6/1🐎東京5R〜芝1600m新馬戦〜🐎　中間追切から良さそうな注目馬を紹介（血統背景なども確認）

◆ウィンターベル

父:バゴ
母父:ディープインパクト
母:ノチェブランカ（芝2000m以上で3勝）

叔父にグレートマジシャンがいる血統。ダービー4着、毎日杯2着と世代で力を見ていたが早くに引退。叔父叔母の殆どは芝の2.3勝クラスまで勝ち上がっており、フォイヤーヴェルクは障害未勝利戦から3連勝重賞勝利している。非根幹距離を勝っている馬が多く、1600〜2400までという印象。長い距離も走れている事からスタミナが豊富。
　バゴ産駒はブラッシングルーム系でブラッシングルーム自体はマイラーのスピードタイプだったが、その産駒は母系のスタミナを伝える事でステイヤーが数多く存在する。バゴの父ナシュワンも英ダービーを勝ったステイヤーで、日本でブラッシングルーム系で大成したので有名なのはサクラローレル。バゴ産駒の日本での成績を見ると、小回り・右回り・2000mでの成績が良く、マイルも走る馬も出ている。
　バゴ産駒の母父ディープインパクトにはステラヴェローチェがいて、ステラヴェローチェも阪神1600で新馬勝ちをしている。次の日の安田記念でステラヴェローチェが出走するので、この舞台を狙ったかのよう。1600mも問題なくこなせそうだが、左回りの1600m東京というのは少しイメージからは外れる印象。もう少し長いところをゆくゆくは走らせる予定か。

厩舎:木村哲也
馬主:吉田勝己
生産者:ノーザンファーム

＜追切評価＞
水曜にCW、土曜に軽めCW、日曜に強め坂路の負荷でローテーション。木村厩舎の特徴。5/2から乗り込んで、坂路で好時計をマークした。体の使い方はまだまだで後ろと前のリズムが崩れバタバタするところがあった。しっかり時計は出ているし乗り込み量は悪くない。

・1週前
日:53.4-38.7-12.9-12.0
水:83.3-68.6-53.1-38.3-24.2-11.5
・2週前（動画あり）
日:56.0-40.5-26.1-12.8
水:82.9-69.1-54.5-39.7-26.0-12.8
・3週前（動画あり）
日:56.5-41.0-26.4-12.7
水:86.1-70.2-54.9-40.3-26.1-12.7

◆デバッグ

父:ダイワメジャー
母父:Blame（ロベルト系）
母:ミスエリカ

この牝系はあまり走っている馬は輩出できていなかったが、半姉のクリスマスパレードは今年2月に水仙賞を勝ちフローラSで4着と成長中。ロベルトのスタミナとキタサンブラックのしぶとさを併せ持ち好位から粘り込む競馬で好走している。ロベルトの優秀なスタミナを伝えれているようだ。
　父ダイワメジャーで母父ロベルト系の重賞馬は調べた限りでは見つからずで、ダイワメジャーは主張の激しい血統のためどういった形で出ているのか楽しみ。クリスマスパレードはキタサンブラックっぽさを見せるので、デバッグもダイワメジャーらしさを出せていれば良さが出るかも。スタミナがプラスされていれば短い距離が合う馬の多いダイワメジャーも今回の1600東京も舞台的には合っている感じがする。

厩舎:栗田徹
馬主:山口功一郎
生産者:ノーザンファーム

＜追切評価＞
基本的な調教過程。坂路で本数を重ねて水曜にCWの追い切って、日曜に少し気持ち速めの坂路を入れる。5/5から乗り込んで順調に良い過程を経ている。3頭併せ馬で馬也で軽く気合い付けてからの反応も良く好時計をマークしている。これはかなり仕上がりが良さそうで最終追切を残してる段階でこの出来はお姉さん2人を追えるかもしれない。

・1週前（動画あり）
84.4-66.5-51.6-36.5-23.1-11.3
・2週前（動画あり）
87.5-68.1-52.6-38.0-24.5-12.0
・3週前
87.1-69.4-54.3-39.0-24.7-11.9

◆キッズウルマ

父:レイデオロ
母父:ゼンノロブロイ
母:アンチャン

叔父にアスクコンナモンダいる牝系。兄弟は中央では未勝利。

厩舎:牧光ニ
馬主:瀬谷隆雄
生産者:チャンピオンズファーム

＜追切評価＞
　2歳馬にしては破格の好時計。映像もなく1本だけなので、暴走してしまった可能性もあるが加速ラップで締めくくっていて注目。パワー型でダートの方が向くという可能性も。

・1週前
81.8-64.5-50.0-36.3-23.2-11.4

◆テイオームサシ

父:ナダル
母父:トウカイテイオー
母:トウカイライフ
　半兄にレーベンスティールがいる血統。ディープ、サンデーサイレンスが入らない形になるので、スタミナパワー型にはなりそう。

厩舎:斉藤誠
馬主:木村美恵子
生産者:広富牧場

＜追切評価＞
好時計というのはあまりないが
1週前は終い11.6
2週前は終い11.5
と終い重点という内容。
坂路でも徐々に負荷がかかってきていて、
日曜日も4Fの60秒を切るようになってきている。
最終追切を経てどこまで仕上がっているか。

このレースは以上の4頭を注目してみたいと思っています。
特に勝負度合いが高そうなのはデバッグ！
今年の新馬戦もとても楽しみです！