能力の『智慧之王』がルドラの究極能力『正義之王』に影響されておりヴェルドラの”破滅の咆哮”を防御しようと『誓約之王』で絶対防御という誤った選択をしてしまいます。リムルの強制命令によって回避することになったが防御していれば負傷を免れませんでした。『智慧之王』の不調な状況もありまともに戦うこともできずにいましたがリムルの何気ない名付けを行うことでルドラの影響も及ぼすことができない存在へと進化することになりました。『智慧之王』から”シエル”となったことで竜種を手玉に取るほどの急激な成長を見せ無事ヴェルドラの解放に成功しさらにリムルも竜種と同じ存在に進化します。リムルの名付けを行っていなければ敗北していた可能性があり帝国戦争の中では一番の危機的状況だっただろう。

以上が帝国との戦争で危険な場面を紹介しました。このことからやはり魔王や竜種といった上に立つ人物達が狙われてしまうと状況が一気に最悪の方に向かってしまうことがわかります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?