転スラ ユウキ達の策略

今回はweb版よりも脅威に感じなくなってしまった書籍版のユウキが中庸道化連と手を組み自由組合の総帥と三巨頭の総帥になった後の策略についてネタバレを含みながら紹介したいと思います。

①クレイマンの戦力状況の為豚頭魔王の誕生を後押し魔王達の興味を得るため。豚頭族達に武器提供を東の帝国の商人として提供し上位魔人ゲルミュッドを使い豚頭魔王を生み出した。結果はリムルが豚頭魔王を捕食し魔王種を得てしまうがミリムやカリオンが魔国連邦に興味を示すようになりフレイが何かに悩みを抱えていることに気づき今後の計画に利用できる情報を得ることに成功する。

②暴風大妖渦を復活させミリムによって滅ぼさせ空の女王フレイに恩を売ること。獣王国ユーラザニアから魔国連邦に視察に来ていたフォビオがミリムに恨みを持っていることを利用し暴風大妖渦の依代にして復活させ魔国連邦とミリムに嫌がらせを行わせる。結果は見事暴風大妖渦ミリムが吹き飛ばしフレイからの恩を受けることに成功する。

③ヒナタを使ってリムルの殺害を企てた。リムルがイングラシア王国に滞在しているという情報をダムラダを通してヒナタに流しリムルを殺害することで魔国連邦を混乱に導こうとした。結果はリムルがヒナタからの攻撃から逃れリムルが単独でファルムス王国の軍団を殺し覚醒魔王へと進化させてしまった。これによってクレイマンの覚醒させることは失敗してしまう。

④魔王ミリムを支配し魔王カリオンを殺害。フレイを利用して支配の宝珠でミリムを支配しクレイマンの覚醒のためにカリオンが統べる獣王国ユーラザニアに攻撃するように命令する。しかし、ミリムが暴走し一週間の猶予を与えてしまいカリオンを始末することには成功したが肝心の魂を得ることはできずまたもや覚醒させることは失敗してしまう。

⑤魔王達の宴を開催し魔王ロイ•ヴァレンタインを神聖法皇国ルベリオスを留守にさせラプラスが神聖法皇国ルベリオスの内情を探るよう時間を稼ごうとした。しかし、この時クレイマンが勝手に自分の軍を動かしてユーラザニアの避難民を殺害し覚醒しようとしていた。結果はクレイマンの軍は壊滅、居城も奪われクレイマンはリムルによって殺されてしまう。侵入していたラプラスはヒナタが守護をしていた為内情を探ることができずその場を逃亡し途中でロイ•ヴァレンタインと遭遇しこちらも逃亡しようとしたがロイからクレイマンが死亡したことを告げられ侮辱されたことに怒りを覚えロイを殺害する。

⑥ロッゾ一族の首領であるグランベルと協力してヒナタとリムルを共倒れを狙いロッゾ一族との今後の交渉窓口を作ること。結果はどちらも死ぬことなく和解することになり魔国連邦と西方聖教会の力を削ぐことはあまりできなかったがロッゾ一族との窓口作りには成功した。

⑦マリアベルの殺害。マリアベルが所持していた七つの大罪系のユニークスキル『強欲者』によって今までの暗躍は全てマリアベルが自分を支配して行ったことだと供述しマリアベルに全責任を押し付けリムルの疑念を晴らすこと。結果は戦闘の際に支配から逃れ正気に戻ったように見せたことでリムルからの疑いが晴れその後にマリアベルを殺害しユニークスキル『強欲者』を獲得。またマリアベルの行動を読み解くことで七曜師の1人がグランベルでルミナスの正体こそが真の魔王だと確信することになる。

⑧勇者を手駒に加えようとした。ロッゾ一族と協力してリムルとレオンを敵対するよう仕向けグランベルが陽動としてヒナタと戦い中庸道化連のラプラスとフットマン、グランベルの使い魔マリアが最奥の間に侵入しこちらも同じく陽動としてルミナスを聖櫃から遠ざけ勇者を支配しようとした。結果は見事聖櫃を盗むことに成功するが支配する前に封印が解け勇者クロノアが暴走、ユウキ達はクロノアの暴走で場が混乱している最中にその場から離脱する。

⑨東の帝国で下克上。東の帝国の3つの軍団長の内の1つ混成軍団長に任命される。帝国が魔国連邦と戦争し戦力が減ったタイミングでその軍団を使ってクーデターを計画していた。結果は魔国連邦が圧勝し自分の部下であるダムラダが近藤中尉に支配されており自分達が帝国に利用されていたことに気づくが既に手遅れでカザリームやユウキは支配されクーデターは失敗に終わってしまう。

これらを裏の組織三巨頭を使って暗躍していたが実際の所は西側諸国の戦力削減と裏の世界にいる人達を集めて戦力増強や生贄のために東の帝国に利用されていたのである。元々そう決められた組織の総帥として活躍していたがそれでも短期間の中では中々の成果を出し他の人が真似できない行動をしている。そして書籍18巻では何とか支配から逃れることに成功するがフェリドウェイの奥の手の一つフットマンの中にいたジャヒルが目覚めることでユウキは瀕死の傷を負い時間を稼ぐことに徹する。ジャヒルの攻撃によってユウキ達が無事なのかどうかは書籍19巻で明らかになるだろう。

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