ミスiDとmeme tokyo.とKOROMO

「負で終わらせない」この言葉は私の人生のテーマであり、ミスiDに参加する上でも1番大事にしていることだ。
そしてこの言葉に気付けたのもミスiDを見ているときだった。
ミスiDには様々な弱点や辛い過去を持ち合わせて生きている女の子が集まっている。そんな女の子たちの中で私が素敵だなと思った方々は皆ひとつの共通点があった。それは客観的に見てマイナスなステータスを着火剤や武器に変えているという点だった。まさに「負で完結させていない」だった。
私もそんな女の子の1人になりたいと、今までの苦しい過去を着火剤に変えて幸せになりたいと思いミスiDにエントリーした。

とはいうもののミスiDにエントリーした4月から日々世の中は暗くなっていく。snsにて毎日流れてくるアイドルの悲しいニュースやマイナスなツイート全て目を伏せたくなったし他人事では無いと思った。他人事じゃなかった。
大事な居場所、大切なものが簡単になくなってしまうという世の中に耐えられなくなった。負への報復運動のはずがどんどんと負に近づいている気がした。
「誰も傷つけないアイドル」というキャッチコピーをミスiDと共に世に出したにも関わらず故意ではなくともファンを悲しませてしまったのも辛かった。言葉を的確に使えず事実を伝えられない自分の力不足が憎かった。
より文字を書くことに長けた人間になりたく15年間苦手だった本を積極的に読むようになり素敵な言葉や世界観に出会うことが出来たりもした。

そしてミスiDにエントリーするにあたって何か一つ強みを持ってないと審査員の印象に残らないと思った。
そこで出したのが人生経験が豊富で物事を達観しているとよく言われることを活かした「最強中学生、人生三週目」というキャッチコピーだった。
褒めて頂けること、今までと味方を変えてくれることも多くあったが「将来どうするの」「そこまですごくないよ」などという傷つける声も多数ありやはり年齢とはデリケートなものなのだなと感じた。
そしていちばん悔しかったのが私が少しでも自分の思いを外に出した際はは「中学生だからね」と言われてしまうなど私にとってプラスとしか考えていなかった若年アピが仇になることもあったことだ。

そんなこんなで憔悴しきってミスiDを諦めかけている時もあったけど「上手く生きて欲しいけど上手く生きたらころじゃなくなるし、これも才能だとおもうよ」という母の言葉を聞いて絶対やりきると決めた。絶対負けん。

ミスiDを通して「最強中学生、人生三週目」
と名乗ったことが正しかったかは分からないけれどこのことを通して出会えた人、プラスもマイナスも含めてたくさんの経験ができた。結果、より最強中学生になってしまった。皮肉だ。

ミスiDはまだ直接会っての審査等は出来ていないが審査員の方々がそのような機会を設けられるよう日々試行錯誤してるようですし、表彰式も例年通り皆さんに会いに来て頂けるかは分からないけれどいつでも胸を張って人前に素敵な姿で立てるよう気は抜かずに今後もミスiD最後まで取り組みます。

そして2021年は自信を持ちたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?