トラクターの買取業者が解説!トラクターを高額で売却する3つのコツ
今回はトラクターの買取業に携わる筆者が、トラクターを高額で売却する3つのコツや特徴、なぜ中古でも売れるのかについて解説しています。
使わなくなったトラクターや買い替えを考えているときに、いくらで売れるのか?本当に売れるのか気になりますよね。
そこで今回は買取業者を行っている筆者が、しっかりとトラクターを売却する際のコツを詳しく解説しているので売却する際の参考にしてください。
トラクターを売却する前に把握しておきたい3つのこと
トラクターを売りたい方が把握しておかなければならない3つのポイントは以下の通りです。
トラクターの状態
必要な書類はあるか
トラクターの年式
ここではそれぞれどうやって把握しておかなければならないのかを解説していくので見ていきましょう。
トラクターの状態は健全か?
まずトラクターを売却する前に状態の確認は必須なので、以下のポイントをチェックしましょう。
車体の傷やへこみ、錆など
オイル漏れが無いか
まずトラクターの車体にどの程度の傷やへこみ、錆などが無いかの確認をし、洗車をしておきましょう。
またオイル漏れはトラクターにとっては重大な問題ですが、これを売却前に修理してしまうと、修理費用と売却費用が相殺してしまうこともあります。
もしもオイル漏れを起こしている場合はそれを加味した上で複数の業者に依頼をかけて高い業者に売る方がおすすめです。
必要な書類は揃えられているか?
トラクターを買取業者に売却する際には手続きを代行してくれるので、身分証明書以外のものは用意する必要はありません。
しかしナンバープレートが付いている場合は売却が終わったあとに返還の届け出をしなければならないため、役所などに届け出を出す必要があります。
また車検証などに書かれている氏名や住所に相違がある場合は住民票などを取る必要があるので気をつけましょう。
製造年式をチェックする
製造年式とはそのトラクターが何年に販売されたのかを確認するもので、型式がわかればいつ販売されたものなのかを知ることができます。
トラクターには大抵金属のプレートかシールに形式が記載されているので、そこからネットで調べたり、メーカーに問い合わせれば年式を確認可能です。
新しい年式のものであれば高く売れる可能性もあるので、製造年式のチェックは欠かさず行いましょう。
購入時の付属品
購入時に付属品がある場合、手元にあるかどうかの確認もしておくといいでしょう。
またトラクターをもう使わない場合はアタッチメントの売却なども一緒にしておけば価格も上がることになるので一緒に売ってしまうことをおすすめします。
では次の見出しではトラクターを高額で売却できる特徴も解説しているのでご覧ください。
高額で売却できるトラクターの特徴は?
高額で売却できるトラクターの特徴は以下の4点です。
国産かどうか
稼働時間が少ないか
馬力が強いかどうか
モデルが希少性か
それぞれどれかの項目に一つでも当てはまれば高額買取が見込めるので、詳しく解説していきます。
国産トラクターであること
トラクターを売却する際に国産かどうかはとても重要なポイントです。
クボタやヤンマーなどの国産メーカーのトラクターは耐久性が高くパワフルなため、海外でも人気が高いので高値で売れる傾向にあります。
そこであなたが売却予定のトラクターが国産であれば高価買取のチャンスです。
稼働時間が少ないトラクター
稼働時間が少ないトラクターも高価で売却でき、300時間以内のものであればかなり高価で売れることがあります。
トラクターの稼働時間はアワーメーターを見ることで確認することができ、これまでエンジンが稼働していた時間が車の走行距離のように書かれているので、簡単にチェック可能です。
また1000時間以内であれば高値で買取されているので、売却する際にはチェックしておきましょう。
馬力の強い大型のトラクター
馬力が強い大型のトラクターは高値が付きます。
馬力は強ければ強いほどそれだけパワフルに作業することができ、それだけ効率良く作業を進めることが可能で、特に土地の広い北国や海外などではその傾向が大きいです。
そこで売却する際のトラクターが馬力の高い大潟のもの、特に25馬力以上であれば高価買取の可能性があります。
モデルの希少性
モデルの希少性も価格を決めるポイントで、古い年式のものでも人気のあるモデルがあります。
クボタやヤンマーでは80年代ぐらいの年式でも人気が高く、L1/X/A/GL/GT/KL/KTシリーズは高価で買い取られることがあるので、高価買取のチャンスです。
ここまではトラクターの高価買取のポイントを解説してきましたが、次の見出しでは売却する際のコツも解説しているので見ていきましょう!
トラクターを高値で売却するコツ
トラクターを高値で売却するコツは以下の5つです。
メンテナンスの履歴書を提出する
燃料を補充する
パーツやアタッチメントを保管しておく
きれいな状態にしておく
使わなくなったら早めに売却する
それぞれ簡単にできるものなので、詳しく解説していきます。
メンテナンスの履歴書を提出する
メンテナンスをいつ行ったのかを証明できる書類があれば、業者側は本格的にメンテナンスをしなくてもいい可能性があるので出しておきましょう。
しっかりと行われているということが分かれば、それだけ高価買取をしてもらえる可能性もあります。
燃料を補充する
燃料を補充しておくこともポイントで、動作確認のために動かすこともあるのでエンジンを補充しておくと印象もよくなります。
稼働するのであれば燃料の補強は忘れずに行っておくことがコツです。
パーツやアタッチメントを保管しておく
使わないパーツやアタッチメントを保管しておくこともコツの一つです。
購入時についていた備品や、後から購入したアタッチメントなども同時に売ることで査定額が上がるので、売却する際は残しておきましょう。
きれいな状態にしておく
売却時はトラクターをしっかりと綺麗な状態にしておくことがおすすめです。
買取業者に持って行った際にやはり泥だらけではイメージが悪く、価格を付けてあげようという気にはなりません。
そこでしっかりと清掃をしておくことが大切です、
使わなくなったら早めに売却する
使わなくなったら早めに売却することもポイントで、トラクターは次々新しい型が出てきます。
いつまでも倉庫などに眠らせていては価値が落ちていくので、使わないときは早めに売りましょう。
では次の見出しでは中古トラクターでも高く売れる理由についても解説していくので、何故高く売れるのかを知っていきましょう。
あきらめないで!古いトラクターでも高く売れる理由
古いトラクターでも高く売れる理由は3つの理由があり、中古でも需要があることが分かります。
小規模農家は中古トラクターを購入する
日本のトラクターは長い間使える
海外で再利用が可能
それぞれ詳しい理由をここで解説していくのでご覧ください。
【理由①】小規模農家は中古トラクターを購入する
小規模の農家は中古トラクターを買うことが多く、これから農業を始めようと思っている方や趣味程度にやっている方などが中古を求めます。
これは資金の少ない、もしくはかけたくない農家はわざわざ新品を買わずとも中古で済まそうと考えるので、中古を買おうと考えるからです。
だからこそ古くても状態さえ良ければ売れるので、中古でも業者は買い取ります。
【理由②】日本のトラクターは長い間使える
日本のトラクターは耐久性に優れており、壊れにくいことが魅力です。
そのため海外でも需要が高く、特に発展途上国のようなお金の無い農家が多い国では中古トラクターを欲しがる方は多くなっています。
故障の少ない日本のトラクターは国内以外でも海外で需要が高いです。
【理由③】海外で再利用が可能
買い取り業者の中には海外へ向けて中古トラクターを輸出している所もあり、中古トラクターは海外需要が高いです。
日本では人気のない古いトラクターでも海外では再利用されることがあり、実際に80年代90年代のトラクターが海外では使われています。
だからこそ海外でも人気があるのが日本製の中古トラクターです。
トラクターの売却についてまとめ
今回はトラクターを高額で売却するためのコツや、売却する際に気を付けたいポイントなどを解説してきました。
中古トラクターは国内だけでなく海外でも需要がありますし、倉庫で使わないまま眠らせておくことは非常にもったいないです。
だからこそ、これを機会に保有しているトラクターをしっかりと売れる状態にして売却してみることをおすすめします!
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