アガチャーはゴミオリカじゃない!
みなさんは《封魔霊騎アガチャー》をご存知だろうか。
DMPP-17「ライジング・アライズ -希望の王女-」に収録されたデュエプレ オリジナルカードであり、オリカとしては《クルメル》《ジョンタッチャブル》《ルドルフ》と同期。
この記事は、
「アガチャーが過小評価されすぎている」と感じたので「そんなことないぞ」という気持ちを伝えるために書いたものである。
そんなアガチャーの種族、能力、カラーについてそれぞれ見ていこう。
種族
・アーク・セラフィム
・グランド・デビル
・アンノイズ
他のオリカに引けを取らぬ3種族持ち。
なんといっても《トリファリオン》との相性は抜群だ。
【トリファリオン】デッキの性質上、展開力を高めるためにデッキの大半を5コスト以下の「セラフィム」「メカオー」「ドデビル」でバランスよく埋める必要がある。
そんな中、
・不足しがちな「ドデビル」を含む2種族持ち
・色基盤になる
・cipの出力が高め
なアガチャーは重宝される。
特に盤面が埋まりやすいこのデッキでは、cipで自分の盤面を空けられることが偉い。
さらに《マザー》《マーキュリー》《ネプチューン》《プルート》《ジュピター》全ての進化元となるので、味方マナ送りから生み出した1マナで進化GVなんて芸当も狙えたりする。
《トリファリオン》の相棒と言っても過言ではないだろう。
また、《ソルダリオス》を主体としたセラフィム単体デッキにも十分採用されうる。
【セラフィム】は基本的に白緑2色で構成されるが《ソルダリオス》がマナから文明問わずセラフィムを出せるため、黒を含んでいることはさほど気にならない。
能力
cipで2つのモードを持つ。
▶︎クリーチャー墓地回収
似た効果を持つクリーチャーは《ホネンビー》《モールス》《ガナルスクリーム》など。
墓地肥やしこそできないが、探索無しで進化、文明を問わず回収できるのはそれだけでありがたい。
▶︎相手選択のアンタップ獣マナ送り
《ラグマール》《堀師の銀》《ラグマトックス》と似た効果だが、アンタップマナを生み出せるのはアガチャーだけ。
単なる除去のみならず、ループデッキの盤面空けやマナ回復役として重宝する。
2つのモードとも腐りにくい能力であり実に優秀。
特に《ボアロアックス/パゴス》との相性が良く、《ラグマール》のように使い回しつつ、場合によって墓地回収に切り替えるなど柔軟に動ける。
・自身へのST付与
このカードがネタにされる最大の要因。
マナに3枚アンノウンがあるとSTになる。
もともとはネクラカラーの【アンノウン】デッキでの採用を想定して作られたオリカだったのだろうが、実際に主流となった【アンノウン】のカラーは青緑や白緑。
結局、環境でのアガチャーの活躍はあまり見られなかった。
そこで実際の使用感を確かめたいと思い、先日開催されていたLDで【ネクラアンノウン】を使ってみることにした。
10戦ほど戦ってみた結果、主にマナ埋め要員として大活躍し、たまにジェネリックラグマールとしての仕事もこなしてくれた。
なお、肝心のSTを発動する機会は一度もなかった。
【アンノウン】は他の種族デッキと違い、アンノウンを20枚、30枚も積む訳にはいかないのでST付与の使いづらさは認めざるを得ない。
そもそも大量ブーストから大型獣を叩きつけるこのデッキに、小回りを利かせてアドを稼ぐアガチャーは合っていないのかもしれない。
しかし、こんなにも優秀なcipを持っているにも関わらず、テキストの最後にちょろっと書いてあるおまけST付与の条件が厳しいだけでしょうもないカードとして扱われるのは、ちょっとアガチャーがかわいそうだ。
私はそう思い、この能力を最初から見なかったことにしてアガチャーに寄り添うことにした。
大丈夫だよ、最後のテキストは忘れよう。
君は場に出た時だけ頑張ればいいんだ。
ほら、トリファリオンが呼んでる。
カラー
24弾現在、ネクラカラーのカードは合計3種のみ。
能力の癖の強い《ヒャックメー》、ただのスレイヤーの《ファンク》と比べるとアガチャーが一番汎用性がある。ように見える。
色重視での採用をする最近のデッキでは【ドミティウス】が挙げられるか。
先述した【トリファリオン】と似て、3文明持ちで場に出しやすく、自分の盤面を空けられる札として役立つことがありそうだ。
カジュアルな視点では赤青のカードと組み合わせて《オボロ》《プラチナム》などとのコンボを狙うのもいいだろう。
総括
要するに伝えたかったことは
・種族、能力共に優秀で、それぞれアガチャーにしかできない役割がある
・ST付与はもうしょうがない、忘れてあげよう
アンノウンに囚われるな!アガチャー頑張れ!!!
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