スクールJCA所属発表の時の心情~僕らがTAPに入るまでのお話~

どうも、ドルフィンソングの佐野です！
今回は僕らがTAPに入るまでの話をしたいと思います！
まず改めて自己紹介しますと、
元々去年の4月までJCAという人力舎の養成所に通ってまして、
そこで相方のみきふとしと出会いました！
(その時から自分のアソコの大きさを自慢して
ました。)

なので、コンビ歴で言ったらまだ1年ぐらいです！
それで例年なら卒業ライブがあって、所属できるかどうかが決まるのですが、ちょうど初めての緊急事態宣言が出て卒業ライブ自体中止になってしまい、
養成所の授業も全て無くなって、人力舎の
マネージャー判断で所属が決まりました。
授業も卒業ライブもなくなるというメールが来てから一週間後に所属発表だったので、
その間は気が気でなかったです笑

初めての緊急事態宣言ともあり、
極力ネタ合わせも避けてほしいとのお達しも
あったので、その1週間は
ずっとマリオカートDSをやってました笑

おかげで苦手だったトリプルドリフトも
得意になりました！

相方のみきふとしとはずっとLINEで連絡を
してて、”僕らだったらいけるでしょ！！”
ってメッセージを1日１回、多い時は1日4回
送ってました。

そんぐらい不安でした笑

それで発表当日、16時にメールを送りますって
いうはずだったのに、
待てど暮らせどメールは来ませんでした。
それどころか16時40分ぐらいに動画が
送られてきて、
授業を担当してた講師が、
半泣きになりながら、

「所属できなかった方は残念です。
でも、お笑い続けてたらいい事はあるし、
報われる時がきます。」
ってメッセージを言ってて、

えっ、俺たち落とされたん！？
どういう所属の発表の仕方なん！？
人力舎ってだいぶ陰湿な嫌がらせをしてくる
じゃん！
と思いました笑

実際は所属者を決める会議が長引いて、
とりあえず養成所生全員にそういうメッセージを
送ってたらしいです！

でもその時はだいぶ焦りました！笑
相方のふとしも、
「最悪やん！！俺たち落とされたやん！」
って騙されてました笑

結局、17時30分に所属発表のメールが来ました。
ドキドキしながら内容を見ていく。。。
50音順の発表で、この年は40組中15組が
所属。。。
当時、ドルフィンワールドビューというコンビ名なので、名前があるとしたら中盤辺り。。。

ア行、、、、カ行、、、、サ行、、、、
そしてタ行、、、、

名前が無い！！！

嘘やん！！！
講師の方にも君らだったらワンチャンあるよ！
って言ってくれたし！
僕に関しては唯一の皆勤賞で、
みんながサボってたダンスとパントマイムにも
参加してたのに！！
なんならダンスの先生に、
「あなた最初は下手くそだったけど、
あっという間にダンス上手くなって、
先生嬉しい！」って半泣きされたぐらいなのに！！

後から話を聞いたんですけど、
大車輪(現時点で解散してるコンビ)か
ドルフィンワールドビューをとるかで悩まれてた
らしく、
所属出来なかったなかでも1番所属に
近かったらしいです。。。

その時は頭真っ白でした。
当時の養成所生全員がそうだと思いますが、
事務所に所属する事が全てだと考えてたので、
お先真っ暗でした。
とりあえずTwitterを見たら、相方のふとしが、

“お寿司食べます”とツイートしてて、
ビビりました。
おそらく彼も現実を受け止めきれず、
心の中では所属したと勘違いしたのでしょう。
だからお寿司を食べれるのだと。
そもそも彼は普段、”お寿司”とは言わず
“寿司”というはず。。。
ふとしも所属出来なかったことに関しては少なからず動揺してる。

一応、所属出来なかった者は、
養成所に集まって挨拶なども出来たが、
僕たちは尖ってるので、行かなかった。
(ちなみにほぼ全員行ってて僕たちとコイオドリだけが、行かなかったらしい笑)

そして次の日、今後のことについて話し合うため
いつもネタ合わせしてた日比谷公園で会うことに。
珍しく時間通りにふとしが到着し、
とりあえず喫煙所に向かうことにした。
そこでふとしが、
「まぁ、別に人力舎が全てじゃないし。
フリーでもお笑い出来るから、
とりあえず続けようや。」
と心強い言葉を言ってくれた。

だが、明らかにタバコを持つ手は震えており、
ライターを持つ手も震えていた。
火傷するのではないかと思うぐらい根本まで
吸っていて、いつもの3倍はタバコを吸っていた。

彼は強がってるのである。
本当は泣きたいはずなのに、その気持ちを
タバコに昇華した。
大事な話し合いの日なのに、
途中でタバコを買い足しにいった。
しかも日比谷公園は霞ヶ関にあって周りに裁判所
や税務署しかない。
コンビニまで往復20分かかる。
にも関わらず彼はタバコと彼が大好きな
コーンのパンを買っていた。

コーンのパンを貪り尽くす姿は情けなかったが、
漢の哀愁が滲み出てた。

実はこの日集まったのはもうひとつ理由があって、その日の朝、人力舎からこんなメールが
届いた。

「株式会社TAPがドルフィンワールドビューというコンビの存在を気にかけています。
興味があれば、担当マネージャーにご連絡ください。」

こっから、僕たちの芸人人生が始まったのである。
この続きはまた次回書くとして、
ここまでご覧いただきありがとうございます😊
ブラッ！