有馬記念

書きたいことも多いので有馬記念について。

ジャスティンパレス

イクイノックスが抜けたので間違いなく現役No.1です。
能力は適正を凌駕する。

能力…★★★★★
コース…★★★★☆
距離…★★★★★
調教…★★★★☆

スターズオンアース

直線の長いコースでこそ、とは言われるものの
ヴィクトリアマイルを使ったことで出脚がつくようになってポジションを取れるようになった馬だと思う。
しかし、いくらルメールが乗るとは言えやはりワンペースというか道中で仕掛けていくのに向いている馬とは思えない。
使ったレースのコース形態の問題もあるだろうけど出遅れ等で後方スタートになればそのまま直線勝負になってしまうと思うからそれが果たして中山の直線で対応できるかというところ。
だけれども持っている脚はやはり一線級なので何とかしてしまうのもスターズオンアースなのかな。

能力…★★★★★
コース…★★★☆☆
距離…★★★★☆
調教…★★★★☆

スルーセブンシーズ

完全に馬が覚醒。
中山牝馬Sの勝ちっぷりはすごいものだったけど、メンバーレベルが懐疑的でいくら調教がいいとは言えここでは足りないだろうと思ってた宝塚記念では先着されてド肝を抜かれた。
宝塚記念の回顧として、大外を回したイクイノックスとジャスティンパレス、前壁で届かなかったスルーセブンシーズの3頭は着差以上に評価出来るものと感じる。
レースとして先行意識が強く、流れやすくなった為後ろに展開が向いたと言われがちだが、TBは内前有利。
散々後ろにいたから展開利を受けただけ、という評価は不当で、この3頭はきちんと評価を受けるべき、という観点からこの馬はかなり評価したい。
有馬記念、勝ちやすいのは捲りの一手。
中山牝馬Sのような競馬をしてくるであろうし、晩年覚醒の姿はリスグラシューと重なる。
グランプリ男池添、ドリームジャーニー産駒の中山、2500mと買い要素が多すぎてむしろ罠なのではないかと疑うくらい。
だがこんな罠なら取りに行って引っかかった方がマシだな。
ジャスティンパレス最大のライバルだと思っています。

能力…★★★★☆
コース…★★★★★
距離…★★★★☆
調教…★★★★★

ドウデュース

もう3歳の頃のような決め手は無い。
皐月賞、ダービーと瞬発力はクラシック世代では随一だし、事実それでイクイノックスを凌いでダービー馬になっている。
昨秋の凱旋門挑戦や今年の夏の怪我等もあり順調にレースを使えずに他馬の成長を見た形になるが、かつてのように同じポジションから末脚比べをするような馬ではなくなっていると感じる。
京都記念も宝塚記念と比較して時計が〜とか言われているけれど、実際な話普通にメンバーレベルは低いが、このレースのドウデュースのパフォーマンスはそこの比較を抜きにしても高いものはあったと思う。
これが現状のドウデュースが成し得るベストレースの形か。
直線でよーいドンよりも小回りで捲る有馬記念王道の形。
戸崎だったらワンペースで同じポジションから前で競馬するか、後ろで競馬するかだろうけど武豊は捲りの選択肢を間違いなく取れる騎手。
頑丈頑丈だと言われる割に長期離脱が多いから秋古馬3戦目が叩き3戦目になるのかも分からないし、この馬体で2500向くと思えない点はあるけれど、京都記念のパフォーマンス考えたらああいう競馬をされるとちょっと嫌だなという感じ。

能力…★★★★☆
コース…★★★★☆
距離…★★★☆☆
調教…★★★★★

タイトルホルダー

状態は上がっているらしいね。
中山2500mというコース形態についてなんだけれど、向いてないのかなって思う。
ここまで
21有馬記念 5着
22日経賞 1着
22有馬記念 9着
23 日経賞 1着
だけれど、良いパフォーマンスだったのは23年日経賞のみ。これも特殊な馬場状況。
後述するソールオリエンスと一緒で雨で荒れた中山と冬の使われて荒れた中山はまた別だと思うので、この馬場が冬の有馬に直結するかというとしないと思う。
言い訳をするならば、21年有馬はピンク枠22年日経賞と有馬は状態不安とも言われているけれど、実際23年の春天も筋肉痛と言い張って競走中止したり、何かと状態不安を口にすることが多すぎて実際問題目に見える怪我じゃない訳だからどこまで信用したらいいのかも分からないし、理由付けとして言っているだけなのか、そうじゃなくてもコンディション調整が難しい馬なのかってケチがつく負け方が多いように思う。
今年の2戦はオールカマーは休養明けの叩きだからこんなもん、ジャパンカップは陣営の自信の無さもあったけれど次を見据えて=ラストランの有馬記念に向けて来たのは間違いないと思う。
という意味では状態が上向いているのは信用に値するが、良い時のタイトルホルダーって後ろに脚を使わせるのが上手い。
それこそ、22年の宝塚記念がベストレースだけれども逃げてよーいドンに持ち込ませずの形。
ジャパンカップは勝ち馬、パンサラッサを除いてもスローの直線勝負で前が残りやすい形だったのにも関わらず脚比べになってしまいリバティ、スターズ、ドウに置いていかれた形。
秋天のパレスとプログノーシスが着狙いの競馬だと言われて評価されないのならば、このJCも評価に値しない5着だと思う。
そして状態が上がっていてもこういう競馬しか出来ない道中のペースメイクしか出来ないような馬に変わってしまっていたら、抑える必要もないかな。

能力…★★★☆☆
コース…★★★☆☆
距離…★★★★★
調教…★★★★☆

3歳馬

タスティエーラ

この馬は唯一タイトルホルダーを捕える中で持続力型の馬のように思える。
皐月賞の競馬が評価できるものだし、実質皐月賞馬がこちらというイメージ。
特殊なTBでない限りはソールオリエンスとの格付けも済んでいると感じる。
中山2500も向きそう、だがやはり世代レベル。
菊花賞は距離適正と好騎乗がハマった所はあったと思うが、ドゥレッツァ以外の馬はやはり…という印象。
チャレンジCでべラジオオペラがボッケリーニと僅差、古馬G1で戦える力があるのかと言われると懐疑的。
斤量有利なので、この馬は一角に来れるとは思うが。

能力…★★★☆☆
コース…★★★★☆
距離…★★★★☆
調教…★★★★☆

ソールオリエンス

世代レベル云々に関しては前述なので割愛。
この馬はコーナリングの不器用さがやはり目立つ。
皐月賞の勝ちっぷりは怪物を予感させたが、ダービーで差し切れない、菊花賞で後方待機で3着がやっとな様子を見るに距離が2000ジャストなのでは無いか。
また、セントライト記念も4角の不利があったとはいえなくてもレーベンスティールに完敗している着差。
道悪向きだから冬の中山は合うのかと言われたら合いそうだけどあのコーナリングじゃ左回りの方が良さそうだし、川田の長距離云々とかじゃなくて下手にポジション取りに行ってガス欠起こしそうな気がする。
後方一気じゃ届かないし、捲ってこれる器用さも無い。
現時点では評価がしづらい。
晩成と言われながらも春からの成長があまり見られないように思える。成長曲線がまだまだ先なのかな。

能力…★★★☆☆
コース…★★★☆☆
距離…★★☆☆☆
調教…★★★★☆

ハーパー
安定感は素晴らしいし、斤量は4kg貰えるのは大きいがこれといった武器がないので牝馬限定戦でしか通用しないイメージ。
能…★★ コ…★★★ 距…★★★ 調…★★★

シャフリヤール
頓挫があったので買い辛い。
馬は枯れてないと思うし、コースを選べばまだまだやれると思う。
中山2500でわざわざ買えるかというと。
能…★★★ コ…★★ 距…★★★★ 調…ー

ライラック
成長著しく、関西輸送苦手だったのを克服したりと精神面でも成長している印象。
末脚も魅力で展開考えれば前走は着順以上の評価しても良い。しかし、ここでは足りない。
能…★★ コ…★★★ 距…★★★★ 調…★★★★

プラダリア
叩き良化型。鞍上で穴人気しそう。
能…★★ コ…★★ 距…★★★★ 調…★★★

ディープボンド
前走の負けはキレ負け+ポジション取りで敗れた故の敗戦。
マーカンドへの乗り代わりは追えるのでプラスだと思うが同じ持続力先行型の馬ならタスティエーラに勝ってるところはスタミナくらいで。
能…★ コ…★★★★ 距…★★★★ 調…★★

ヒートオンビート
キンカメって確か中山苦手だよね。
能…★ コ…★★★ 距…★★★ 調…★★

ホウオウエミーズ
前走は馬券をくれてありがとう
力は足りないけど、捲れるので意外と着順残すかも。悔いのないラストランにしてください。
能…★ コ…★★★★ 距…★★ 調…★★

ウインマリリン
もっと早く使って欲しかったね。
能…★ コ…★★★★ 距…★★★ 調…★★★

アイアンバローズ
大逃げしてジャスティンパレスの為に頑張ってください()
前走の勝ちっぷりは見てて気持ち良い。
スタミナはあるので何か凄いことやれば。
能…★ コ…★★★ 距…★★★★ 調…★★

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