武尊vsレオナペタス戦を今になって分析してみた

画像1 2021年3月28日、延期に延期を重ねた武尊vsレオナペタス戦が満を辞し過ぎておこなわれました。今回はその試合の分析をしていきたいと思います。近頃社会で起きる物事はすぐさま消費され忘れ去れていきます。格闘技も例に漏れませんが、私は割とねっとりじっとり味合うタイプなので、そういった同じねっとりじっとりタイプの方に向けて書いてみます。
画像2 試合前のお互いの能力のレーダーチャートを見ていきましょう。あ、主観100%の自作レーダーチャートです。お互いの強みは共にパワーのあるパンチですが、トータル的に武尊選手の方が上回っています。パンチ、スタミナ、メンタルという3つの武器を持つ武尊選手vsパンチと強いメンタルで勝負するレオナペタス選手といったところでしょうか。
画像3 武尊選手は基本的な戦い方が決まっています。K-1の大看板として「KO」を自らに課しているため、ポイントを確実にとり判定で勝つという選択肢はなく、3分3ラウンドで確実に倒すためこういう戦い方になったと言っても過言ではないでしょう。
画像4 一方レオナペタス選手もシンプルな戦法で戦っています。最終的に自信のある右ストレートで相手を沈めるために、遠距離でコツコツ技を当てていき右ストレートを当てる機会を常に伺っています。
画像5 今回も左の前蹴りで相手との距離を作りたかったレオナ選手ですが、それを武尊選手に抱えられて流されてしまい、それを嫌がり自分の距離・ペースを作ることができず、武尊選手の距離・ペースを早い段階でとられてしまいKOされてしまいました。
画像6 また今回はカーフキックをもらい過ぎてしまったのも大きな敗因の一つでしょう。もらい過ぎてしまった理由として、レオナ選手の遠距離での技の1つ「左ジャブ」があります。普段から相手の右ローに合わせて左ジャブを当てるカウンターを使っているため、今回もその戦い方で良いと考えていたところを見事に突かれてしまった形でした。
画像7 ゴチャゴチャ言うとりますが、何にせよとても素晴らしい試合でした。ここ数年で間違いなく1番の試合です。武尊選手が背負う大きすぎるプレッシャーと、それを知りつつ全力で壊しにかかったレオナペタス選手。お互いの格闘技人生を全てベットし、全力でぶつかり合い、壮絶KOという幕切れ。…さぁ、そして全格闘技ファンが待ちに待った武尊vs那須川天心戦が6月にあると噂されています。一体どんな結末が待ち受けているのでしょうか?楽しみすぎて夜しか眠れません。うぅーてーんすいっ!

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