お母さん食堂に並ぶ
病院の待ち時間が長い。予約してるのに平気で待ちまくっている。
多分まだ呼ばれないので隣のファミリーマートに行こ。
ファミリーマートといえば、ファミマプライベートブランドのお母さん食堂だ。
「料理するのは女性だけの役割ではない!!」との意見で炎上騒ぎになり、改名するとかなんとか。
昔ファミリーマートでバイトしてたけど、当時はまだお母さんは高校生の息子2人を育てるのに大変で、食堂はやってなかった。二人の子が独立したのをきっかけに食堂を開くに至ったわけだ。あ、もちろん子育ては女性だけの役割ではありませんよ。(セーフ)
それでお昼時、このファミマには多くの人がいた。
お母さん食堂の棚の前には人集りができていて、僕は文字通りお母さん食堂に並ぶことになった。(別に買うつもりはないのだけど)
お母さん食堂シリーズのラインナップを眺めていると面白い。
お母さん食堂 ハムマカロニサラダ
わかる
お母さん食堂 筑前煮
わかる
お母さん食堂 ルーロー飯
あ、異国のお母さんだ
お母さん食堂 3種のチーズ入りおつまみかまぼこ
わからない
少なくともうちのお母さんは3種のチーズ入りおつまみかまぼこを作ってはくれなかった。
僕は水産の盛んな地方の出身なので、もはやうちで作らなかったら全国のお母さんたちも作らないのではないだろうか。
3種のチーズ入りおつまみかまぼこを作るお母さんは3種のチーズ入りおつまみかまぼこ専門学校卒で3種のチーズ入りおつまみかまぼこ工場で勤務した人しかいない。
つまり、世界にはいろんなところで働いて頑張っているお母さんがいるということ。
お母さん食堂のラインナップ幅の広さが、女性の社会進出のシンボルなのだ。
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