相馬眼japan推薦コラム

ジャパンカップ考察 

はじめまして、てつ(@keibanotameno)と申します。

普段はTwitterとnoteにて予想や競馬コラムを書いておりますが、今回は相馬眼japanさんにお声をかけていただき、僭越ながらstardust keibaさんにて記事を書かせて頂きます。

今回のテーマは今週末に控えたジャパンカップについて。

既にジャパンカップのレース自体の考察は自身のnoteにてまとめており、また、多くの方も予想記事は書かれるので、変わった視点、ファミリーナンバーを用いて、考察してみたいと思います。

あまり知られてない理論でまだ一度も話したことのないので、この話をするか悩みましたがstardust keibaさんの読者のために少しだけ…

簡単に言うと、ファミリーナンバーとは牝馬について過去の牝系まで辿ってナンバリングしたものです。

オーストラリア人の血統に詳しい方(おそらくブルース・ロウさん)がイギリスのダービー、オークス等の勝馬を輩出する牝馬をナンバリングし、今は1〜70くらいまであります。詳しく知りたい方はwikipedia等を見てみてください。

では、過去5年の1-3着馬のファミリーナンバーを見てみます。

名前の後ろに記載のある数字とアルファベットがファミリーナンバーです。

2015

ショウナンパンドラ 1-t

ラストインパクト 13-a

ラブリーデイ 19

2014

エピファネイア 16-a

ジャスタウェイ 2-n

スピルバーグ 17-b

2013

ジェンティルドンナ 16-f

デニムアンドルビー 9-f

トーセンジョーダン 9-a

2012

ジェンティルドンナ 16-f

オルフェーヴル 8-c

ルーラーシップ 8-f

2011

ブエナビスタ 16-c

トーセンジョーダン 9-a

ジャガーメイル 1-w

大きな特徴となる傾向は異なりますが、複数あるファミリーナンバーは1,8,9,16の4つ。

4つについて、特徴を軽くまとめます。

1号

No.1ということもあり、多くの英国ダービー馬やオークス馬を輩出している優秀なファミリーナンバー。

欧州競馬、特に凱旋門賞などを思い返すと、重い芝に起伏の激しいコースを想像出来るように、タフで持久力があり、底力に溢れる馬が多く輩出します。ジャガーメイル(14番人気3着)のように人気薄でも激走する可能性は高いので要注目ナンバーです。

8号

皐月賞馬やダービー馬を輩出しているナンバーで、ヴィクトワールピサやオルフェーヴル、エイシンフラッシュ等が該当します。上記の馬から特徴は明白で軽い芝の平坦コースを得意とし、高速馬場でのキレる脚が特徴。また、活躍は牝馬より牡馬が多いです。当日の馬場に影響するナンバーかもしれないです。

9号

目立った特徴はないものの、重賞ウィナーを多く輩出するナンバー。芝、ダートともに短距離〜中距離とそつなくこなす印象で、バランスが取れた牝馬が多く、父の特徴を素直に子に引き継ぐイメージが強いです。種牡馬がジャパンカップ勝ち馬の時は注目してみてください。

16号

ゴールドシップやエピファネイアと言えば、特徴が分かりやすいでしょうか。

大舞台に強い一方でズブく距離が伸びても地力で対応できるが、ドスローのギアチェンジ瞬発力勝負になるとキレ負けする印象が強いです。

開催も最終週で時計のかかる馬場であれば一発を期待できるかもしれないです。

以上、ファミリーナンバーからジャパンカップ好走馬の特徴をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

血統と言うと種牡馬で見ることが多いですが、牝馬からも特徴はあるので、気になる方は色々調べてみてください。

netkeibaやJBISからファミリーナンバーは調べることができます。

少しでも皆さんの予想に貢献出来ますと幸いです。

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このコラムを頂いた時点で私はファミリーナンバーというものを存じ上げませんでした。調べてみると馬体とも関係があるのではないかと思うように。そして穴馬ということで焦点になると言うと私は1号だと思います。その他の馬は前後での成績が良かった充実期または実力で馬券になっている印象があります。

そして16号牝馬(ブエナビスタ、ジェンティルドンナなど...今回で言うとルージュバック)は置いておいて16号牡馬・1号の特徴が非常に似ていることに注目すると、

☆重厚さ(欧州血統など)

☆タフ(底力やスタミナの裏付け)

があることが分かるのです。

ここから専門分野?である馬体に展開すると、筋肉量が多くバテにくい馬が上記の特徴を持っていることが多い。私がまず想起したのは2頭。

・ディーマジェスティ

・ゴールドアクター

ディーマジェスティは4号/ゴールドアクターは1号でした。

なるほど、だからゴールドアクターの背景には重厚さやタフさがあるのかと感心しました。

私は血統予想家ではありませんし、分析してジャパンカップで活きる血統予想は出来ませんが、馬体ではまだまだ診断しきれない部分を血で証明してくれた気がしました。

てつ さんのnoteは非常に情報量たっぷりで勉強になります。図などを用いて分かりやすい点も見習わなければなりませんね。

→ https://note.mu/tetsukeiba/n/n7ff5f4b5ca09 …

相馬眼japan記

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