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恐怖!人を踊らすスズメバチ怪人!

少し遠くのあんまり行ったことのない場所での仕事が決まって、終わったらそのままそのあたりで遊ぼうと計画した。

リゾートホテルがあるので温泉だけ浸かって、クソみたいな仕事の格好をさっさと着替えて身も心も服もプライベートで遊ぶ計画だ。メリハリのメリびいき人間です。こんにちは。

夏が終わるなあと気づいたのは数日前のことで、夏はあまり好きじゃないのでまぁどうでもいいっちゃどうでもいいのだけど、今シーズンまだ一回も着てない服を着ねば!!と着替えの服を用意した。ごめんね、お前出番が遅くなって。好きなのよ。お前のこと。

おとぼけくんみたいな浮かれたシャツ
おとぼけくん(拾い画スマソ)

えっちょっと待って、おとぼけくん九州だけ!?
逆にアイス何食うの?
ブラックモンブランとミルクックもないんでしょ?それ日本?


仕事が予想より早く終わったので早速温泉に向かう。
さすが平日ど真ん中の夕方。人はほとんどいない。

ぶへえあ
最高だぜ…

露天風呂へと向かう。
看板には

『葉っぱさんや虫さんも温泉が大好きなので、入ってきたらやさしくかえしてあげてね』

と温泉フォントで書かれている。
まぁねー。大好きだよねー。わかったよー。
(おいそこのアリ、お前も温泉好きなんだろ?もっと浸かっていけよなぁ!おい!?ブクブクブクブクブクーッ!!)みたいなことを考えていたので看板に注意されててよかった。過ちおかすとこでした。

温泉にきたものの僕はあんまり得意ではなく、半身浴が限界で、肩まで浸かるのはせいぜい1分が限界の体質であるため、露天半身浴でせめて長く楽しもうと貧乏根性を出している。
むしろ温泉にきたのに半身しか浸かれないのって損してるのかな。

ふぃーーー。
次のnoteのアイデアでも考えっか。
ショワショワショワシィャワ…
あっ、秋寄りのセミが鳴いてら!
ショワショワショワシィャワ…
お前なんてセミか知らんけど、セミm7(セミマイナーセブンス)て感じだな。
セミm7さんは温泉好きじゃねえのかな。
もしスズメバチさんとか来たらウケるな。無防備すぎる。逃げ場がねえ。温泉の中に潜ってやり過ごすしかあるまいな。ははは。

ブーン

ははは…

ブーン

スズメバチさんだー!!

こっち来るなよ…来るなよ…

ブーン

ひぃっ!!
ザブッ!!
ブクブクブクブクブクーッ


プハァ!!

まだ気づいてない…?

ブーン!

ひぃっ!!
ザブッ!!
ブクブクブクブクブクーッ


プハァ!!

ブーン!
ひいっ!!
ブクブクブクブクブクーッ

ブーン!
ひぃっ!!
ブクブクブクブクブクーッ



まるで操る系の能力の敵に攻撃されているかのように、一人で温泉に何度も何度も潜り続けている。

ゲホゲホ…
もうやだ…こわい…死んじゃう…

ショワショワショワシィャワ(m7)

ひぃーーっ!!
ブクブクブクブクブク…


もう露天風呂はこりごりだよ…トホホ…

露天風呂をあとにした。
すれ違いで露天風呂に向かう人に
「スズメバチいるっすよ」
と教えてあげた。
「お湯の中に逃げるしかないねーははは」

笑い事じゃねえよ。

まあいっか。

そういえばだいぶ肩(頭頂部)まで浸かったな。

元取った。

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